【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/03/20≫

25周年第一弾シングル。現在開催中のツアーで初解禁となった楽曲だ。徐々に壮大になっていくサウンドと共に昭仁さんの力強く気持ちがいい歌声が心の奥底まで染みわたっていく。ファンタジー小説を読んでいるような歌詞はまさにポルノグラフィティならではといってもいいだろう。聞けば聞くほど曲の世界観が脳内で浮かんでくる。また新たなポルノの名曲がこの世に誕生した。

映画『四月になれば彼女は』の主題歌。藤井風が「人生で初めてラブソングというものを書いてみようと意気込んでいました。しかし出来上がったものはこれまでずっと表現していたものの延長線上にありました」とコメントを残している楽曲。鍵盤のきれいな音色と彼の繊細で優しい歌声が心にスーッと入り込んでいく。２番になるとビートが追加されて、曲は後半になるにつれて壮大になっていく。やさしく人生を考えさせてくれる藤井風ならではのラブソングに仕上がっている。

映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の主題歌。この映画に声優として出演をしている幾田りらとanoがコラボソングをそれぞれリリース。こちらの楽曲は、幾田りらが作詞作曲を手掛けている。幾田りらの透き通るような歌声が際立つ１曲に仕上がっており、途中からポップで楽しい曲調に変化するのも面白い。映画で見るとまた曲の見え方も大きく変わることだろう。

欧米ではTGIFと記して「今日は金曜日で、神に感謝します」や「今日は金曜日で良かった！」などで使われることが多い「Thank God It’s Friday」からつけられたタイトル。仕事や学校が終わって楽しい気持ちになる金曜日の気持ちを華やかなメロディとかっこいいダンスで表現した楽曲となっている。Travis Japanの音楽は毎回心も体も踊りだしたくなる。

アルバム「ETERNAL」の収録曲。『水曜日のダウンタウン』で、「清春の新曲、歌詞をすべて書き起こせるまで脱出できない生活」で使われた楽曲。番組を楽しみながら、１時間で何度もリピートされるこの楽曲が気づけば癖になってきてた。そして、改めて思い知らせれる清春の歌声のかっこよさ。これを機会にこれまでの代表曲も聞いたが改めて好きになった。今回のアルバムも聞いてみようと思う。

アニメ「SAND LAND: THE SERIES」OP。ドラムのリズムから始まるイントロ。ラップと心を高まらせるメロディ。アニメの世界観を感じられるカルフォルニアの表現した楽曲となっている。現在、注目度がどんどん上がってきている彼らの代表曲となる楽曲かもしれない。

東京都町田市出身のメンバーによって2020年に結成。この楽曲は、「決意」をテーマに制作されている。重厚感がありソウルフルなサウンドとハイトーンの歌声。彼らの今後の決意か込められたロックアンセムと言えるだろう。

神戸出身シンガーソングライター。どこか懐かしさのあるポップなメロディとさわやかで力強い彼の歌声。さわやかな風が吹いているようなフレッシュな楽曲に仕上がっている。４月から新生活を迎える人たちにも聞いてほしい応援ソングだ。

山形発のほぼガールズバンド。ポップでキャッチーなイントロで心が踊りだす。かわいらしさもありながら、ロッカーを感じられるかっこいい歌声。青春感のあるメロディと歌詞。間奏の電子音が楽曲に彩を加えてくれる。今回初めて知ったバンドだがこれからも注目していきたい。

京都、大阪に生息中のオルタナティブロックバンド。ギターのサウンドと共に儚い歌声からスタート。そのまま進んでいくかと思えば、バンドサウンドが壮大になっていく。まるで小説を読んでいるかのような歌詞からは、学校生活や会社での人間関係のしんどさやいじめへの訴えが伝わってくる。心の感情が溢れ出すときの気持ちを表面張力に例えた歌詞は秀逸で、エモーショナルなバンドサウンドと共に心の中へと入り込んでいく。