メジャー、インディーズ問わず様々なアーティストがライブを行うライブハウス梅田Shangri-La。2005年にオープンした梅田Shangri-Laは、数多くのアーティストのライブを彩ってきた。多くのアーティストの目標の舞台ともなるこの場所でワンマンライブを開催したのは、力強くも繊細なギターロックバンドLala。
ポップなSEと共に観客の手拍子が会場内に響き渡っていく。そんな中バンドメンバーが登場。3人は観客たちに綺麗なお辞儀をしてライブの準備を始めていく。
ドラムのリズムが際立つイントロで「君を泣かせたい」からライブがスタート。Gt.TAKETOは、笑顔でメロディを奏でる。Vo.Gt.ayahoは、会場の観客一人一人の顔を見ながら楽しそうに歌い上げていく。キャッチーでポップなサウンドに、会場の手拍子が彩りを与えて、1曲目から空気感を作り上げていく。
「よろしくお願いします!」そんなayahoの声に声援で応える観客達。Dr.YUMEKAは煽るようにスティックを大きく鳴らし、ドラムを叩いていく。そんな彼女にスポットライトがあてられる。メンバー一人一人がスポットライトをあびながら見せ場をつくり「崖っぷちガール」が披露された。続いて暗闇から色鮮やかな照明に彩られながらスタートしたのは、「DATE」。【見えても見えないぜ】そんなフレーズに合わせて観客たちを観察しようとする手振りをみせるayaho。サビでは、観客たちが大きく拳を上げて盛り上がる。
「こんなにたくさんの方が来てくれて嬉しいです!来年分のパワーを届けられるように頑張りたいと思います!」今日来てくれた人々に感謝を伝えると、ギターの音色が心を奪うように「余計なお世話」を披露する。サビでは雰囲気を変えてポップなサウンドに観客たちは各々自由に体を揺らしていき、ayahoの伸びのある歌声が心をどんどん魅了していった。1曲の中で進化し続けるサウンド展開はLalaの持ち味ともいえるだろう。
ドラムのリズムに合わせて、会場は手拍子。「みなさん、まだまだいけますか!」と「最低限君がいなくても」がスタート。キュートな彼女の歌声と。Gt.TAKETO、Dr.YUMEKAの二人が笑顔で演奏している姿から3人が本気でライブを楽しんでいる様子が伝わってきた。
「ありがとうございます!こんな感じで楽しい曲をやっていますが、楽しんでくれてますか?私達、ポップな楽曲が多いんですが、今回バラードを書いてきました。好きだったひとの香りや声や感触。忘れられない五感をこの曲に込めました。あたしだけ。」力強いドラムのリズムから始まり、エモーショナルなギターのサウンドと共に彼女の歌声が心の中にスーッと入り込んでいく。感情を込めて歌い上げる姿は、より一層五感に訴えてくれる。忘れられない気持ちの心の表情を表すかのようにギターソロを引き上げていく。これまでの楽曲達とはまた違う表情を見せてくれた。
「改めまして、Lalaです!今回ライブに来たのは初めての方はいますか?」というayahoからの問いかけに、多くの人が手を上げていた。福岡や海を越えて香港からライブに来てくれた方もいた。この日の為にSNSをがんばった彼女たちのがんばりが実った瞬間だったことだろう。「遠くからも来てくれて嬉しいです。ワンマンライブをやるということでいろいろと準備をしてきました。バンドとしては5年が経ちましたが結成当初からいるのは、気づけば私だけになっていました。これまで頑張ってきてよかったです。」今回、新体制という形でバンドメンバーのみの3人体制で新たにスタッフの方も迎えて今日という1日に挑んだLala。今回のタイトル「メイクオーバー!」の意味は変身。これまでとは違う新しいLalaの姿を見てもらうという意味が込められていた。
MVも公開されている「別れのキスで」を披露。イントロと共に会場からは手拍子が起こり始める。サビの「ヘイユー」のフレーズは観客たちが一緒に歌い会場は一体となっていく。ayahoとTAKETOが顔を合わせながら演奏していく様子からは楽しさが伝わってきた。
続いて、「ほろ酔い」では、赤い照明を浴びながらロックサウンドを奏でるメンバー達。オートチューンで声色を変え、ゴリゴリのロックサウンドで会場のボルテージを大きく上げていく。このワンマンでどれだけバンドの表情を見せてくれるのか。そんなことを改めて思わせてくれた楽曲でもあった。
「ありがとうございます。あっという間にラスト2曲です!梅田Shangri-Laは、ずっと憧れの場所でした。なかなかブッキングでも出られない中、今回背伸びをしてワンマンの場所に決めました。」2年前この会場の観客席でライブを見ていたayaho。だからこそ、この場所でライブをすることは、目標の舞台に立ったということでもあるのだろう。
「ストリートライブでも愛してもらった楽曲をやろうと思います。」と伝えるとayahoは、ギターをアコースティックギターにかえて、弾き語りをスタート。そんな姿からはシンガーソングライターとしても活動をしている彼女のもう一つの表情を感じられた。「これから成人する人も成人を迎えた人にも届きますように。」と「はたち。」を届ける。彼女が二十歳の時の等身大な気持ちを歌った歌詞を夢のステージで歌い上げる彼女の姿からは、またひとつ大きな階段を登ったことを感じさせた。
ギターを持ち替え、暗闇の中ギターの音色が響き、MVも公開されている「死にものぐるいで恋をしていた」が披露される。疾走感のあるメロディと一度聞くと離れられない中毒性のあるフレーズ。ライブの最後を締めくくるこの楽曲はバンドとしての代表曲とも言えるキラーチューンに今後成長することは間違い無いだろう。
「ありがとうございました!」という声に大量の拍手が届けられる。ステージを後にするメンバー達に、アンコールの拍手と「Lala」と叫ぶ観客たちの声援が場内に響き渡っていく。
そんなアンコールの声に応えて、グッズのTシャツを着て登場。「アンコールありがとうございました!遠距離恋愛の曲です。大切な人を思い出して聞いてください。月が綺麗に見えるのは。」ギターの音色はまるで月明かりを表すかのようにエモーショナルなサウンドを響かせる。
曲が終わると改めて、Dr.YUMEKAもステージ前方に登場し、今回来てくれた人達に感謝を伝えてくれた。
TAKETO「会場のみんなとあつく楽しむことができました。ありがとうございます!」
YUMEKA「会場もこんなに広いし、メンバーも3人だけで不安ばっかりでしたがめちゃくちゃ頑張ってこんなにいっぱい集まってくれて感動してます。ありがとうございました。」そんな2人の言葉に観客たちから感謝の声援が届けられた。
ayaho「いろんなことがあった5年間でした。バンド活動が終わってしまいそうな瞬間もありましたが絶対に叶えたい夢があって、バンドを守って今があります。120点の自分をみせられるようないいバンドになります。これからもどうかよろしくお願いします!」
ラストは、疾走感のあるバンドサウンドでスタートする「夜明けまで。」を披露して、観客たちの祝福の拍手を受けながらライブは終わりを迎えた。
Lalaの新たなスタートラインとなる今回のワンマンライブ「メイクオーバー!」。夢に向かって走り続けるLalaの夜明けは近いことだろう。2024年の音楽シーンを大きく盛り上げるに違いないバンドLalaの今後に注目していきたい。
セットリスト
1.君を泣かせたい
2.崖っぷちガール
3.DATE
4.余計なお世話
5.最低限君がいなくても
6.あたしだけ
7.だまされてあげる
8.別れのキスで
9.Jealousy
10.ほろ酔い
11.はたち。
12.死にものぐるいで恋をしていた
En1.月が綺麗に見えるのは
En2.夜明けまで
≪プロフィール≫
『力強くも繊細なギターロックバンド!!』
シンガーソングライターとしても活動中のVo&Gt.ayaho、Dr.YUMEKA、Gt,Ba.TAKETOからなる3人組。
≪SNS≫
X (旧Twitter) :https://twitter.com/Lala_official20
TikTok:https://www.tiktok.com/@lala_official_band
lit linlk:https://lit.link/lalaband
2024.1.10(水) @KYOTO MUSE
『 new greeting 』
OPEN 18:00 / START 18:30
前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500 (D代別)
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お取り置きはLalaのDM or Gmailまで
〈 lala35941760@gmail.com 〉