【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/05/29≫

日本コカ･コーラ「ジョージア」のCMソング。切なく哀愁を漂わせた「毎日」と連呼する歌いだし。リズミカルなサウンドに変化をして明るく生き抜く様子が伝わってくる。曲全体に多く使われている「毎日」というワードだが、どれも歌い方が違っており、日々生き抜く中での喜怒哀楽の感情が表現されている。米津玄師らしい1曲に仕上がっており中毒性を誘う楽曲となっている。

YouTubeのMVが公開からなんと1日半で1000万再生を突破し、日本人の男性アーティストの最速記録を更新したNumber_iの最新曲。平野紫耀プロデュースの今作は、祭りの音や日本の風物詩を織り交ぜ日本を世界に発信する。そんな意気込みも伝わってくる1曲。パフォーマンスのかっこよさはもちろんだが楽曲としても全体的に工夫を感じられて初めて聞いた時から心を奪われた。

椎名林檎ニューアルバム「放生会」の収録曲。宇多田ヒカル、AIをはじめとする“7人の歌姫“とコラボした楽曲が収録されている今作。特に注目なのがこちらのPerfumeのっちとのコラボ楽曲。普段Perfumeで見せる表情とは大きく変える。大人の色気が漂う歌声と表情。椎名林檎との相性も良く。こんな一面もあるのかという驚きを感じられる作品だ。

映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』主題歌。映画の為に書き下ろされた今作は、「本当の気持ち」をテーマに描かれた映画のメッセージを表現している。徐々に壮大になっていくサウンドと彼女の熱量が上がっていることが伝わってくる歌声。ずっと真夜中でいいのに。の1年ぶりの新曲をぜひ聞いてほしい。

スキマスイッチ初のトリビュートアルバム「みんなのスキマスイッチ」の収録曲。様々なアーティストが敬意をこめて自分らしさを感じられる楽曲たちの中、特に心に響いたのはSUPER BEAVER「キレイだ」。この楽曲は、スキマスイッチがw-inds.に楽曲提供をした曲でもある。キラキラとしたアイドル性のあるw-inds.、色気を放つスキマスイッチ、哀愁と人生観が伝わるSUPER BEAVER、どれも違った良さがあるのでぜひ聞いてみてほしい。

メンバー各々が作詞作曲、映像監督、グラフィックなどを全て担い、それぞれが活動の幅を広げ“クリエイティブネオロック”を提唱する新世代ユニット。注目度が高く、フェスやサーキットイベントの出演も多い勢いのあるユニット。今回は、誰もから求められる救世主の苦悩と疑念が渦巻く楽曲。個人的に一瞬の間をいれた後のラスサビの盛り上がりが大好きだ。近いうちだれもが知るアーティストになることは間違いない。

オルタナティブサウンドを生み出す関西在住1998年生まれの3人組ユニット「ego apartment」。2年ぶりのフルアルバム「ku ru i」の収録曲。自らの感情や苦悩と向き合い続け生まれたこのアルバムだが、プレイリストに収録されていたこの楽曲を聞いて一気に興味を持った。オルタナティブサウンドを感じられながらも新たな世界観に触れたような気持ちにもされてくれる。アルバムも聞いてみようと思う。

今週リリースされたミニアルバム「classical」。このアルバムは、それぞれに重ねてきた日々、想い、景色、そして生命をテーマに楽曲を収録されている。そんな作品の最後に収録されている楽曲。生命や命の大切さ、命の尊さなどを壮大さなサウンドと彼女のパワフルな歌声から感じ取ることができる。長い歴史をつむいできた生命への感謝ともとれる歌詞は心にグッとくる。ラストのシンガロングはライブで盛り上がること間違いないだろう。全曲レビューもぜひご覧ください。

現役大学生。2020年よりYouTubeおよびInstagram等で本格的に活動を始動。彼自身がバチバチのダンスチューンを作りましたともコメントをしている楽曲。歌いだしから彼の作り出す音楽の世界観に入り込ませてくれる。サビになるとよりアップテンポになり、バンバンバンと撃っちゃっていうフレーズがサウンドと共に中毒性を作り出していく。私にとって初めて出会ったアーティストであったが、今後の活動が楽しみになるような1曲だった。

毛布にくるまっては、いちかわ、うまべ、ヌマさんの3人で結成されたバンド。YouTubeへの楽曲投稿をメインに活動しており、素性は不明。今回、私も初めて知ったバンドだが脱力感のある歌声とどこか懐かしさのあるメロディ。数多くの新曲の中から思わず聞き入ってしまうような魅力を放っていた。今後の活動も注目していきたい。