大阪から3時間以上バスに揺られて到着をしたのは、京都府の京丹後BEATCAMP。こちらで開催されたのが今年2度目の開催となる音楽好きが0から創る本気の野外フェス「GAGAFEST(ガガフェス)」。そんなGAGAFESTのライブレポートを1日1組ずつ紹介していきます。
ガガガSP
主催の2人が青春時代に聞いていたバンドガガガSPが登場。『時間も押しちゃってるからライブはじめてもいい?』とコザック前田が会場に問いかける。雨が降り始めた場内に、『恵の雨と思って盛り上げよう!今日来てくれたあなた達は猛者ですよ!そんな人に向けて歌っていきます。人生をおもくそ楽しんで行こうじゃないか!』待ってましたかと腕を振り上げる観客たち。
『つなひきだー!』と叫び上げ「つなひき帝国」からライブはスタート。1曲目から雨も気にせず熱量を上げていく。続いて、「これでいいのだ」を披露。雄叫びをあげてスタートする様子はまるで戦いの狼煙をあげるかのように。雨と風はどんどん強くなる。ただそんな風は向かい風に立ち向かうような彼らの音楽の演出にすら感じられた。
『寒くなってきたぞ、おもくそやっていくぞー!国道2号線!』盛り上がる観客たちを見て『この曲で盛り上がるということは皆さん年齢結構いってますね!』とコザックは思わず笑みをこぼしていた。続けて、『京丹後というクソ田舎にロックンロールを届けにきました!』と告げて「ロックンロール」を披露。観客たちからは、感謝の拍手が送られる。熱量のあるステージに吸い寄せられる人達、そんな熱量に天気も味方をしたのか雨も去っていく。
初めてとなる京丹後でのライブ。子供からも声をかけられて楽しそうにライブを進めていく。『もっとやってほしいのか!』という声に最高の返事をする観客たち。『中途半端な人数でも声は最高。突き進んでいく歌があります、弱男!』会場にいる人たちが青春時代を思いだしそれぞれが全力でライブを楽しむ姿が見受けられる。
寿命まで楽しみながら死ぬまで生きるのが目標と語ると『死ぬまで生きてやろうじゃないか!』と何度も繰り返し「晩秋」を披露。全員でこの言葉を宣言のように叫び1つになっていく。
今年の12月で27年目となるガガガSP。先程までステージに立っていた板歯目は年齢が20。自分たちの活動数より若いバンドマンが同じステージで歌を届けている現状に驚いていた。『パンクは男の本気を見せる音楽です。これからもっと向上していきます。だからこそ、寒い中夏の歌を一曲やります!』と「線香花火」を披露。サビは全員で大熱唱をして会場のボルテージは最高潮に。青春を取り戻した大人たちの熱い夏の思い出となったころだろう。
セットリスト
1.つなひき帝国
2.これでいいのだ
3.国道二号線
4.ロックンロール
5.秋までに
6.弱男
7.晚秋
8.線香花火
9.飯食って寝る
1997年結成、“日本最古の青春パンクバンド”
≪HP・SNS≫
HP:https://gagagasp.jp/
X:https://twitter.com/ga3sp_official
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCobS-vcdp79QoDJFAVuak_Q
ガガガSP DigitalSingle「心のページ」
2023/12/16(土) リリース!
OSRCD-020S / LD&K / 俺様レコード
01.心のページ
02.ガガガ音頭
03.ノベルライト
主要デジタル配信サイト・サブスクリプションにて配信開始
Jacket photo by 原田昴 (@shohnophoto)