【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/05/15≫

テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編のオープニング主題歌。大ヒットアニメということもあり、毎回どんなアーティストが主題歌を担当するのか話題になっているが今回はこの2組のコラボ。柱稽古偏ということもあり、コラボをしている二組の師弟関係も感じさせる。個人的に好きなアーティストのコラボで楽曲発表前から楽しみにていた作品だが、楽曲を聞きよりテンションが上がった。今年の代表楽曲となること間違いなし。

TM NETWORKデビュー40周年を記念するトリビュートアルバム『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』の収録曲。アニメ『シティーハンター』のEDテーマとしても使われてバンドとしての代表曲のカバーを担当したのはB’z。原曲の良さを残しつつもB’zがもつ力強いギターサウンドと稲葉さんの魂を感じさせる歌声が伝わってくる楽曲に仕上がっている。

TBS系 金曜ドラマ『9ボーダー』の主題歌。3月にアルバム『Nautilus』をリリースしたばかりのSEKAI NO OWARIが早速新曲をリリース。優しい歌声と軽やかでリズミカルなサウンドからは恋の始まりを感じることができる。四季をめぐる歌詞からは、感情と共にバンドならではのファンタジーな雰囲気も感じ取ることができる。

JAPAN 3rd Singleの表題曲。ITZYの楽曲達から感じられてきたのはどちらかというと強いイメージ。そんな従来のイメージを大きく変えてくれるポップで明るく爽やかな楽曲となっている。タイトルは「I’ll go with my rhythm」を意味する造語で、型にはまるアルゴリズムは無視して自分のリズムで自分らしく輝こう、というメッセージが込められている。

関西のヒップホップコレクティブ・Black petrolのMCとしても活動をしているSOMAOTA。共作という形でのリリースが多かった彼だが、本作は1st EP『Nori Norin Daze』（2020年）以来およそ4年ぶりとなる完全ソロ名義の1曲。ループするHIPHOPトラックから感じさせる2000年代の世界観。「グループの中で生きる事と個人として生きる事」が歌詞には込められており、両立をしてきたからこそ感じれた彼の感情が伝わってくる。

7月3日にリリースする3rdミニアルバム『生活なんて』より先行配信。疾走感のあるバンドサウンドが放つアッパーなロックチューンとなっており、オレンジスパイニクラブらしさを前面に押し出した楽曲に仕上がっている。

今注目のシンガーソングライターさとう。の7ヶ月連続release第5弾。ギター弾き語りで感情をこめて歌い上げる彼女の歌声が心の奥底まで入り込んでいく。サビ終わりにギターの音色と共にフェイクを大きくしていくところはたまらない。弾き語りだからこそ表現できる楽曲となっており、個人的にライブで聞きたいと思わせてくれた。

2018年9月に結成されたシティロックバンド。7作連続配信シングル3作目は、日常を輝かせてくれる存在への溢れる思いを、未来が拓けるような明るいサウンドで包んだウェディングソング。華やかな鍵盤のメロディから始まるイントロ。ポップなサウンドで作り出されるメロディが幸せな歌詞に彩りを与えてくれる。

2022年夏、専門学校の同級生で結成したレトロポップバンド。疾走感のあるバンドサウンド、キュートなボーカルの歌声。聞くだけでワクワクした気持ちになることができるこの感情は、バンドのライブを観たときの気持ちに似ているかもしれない。ライブで聞くと楽しいこと間違いない1曲。

2016年に台湾で結成。現在、Mikan Hayashi(Gt./Vo.)と阿司（アースー,Ba.）による二人組バンド。鼓動を感じさせるようなドラムのリズム。サビに向かうにつれて壮大となるサウンド。繊細できれいな歌声が魅力的で他の楽曲達も聞きたくなっていく。