【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 7選≪2024/07/24≫

およそ3年ぶりのアルバム『Rejoice』の収録曲。80年代シティポップの空気感をまとったメロデイは、どこか懐かしさを感じさせる。おしゃれさもありながらも、キャッチーさもある楽曲。このアルバムの1曲目に収録されている「Finder」は、前作のアルバム『Editorial』のラストトラック「Lost In My Room」とつながっており、止まっていた時が動き出したような気持ちにもさせてくれる。語りたいことが多すぎる名作がリリースされた。

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期第2クールのオープニング。疾走感のあるバンドサウンドに彼の力強い歌声が気持ちを高鳴らせてくれる。アニメの世界観にもマッチする楽曲となっており、優里としての新たな代表曲が生まれたかもしれない。

「ジェラシー」をそのまま直訳すると劣等感、やきもちという意味でこの曲は誰かのことを羨ましい、あの人、あの子みたいになりたいと思う気持ちを曲にしたと語る楽曲。ジェラシーが詰まった歌詞をおしゃれに仕上げるメロディと彼女の色気のある歌声。初めて聞いてこの曲すきだなと思わせてくれた楽曲だ。

ヴォーカルのくぅが生前最後に全国を回った7th TOUR「Zone End Pressing Peanuts」にて披露されていた楽曲。NEEならではの中毒性の強い1曲。心を高鳴らせるサウンド感が魅力的。くぅの悲報を知った時、ショックで手が止まった私にとって、遺作となる今作に複雑な感情もある。今後くぅの歌声は、作品として残り続け、NEEはこれからも挑戦していくことは間違いないのでこれからも応援していきたい。

2023年結成の岡山発4ピースロックバンド。初めてこの楽曲を聞いた時の感想は、新しい才能に出会えたという気持ちだった。木星を彷彿させるような幻想的かつ壮大なメロディ。エレキギターのパワフルなサウンドと繊細で彩りを加えてくれる鍵盤の音色が曲の世界観を広げてくれる。これからも注目していきたいバンドだ。

7月31日にリリースする1stEP『全人類ときめきが止まらないミニアルバム』より先行配信。これまでもいろんな表情を見せてきたLala。今作は、疾走感のあるサマーチューン。清涼飲料水のCMソングに使われてもおかしくないくらい爽やかな1曲。ライブで聞いたら全員でタオルを回したくなるような楽曲に仕上がっている。

2024年5月始動の大阪発5人組ガールズバンド。1st EP 「MEMORIES」の収録曲。夜の雰囲気を漂わせるサウンド、Gt.Vo春愛の切なくも色気を感じさせる歌声。ラストの伸びのある歌声やベースラインの心地よさ。聞けば聞くほど好きになってくる楽曲。今後のバンドとしての活動も注目していきたい。