【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 5選≪2026/08/12≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。

今週は287曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに

スピッツ『見知らぬ糸』

ドラマ『Tシャツが乾くまで』の主題歌。『silent』などで知られる生方美久が脚本を手がける作品で、『silent』でもスピッツの楽曲が登場するなど、ファンでもある彼女にとって自身の作品をスピッツが彩ることは一つの夢でもあったという。

私自身ドラマを毎週観ているが、登場人物たちのリアルな感情描写や、この先どうなるのかわからない展開に引き込まれている。観ている最中は、ハラハラしたり、どこかモヤモヤした気持ちになったりする。そんな中、最後にこの曲が流れることで、溜まっていた感情まで“洗濯”されるように、すっと浄化されていく感覚がある。

「運命の赤い糸」ではなく『見知らぬ糸』。そのタイトルも、まだ名前をつけられないドラマの登場人物たちの関係性を表しているようで印象的だ。

ドラマ好きにとって、主題歌は作品を構成する大切な要素の一つ。物語と楽曲が見事に重なり合っているからこそ、より深くドラマの世界へ入り込ませてくれる。改めて、主題歌が作品にもたらす力を感じさせてくれる一曲だ。

.ENDRECHERI.『MY DESIGN』

約5年ぶりとなるオリジナルアルバム『new chapter purple』をリリース。ここまで先行配信された楽曲を何度も紹介してきただけに、個人的にもアルバムのリリースを心待ちにしていた。

今作が掲げるのは、「新章の幕開け」と「原点回帰」。実際にアルバム全体を聴いてみると、彼の代名詞でもあるファンクを軸にしながら、繊細で美しいサウンドや80年代を思わせる懐かしい香りなど、さまざまな音楽性が散りばめられている。

懐かしいのに新しい。美しいのにどこか奇妙で、面白い。そして時には前衛的。聴き進めるたびに異なる感情が生まれて、「なんて面白いアルバムなんだ」と純粋にワクワクさせられた。

原点を大切にしながらも、決して同じ場所には留まらない。堂本剛という人間の現在地と、.ENDRECHERI.というアーティストのさらなるアップデートを感じられる作品だ。個人的には、2026年を代表する名盤の一つになり得るアルバムだと感じている。

LAYRUS LOOP『BEAT BEAT』

1st Album『HAPPY BIRTHDAY』以来となる待望の新曲。前作に引き続き、プロデューサーにBIGMAMAの金井政人を迎え、今回は楽曲のデモ段階からタッグを組んで制作された。

弾けるようなポップロックサウンドは、聴いているだけで自然と楽しい気持ちにさせてくれる。タイトルの『BEAT BEAT』を表すように、楽曲が進むにつれて心臓のビートまで高鳴っていくような感覚が心地よい。

シンガロングできるパートもあり、ライブで観客と一緒になって盛り上がる光景がすでに想像できる。ポップで親しみやすいだけではなく、その中にしっかりとかっこよさがあるのもLAYRUS LOOPらしい。

個人的にもずっと好きで追いかけてきたバンドだからこそ、久しぶりの新曲を聴けたことが純粋に一人のファンとして嬉しい。『BEAT BEAT』をライブで体感するためにも、久しぶりにライブを観に行きたくなった。

Lucky Kilimanjaro『DAY1』

出産と育児のため一時バンドを離れていた大瀧真央が、この楽曲をもって正式に復帰。Lucky Kilimanjaroにとっても、新たなスタートを象徴する一曲となっている。

“切り開く荒野 その先へ”という冒頭の歌詞から、疾走感あふれるビートに乗せて、自分たちの足で新しい1日=「DAY1」を始めていこうとする強い意志が伝わってくる。

次々と変化していく音、高鳴っていくサウンド、そして思わず踊り出したくなるようなグルーヴ。聴けば自然と体が動き出す、Lucky Kilimanjaroらしい魅力がたっぷりと詰まっている。

そして後半、6人の音が重なっていく瞬間には、メンバーの復帰だけでなく「ここからまた6人で新しい場所へ向かっていく」というバンドとしての決意まで感じられるようだった。

新しいスタートでありながら、聴き終えたときに残ったのは「やっぱりLucky Kilimanjaroって好きなバンドだな」というシンプルな気持ち。そんな自分の“好き”を改めて確認させてくれた一曲だ。

THE HAMIDA SHE’S『マジックアワー』

京都発の4人組ロックバンド・THE HAMIDA SHE’S(ザ・ハミダシーズ)の新曲。

今作は、犬の目線から恋焦がれる「君」への想いを描いた一曲。まず、この視点がなかなか面白い。ただ、その設定を単なるユニークさで終わらせていないところに、この曲の魅力がある。

エモーショナルでストレートなロックサウンドに乗せて描かれるのは、犬だからこそ表現できるような、見返りを求めない無償の愛。純粋に「君が好き」という真っすぐな感情が、疾走感のあるバンドサウンドとともに胸へ飛び込んでくる。

聴けば聴くほど癖になるサウンドも気持ちいい。そして何より、犬目線という設定をネタに走らず、一つの愛情の形として真っすぐ描き切っているところが好きだ。ユニークさと熱さを併せ持ったロックナンバーに仕上がっている。

AWAプレイリスト 収録

スピッツ『見知らぬ糸』
Ado『モンストロ』
福山雅治『邂逅』
ヤングスキニー『あいつバンド辞めるんだってさ』
EBiDAN(恵比寿学園男子部)『好きだから走れ!!!!!!! 』
FRUITS ZIPPER『1,2,3,FOOOOUR』
.ENDRECHERI.『MY DESIGN』
jo0ji『zokkou』
青葉市子『しらぬひ』
Tomohiro Kamiyama『自分に甘く』
yama『mountain』
吉井和哉『MY LIFE』
スーパー登山部『道草』
LAYRUS LOOP『BEAT BEAT』
Lucky Kilimanjaro『DAY1』
Do As Infinity『夏を駆けろ』
アンジュルム『おいなりさ、伊勢』
YONA YONA WEEKENDERS『あっ!』
竹内アンナ『ok, love song』
大東まみ、大橋ちっぽけ『なんて言うんだろう』
BILLY BOO『BANDAGE』
Wienners『OVER THE TOP』
PompadollS『GOOD LUCK!』
Kis-My-Ft2『祈り (15th ver.)』
Aooo『ユラリユレル (Aooo ver.)』
w-inds.『You can’t get away (Re-Recording)』
THE HAMIDA SHE’S『マジックアワー』
ねむねむ倶楽部『Bboy』
TiDE『Window』
1rec.record『旗凛kirin (feat. DJ天愚)』

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