こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。
今週は293曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。
KAITO『swim?』
King & Princeの髙橋海人が、ソロプロジェクト「KAITO」名義でリリースした1stデジタルシングル。
作詞・作曲からアートワーク、MVのディレクションに至るまで、KAITO自身が深くクリエイティブに携わった意欲作だ。
もともとKing & Princeが好きで、特にここ数年の洗練されたアートワークや楽曲のおしゃれさ、そして作品を重ねるごとにアップデートされていく音楽性には、個人的にも強く惹かれてきた。
そんな中で出会った『swim?』には、また新たな衝撃を受けた。
ジャンルにとらわれない自由なサウンドアプローチと、洗練されたおしゃれな空気感。その中で徐々に高まっていくビートがとにかく心地よく、聴けば聴くほど引き込まれていく。
特にw-inds.や三浦大知の音楽が好きな自分にとっては、まさに好みのど真ん中を射抜かれたような感覚だった。「こんなにも自分の好きな音楽を鳴らしてくれるのか」と、初めて聴いた瞬間から一気に魅了されてしまった。
King & Princeとしての魅力を知っているからこそ、ソロで見せてくれた新たな表現の幅にも驚かされた。
個人的な好みだけでいえば、今年聴いた楽曲の中でもトップクラスに好きな作品かもしれない。KAITOというソロプロジェクトが、この先どんな音楽を生み出していくのか。今から楽しみで仕方がない。
エルスウェア紀行『blue in』
TVアニメ『アオのハコ』Season 2のエンディングテーマ。
誰もが通り過ぎる青春のきらめきと、その瞬間が過ぎ去ったあとも心に残り続ける大切なものを描いた一曲だ。
インディーズ時代にライブレポートを書いたこともあるエルスウェア紀行。そんなエルスウェア紀行が、自分自身も好きなジャンプ作品『アオのハコ』のエンディングテーマを担当すると知ったときには、驚きとともに大きな嬉しさがこみ上げてきた。
楽曲から感じられるのは、心地よさの中にどこか寂しさが漂う、繊細で美しい空気感。そこに重なるボーカルの柔らかく温もりのある歌声が、聴く人の心にそっと寄り添ってくれる。
そして何より印象的なのが、アニメの登場人物たちが抱える複雑な感情を表しているかのようなメロディライン。青春のまぶしさだけでなく、その裏側にある切なさや、言葉にできない想いまで丁寧にすくい上げているように感じられる。
以前から知っているアーティストが好きな作品に携わることへの喜びはもちろんある。ただ、それ以上に、一つの音楽作品としての美しさに心を動かされた。
改めてエルスウェア紀行の音楽の魅力を感じさせてくれた、個人的にも感慨深い一曲だ。
Billyrrom『Mirror Ball』
東京都町田市出身の6人組次世代ソウルバンド・Billyrrom。
今作は、きらびやかなサウンドと耳に残るキャッチーなメロディが鮮やかに融合した一曲だ。
80年代のシティポップを思わせるどこか懐かしい空気感がありながら、それだけでは終わらない。彼らの音楽的なルーツでもあるDISCO、SOUL、FUNKの要素が自然に溶け合い、Billyrromならではのグルーヴを生み出している。
特に印象的なのが、軽快なリズムとともに駆け抜けていくようなサウンドの心地よさ。きらびやかで都会的な雰囲気の中に、どこかエモーショナルな感情も漂っており、その絶妙なバランスが癖になっていく。
聴いていると、夜の街を車で走り抜けていくような景色が自然と浮かんでくる。
少し気分を変えたい夜や、何気なく出かけるドライブのお供にぴったりな一曲。懐かしさと新しさが共存する、Billyrromらしい魅力が詰まった作品だ。
ITAZURA STORE『夢』
11月20日に開催されるワンマンライブをもって、無期限の活動休止を発表したITAZURA STORE。
これまでも何度か楽曲を紹介してきたバンドだからこそ、今回の発表にはやはり寂しさを感じている。
そんな彼女たちの『夢』は、迷い、立ち止まりながらも歩んできた道を振り返り、「誰かを照らす存在になりたい」という想いや葛藤、そして未来への希望を描いた温かなライフソングだ。
年齢を重ねるにつれて、「夢」という言葉の意味や、その見え方も少しずつ変わっていく。かつて思い描いていた夢が違う形になったり、新しい目標が生まれたり。それでも、これまで歩んできた時間や経験がなくなるわけではない。
そんな人生の変化にそっと寄り添いながら、これまでの自分たちの歩みを肯定してくれるような優しさが、この楽曲にはある。
ITAZURA STOREにとって、今回の活動休止は一つの大きな節目になるのだろう。ただ、『夢』を聴いていると、これは単なる別れの歌ではなく、これまでの活動への感謝と、それぞれが進んでいく未来へのエールのようにも感じられる。
寂しさはもちろんある。それでも、これから歩んでいく道にも幸せがあってほしい。そんな想いとともに、未来への希望を紡いでくれる一曲だ。
短編画廊『ガラスを割る』
「目の前を隔てる透明な壁を、自らの手で壊して進め。」そんな力強いメッセージが込められた一曲。
以前、自分のイベントにも出演してくれた短編画廊。そのライブをきっかけに、より一層彼らの音楽に魅了されるようになった。
短編画廊の大きな魅力は、文学的な表現と、まるで一枚の絵画を眺めているかのような美しい世界観だ。
今作でもその魅力は健在で、迷いながらも前へ進もうとする感情が、楽曲の展開とともに少しずつ形になっていく。
特に印象的なのが、徐々に熱量を増していくバンドサウンドとボーカルの歌声。最初は心の奥に閉じ込められていた感情が、音の重なりとともにあふれ出し、やがて大きな解放感へと変わっていく。
その展開は、まるで自分を隔てていたガラスを打ち破り、自らの意志で新しい世界へ踏み出していく姿を表しているかのようだ。
美しい世界観の中に、確かな力強さと前へ進むエネルギーを感じさせてくれる。改めて短編画廊というバンドの表現力に惹かれるとともに、今後の作品もますます楽しみになった一曲だ。
AWAプレイリスト 収録
KAITO『swim?』
RADWIMPS『夕星-ゆうづつ-』
L’Arc-en-Ciel『総天然色 (Radio Edit)』
10-FEET『Fortress Defense』
WANIMA『消えない理由』
Hump Back『あの街まで』
aiko『あなたの花の色』
エルスウェア紀行『blue in』
ふみの『素直未満』
Ayumu Imazu『結び』
Eve『AIYOU』
Homecomings『halfway』
原因は自分にある。『逃光行』
森七菜『カフェ・オ・レ』
CNBLUE『360°』
BIGMAMA『天国も地獄』
SILENT SIREN『ニコイチ!』
Billyrrom『Mirror Ball』
MONO NO AWARE『ハイライト』
First Love is Never Returned『退職代行』
大東まみ『交差点』
はしメロ『エメラルド』
至福ぽんちょ『またあした』
ITAZURA STORE『夢』
久遠『メテオライト』
LAYRUS LOOP『もう、ええわ』
短編画廊『ガラスを割る』
JunIzawa『Place』
秘めごと『パルス』
Wing-Stong『STATION TO STATION』
“【2026/10/07オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA}
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