【ライブレポート】TENDOUJI≪GAGAFEST2023≫

大阪から3時間以上バスに揺られて到着をしたのは、京都府の京丹後BEATCAMP。こちらで開催されたのが今年2度目の開催となる音楽好きが0から創る本気の野外フェス「GAGAFEST(⁠ガガフェス)⁠」。そんなGAGAFESTのライブレポートを1日1組ずつ紹介していきます。

TENDOUJI

あたりもすっかり暗くなり、白い息が風にのり宙を舞う。さっきまで降っていた恵の雨もどこかに消えて、彼らの音楽が会場内に響き出す。第1部のトリを務めるバンドTENDOUJI。
色鮮やかな照明をバックに重低音のサウンドで「COCO」からライブはスタート。『Are you ready？』の掛け声と共にギターの音色が輝き始める。英語で歌われる歌詞とメロディはまるで海外に行ったかのような気持ちにさせてくれた。
続いては、「STUPID!」では、リズミカルなドラムのサウンドが心を躍らせて、メンバーは楽しそうにフレーズを歌う。そんなフレーズに合わせて拳を振り上げる観客たち。『マジでこんなにみんなの意識が一つになるライブは珍しい！さっきのライブも見てたけどみんな熱量すごいですよね！今日はよろしく！』

『振りとかないから自由に楽しんでください。』と伝えると応えるかのように各々が自由に体を揺らしていく。草原が広がる山々の中にあるキャンプ場。電灯もほとんどなく。雨じゃなければ星空が広がってただろう。そんな会場に彼らの音楽がマッチする。
続いては「NINJYA BOX」。エモーショナルなギターの音色が心にスーッと入り込んでいく。3人のボーカルの歌声が風に乗せられて届けられていく。遠吠えのような声が壮大な空に広がっていく。
『京都の野外ライブで素晴らしい時間をもらったので月明かりに合うような曲をしようと思ってましたが、なんせ寒い！だからアッパーな曲しかやりません！』
アップテンポなドラムの音色はおしゃれにステップを踏むようにサウンドは盛り上がる。『降ってんな雨！』と話しながら、ギターのサウンドはどんどん晴れやかになっていく。次々と演奏されるアッパーな楽曲たちに雨など気にせず観客たちは踊り続ける。
『すごい雨がフジロックみたいだ！』と雨を味方につけて、どんどん盛り上がっていく。

雨や強風の関係が音響トラブル。ギターやマイクが一瞬音がでなくなるが気にせず演奏をつづけ音を鳴らし続けた。『みんな雨の中ありがとう！アホすぎて最高です！』『2年くらいライブで雨が降ってないんです。このフェスはやってくれました！どうせなら明日のことを考えずにぐちゃぐちゃになって楽しんで伝説を作ろう！ありがとう、愛してますGAGAFEST！』と愛を伝えて最後は、を「PEACE BOMB」を披露して1部の締めを飾ってくれた。ライブが終了すると、『この夜空に打ち上がるものといえば、あれしかないですよね。』とTENDOUJIがカウントダウンを先導して、全員で10を数えると上空には綺麗な花火が舞い上がっていく。秋の夜長に沢山の花火がGAGAFESTを彩ってくれた。

セットリスト
1.COCO
2.STUPID!
3.NINJYA BOX
4.STEADY
5.DODA
6.FIREBALL
7.HEART BEAT
8.PEACE BOMB