【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/03/27≫

25周年第1弾シングル「解放区」のカップリング。昨年のツアー18thライヴサーキット“暁”のファイナル公演で披露されたこの楽曲がついに音源化。ギターのサウンドが実にかっこいいロックチューンとなり、昭仁さんの伸びのある歌声と合わさりしびれるような力強さを作り出す。「解放区」がもつ内なるエネルギーとは全く違うポルノが作り出す最高のロックナンバーに仕上がっている。

今回の楽曲より初の選抜制を行っている日向坂46。センターに選ばれたのは四期生で初めてセンターを務める正源司陽子。キャッチーでポップなサウンドはデビュー曲「キュン」に通じるものを感じられる。MVのパフォーマンスを見てみると２番サビ前に歴代センター達がセンターを務めた楽曲の振り付けを行い今につなげている。日向坂の新時代の幕開けともなる楽曲となるだろう。

2月にとんでもないバラードができましたとXにて発表された楽曲。疾走感のあるロックチューンがこれまで多かったChevon。バラード曲だとここまでVo. 谷絹のハイトーンな歌声が際立つのかという驚きと共にバンドとしての新たな一面をみることができたように感じられた。先日リリースされたアルバムも素晴らしかったChevon。今年のバンドの躍進が楽しみだ。

2022年5月に結成された福岡発の4人組バンド。バンドとしての反骨心をテーマに作れた今作。ポップなメロディの中にあるパワフルなサウンド。バンドならではの踊りたくなるメロディでありながらこれまでの楽曲達とはまた一つ表情を変えた一曲に仕上がっている。

2023年2月23日より活動を始動した4人組バンド。本日1st mini Album『やさしい地図を描くんでしょ』をリリース。Vo.Gt初音の美しく儚い歌声。鍵盤のメロディが彩りを与えてくれる。ミニアルバムも収録されている2曲目の「仕事が終わったら」では、ポップでキャッチーな明るい楽曲となっており雰囲気が変わるのでアルバムとしてぜひ聞いてほしい。

台湾バンド・ゲシュタルト乙女が荒井岳史（the band apart）とコラボ。「生き急ぐ人たちが丁寧に暮らせるように祈る」というメッセージが込められた1曲。ボーカルMikan Hayashiのきれいな歌声。心地よいギターやベースのサウンド。聞いていると体が揺れてくれるようなおしゃれな楽曲。

2022年3月始動。男女混合フォーピースバンド。先日開催された「十代白書」で準グランプリを獲得。イントロのギターのサウンドが中毒性とインパクトをみせる。独自性のあるボーカルの歌声もメロディとマッチしていく。今後キラーチューンとしていろんなフェスを盛り上げるような楽曲に進化していくこと間違いなし。

平均年齢19歳の女性3人によって結成された大阪発ガールズバンド。こちらも「十代白書」の出場バンド。キュートな歌声とリラックスさせてくれるような落ち着きもありながら気持ちを上げてくれるようなアップテンポのメロディが落ちた気持ちにエネルギーをチャージさせてくれる。十代白書のトッパーを務めた彼女たちだが、個人的にはイベントの最後まで忘れることができないような衝撃をくれたバンドだった。またライブで見てみたい。

東大阪発の青春純情ロックバンド。「十代白書」の決勝出場バンド。1stミニアルバム「青春狂騒ハイスクール」の収録曲。10代の彼女たちが作り出す等身大の歌詞。疾走感のあるバンドサウンドで突き進んでいくと思えば1分40秒で一気に転調をして雰囲気を変える。この変化が令和時代とも感じられるから面白い。青春を浴びることができるようなロックチューンが収録されたミニアルバムなのでぜひ聞いてほしい。

東京ドームを目指すシンガーソングライター。今回の新曲は、2人の気持ちが同じ方に向かないもどかしい気持ちを描いた楽曲となっている。切なくも優しいメロディと彼の儚い歌声。二人の感情が同じ方向を指さないくるったままの方位磁針、歌詞を聞けば聞くほど切ない気持ちがこみあげてくる。

埼玉県発のロックバンド。タイトルのバカンスを表すかのようにポップで明るいメロディ。そんなサウンドを聞いていると気持ちはどんどん楽しくなっていく。途中、空白の時間を入れてカウントをしてゆっくりと曲が再スタートして最後はこれまでにないくらいアップテンポとなる。このメロディの変化こそ、バカンスを楽しんでいるときの感情をまさに表していることだろう。