【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/04/24≫

先日ドームツアーを終えたBE:FIRSTの新曲。ライブで初めてこの曲を見たとき楽曲のクオリティ、パフォーマンス、すべてにおいて圧巻だった。これまでの快進撃がすべて計画通りだったということを宣言した歌詞。和のテイストを感じさせるサウンドからは日本から世界に届けていくというグループの決意が伝わってきた。BE:FIRSTの新章スタートの合図を鳴らす楽曲ともいえるだろう。

TikTokアカウントでサビのみが投稿され、話題を読んでいる楽曲のフル音源がリリース。花魁をイメージさせる和テイストのメロディでスタートする。そこから妖艶な歌声と共に楽曲の世界観を変化し続けていく。メロディや歌声の変化がどんな人でも魅了させる魔性の女の本質を表すかのように。中毒性が強く聞けば聞くほど楽曲に魅了されていく。

イギリス・ロンドンの名門スタジオであるMetropolis Studiosにてレコーディングされた曲。ビートが聞いたサウンドはかっこよく、「きみも渦中」と繰り返すサビのフレーズはどんどん癖になっていく。go!go!vanillasの新しい表情を見ることができた1曲でもあるだろう。

平均年齢20歳の女性3人によって昨年11月に結成されたバンド。2024年3月ベストソングで1位に選出をしたyummy’g。疾走感のあるバンドサウンドとキュートな歌声がマッチする。ギターのサウンドと軽快なドラムのリズム、サビの“欲張りモンスター 今を見ようや”というフレーズは一度聞くとどんどん癖になっていく。今後も注目のバンドだ。

猪突猛進ガールズバンド。イントロのメロディから一気にひきつけられる。哀愁も感じられる歌声と共にどこか懐かしさのあるギターのサウンド。聞けば聞くほど癖になる中毒性のある楽曲に仕上がっている。

4人組ボーダーレスポップバンド。ボーカルのハイトーンな歌声。鍵盤のメロディが心の奥底まで歌詞を入り込ませてくれる。一つの小説を読んでいるような歌詞に思わず聞きこんでしまう。

4人組ガールズ・ロック・バンド。希望と不安に満ちた日々を過ごす人々の震える背中にそっと手を添える、彼女たちからの応援歌。芯がありやさしい歌声と壮大なロックサウンド。自身初のフルアルバム『DUH』をリリースし、ツアーファイナルという経験を超えた彼女たちだからこその想いが詰まった楽曲だ。

文藝天国は作詞作曲と演奏を行うko shinonomeと、映像やビジュアル面を担当するすみあいかによる2人組ユニット。タイトルの読み方は、うぶごい。はかない歌声から始まる歌いだし。日本の春と和歌をイメージさせるメロディと歌詞。春の訪れはもちろん、桜が散ってしまうその瞬間も聞きたい楽曲だ。

〈Rakuten Fashion〉や〈New Balance〉などのCMソングをプロデュースするなど、多様な活動を展開するオルタナティブR&Bアーティスト。おしゃれかつ前衛的なメロディ。心地よくも力強い彼の歌声がメロディと共に心の中まで入り込んでいく。こちらの楽曲が収録されている1st EP『noob』も是非聞いてほしい。

2020年9月に始動したヒナタミユ（Vo./Gt.）、トヨシ（Dr./Gt.）による”どこでもない場所を旅する記録” という意味を標榜する2人バンド。「ワンルームで鳴る音を大事にしながらも “エルスウェア紀行”としての旅を忘れないイメージで作りました。」とコメントをしいてる今作。サビのコーラスワークからみせる新たな表情。それぞれのサウンドが重なり心地の良いメロディを作り出す。