【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 6選≪2025/02/12≫

NEWSとして活動をする増田貴久が1stソロアルバム「喜怒哀楽」をリリース。歌唱力で定評もある彼だが、アルバムを聞いて彼の歌声がいかに魅力的かを再認識させてくれた。特にリード曲となるこの楽曲は、歌いだしから伸びのある歌声で心を掌握する。そこからラップで雰囲気を変えて、ミディアムバラードへと転調して壮大なメロディの中彼の歌声を響かせる。1人で1曲の中で「喜怒哀楽」を表現しているのは見事だ。楽曲としても面白いが、様々な活動を経て今の彼だからこそ作り上げることができす世界観となっている。いろんな表情をみることができる作品になっているのでぜひ聞いてほしい。

彼の代表曲の一つでもある「フライデー・ナイト」の後日談を彷彿とさせるイントロから始まり、アーティストとしての生活を送る彼のファッショナブルに届けられる。最近改めて、なとりのアルバム「劇場」を聞いた。１曲１曲の世界観とオリジナリティがすごい。なぜこんなアルバムを1回聞いて終わってしまっていたのかと後悔したほどだ。そんな気持ちになってすぐのリリース楽曲は、以前までとまた違った目線で聞くことが個人的にはできた。

Spotify Early Noise 2025に選出され、今年の4月にユニバーサルミュージックからのメジャーデビュー作品となる1st アルバムをリリースするブランデー戦記。哀愁のあるメロディは、00年代のオルタナティブロックを彷彿させる。そんなことを想いながら聞いていると中盤より疾走感をみせて表情を変える。メジャーデビューが決定したブランデー戦記。昨年以上に注目度を挙げており、今年はより多くの場所で名前を聞く存在となることだろう。

2020年10月結成。 大阪・高槻出身の4人組ロックバンド。4月16日発売の2ndミニアルバム『season』より先行配信。蓮（vo,g）の美しも儚い歌声と繊細で心にスーッと入り込んでいくようなメロディラインが染みわたっていく。告白をするかどうかの迷いや不安といった揺れる心情が描かれており、新たなバレンタインソングとして今後聞かれていくかもしれない。

昨年私の下半期インディーズベストソングにも選出をしたShaftrayが2ndシングルをリリース。本作は、｢幸せの価値｣や｢命をかける｣などの人生で答えの出ないものをずっと追いかけたり悩んだりするのが人間だ。という人の儚さや美しさをテーマにした楽曲。Vo.嶋のハスキーだがぬくもりのある歌声と疾走感のあるバンドサウンドは聞けば聞くほど癖になっていく。ライブで聞いたら盛り上がること間違いなしだろう。これからも注目していきたいバンドだ。

シンガーソングライターのニューアヤカ。3月5日リリースの1st full album「ニュー」より先行配信。ポップなメロディと彼女のアンニュイな歌声は初見でも魅了されていく。個人的に彼女の存在は知っていたが楽曲をしっかりと聞いたのは今回が初めて。1度聞くと何度も聞きたくなるような中毒性もあり、今回リリースされるアルバムを聴きたくなった。