こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。
今週は363曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。
M!LK『ザッツ!超常』
テレビアニメ『超巡!超条先輩』のオープニングテーマとして起用された一曲。ポジティブなメッセージと日常の小さな幸せを歌った、ハッピーなディスコチューンだ。
一度聴けば自然と気分が上がるようなキャッチーなメロディと、思わず体を動かしたくなる軽快なリズム。アニメのオープニングテーマと聞けば納得できるような、楽しさが詰まった楽曲構成が印象的だ。それでいて、今年リリースされてきたM!LKの楽曲に通じる音楽性もしっかりと感じられるところが面白い。
特に注目したいのが、間奏のギターソロに合わせて際立つダンスパフォーマンス。音楽として聴くだけでも楽しいが、映像と一緒に楽しむことで、さらに楽曲の魅力が広がっていく。気づけばメンバー全員の顔と名前もしっかり覚え、パフォーマンスビデオを観ているだけでテンションが上がるほど、すっかりM!LKにハマっている自分がいる。
今年はさまざまな楽曲を通して、その存在感を大きく感じさせてくれたM!LK。まさに2026年の顔ともいえるグループの一つではないだろうか。この勢いのまま、年末にかけてどんな盛り上がりを見せてくれるのか。ますます目が離せない。
RADWIMPS『婆娑堕罵』
ドラマ『ポリティカルパン』の主題歌として制作された一曲。「従来のドラマ主題歌の概念を壊すような、とがった楽曲を」というオファーを受けて制作されたという今作は、その言葉どおり、強烈な個性とメッセージ性を感じさせる作品だ。
ドラマ自体も毎週楽しみに観ているが、政治の闇や社会の理不尽さに切り込んでいく物語と、この楽曲のエッジの効いた歌詞やサウンドとの相性が実に面白い。楽曲が流れることで、ドラマ全体に漂う緊迫感や、何が起こるかわからない独特の空気がさらに際立っていくように感じる。
特に印象的なのが、人間の倫理観や心理の奥深くを突くような歌詞だ。スピード感のあるサウンドに乗せて次々と繰り出される言葉は、まるで大勢の前で演説をし、一人ひとりに何かを強く訴えかけているかのよう。
その畳みかけるような展開には圧倒される一方で、耳に残る中毒性もあり、気づけば何度も聴きたくなってしまう。単に刺激的なサウンドを楽しむだけでは終わらない。聴く人に問いを投げかけ、考えさせるような強いメッセージ性が、この楽曲には込められているように感じた。ドラマとともに楽しむことで、さらにその魅力が深まっていく。RADWIMPSならではの表現力を改めて感じさせてくれた一曲だ。
Lucky Kilimanjaro『悪魔凱歌』
約3年半ぶりとなる5thフルアルバム『ONDO』に収録された一曲。「世界中の毎日をおどらせる」を掲げるLucky Kilimanjaroらしい、遊び心とダンスミュージックへの愛が詰まったアッパーチューンだ。
思わず体を揺らしたくなる軽快なリズムと、自然と気分が高まっていくグルーヴ。彼らの音楽が持つ、日常を少し楽しくしてくれるような魅力が存分に感じられる。そんな心地よいサウンドの中で、特に印象に残ったのが楽曲から感じ取れるメッセージ性だ。
AIが急速に浸透し、あらゆる場面で効率化や生産性が求められる現代。もちろん便利になることは素晴らしいが、何でも効率よく進めることだけが、人生の豊かさにつながるわけではない。時には寄り道をしたり、何も考えずに音楽に身を委ねたり。一見すると無駄に思える時間の中にこそ、心を満たしてくれる大切なものがあるのかもしれない。
そんなことを、難しい言葉で語るのではなく、踊りたくなる音楽を通して自然と感じさせてくれるところが、実にLucky Kilimanjaroらしい。効率や正解ばかりを追い求めるのではなく、自分の感性に従って楽しむ時間も大切にしたい。そんな気持ちにさせてくれる一曲だ。
アルバム『ONDO』には、ほかにどんな音楽やメッセージが詰まっているのか。ぜひ作品全体を通して、彼らの世界観をじっくり楽しんでみたい。
modern times Bloom『Life is feat. nujikam』
大阪を拠点に活動するボーカルのmakiと、トラックメイカーのKuwazuruによる2人組ユニット「nujikam」をフィーチャリングに迎えた新曲。
今作は、見えない未来への不安や焦りと向き合いながら、自分に嘘をつかず、今という時間を愛することを描いたヒップホップ/チルナンバーだ。人生には、思い描いていた道をまっすぐ進めるときもあれば、寄り道や回り道を繰り返すときもある。けれど、その遠回りは決して失敗や間違いではなく、自分のペースで歩み続けてきたからこそ得られた経験でもある。そんなメッセージが、この楽曲には込められている。
聴きながら、自然と自分自身のこれまでを振り返っていた。自分もこれまで、たくさんの寄り道や回り道をしてきたと思う。思うように進めず、不安になったこともあれば、周りと比べて焦ったこともある。それでも、遠回りしたからこそ出会えた人や、経験できたこと、学べたことがたくさんある。そして、その一つひとつが今の自分につながっている。
大切なのは、誰かと同じ速さで進むことではなく、自分のペースでも歩みを止めず、前へ進み続けることなのかもしれない。過去の選択や遠回りも含めて、今の自分を少し肯定できるような気持ちになった。
これまで歩んできた道も、決して無駄ではなかった。そんなことを改めて感じさせてくれる、自分にとっても大切なメッセージが詰まった一曲だ。
Dolly Varden『ぽつり』
何気ない日々の中にある幸せや孤独を見つめながら、限りある時間の中で「今ここにある幸せ」を大切な人と分かち合うことを描いたラブソング。
当たり前のように続いている日常も、いつかは変わってしまうかもしれない。だからこそ、今この瞬間にしか感じられない感情や、大切な人と過ごす時間の温もりを大事にしたい。そんな優しいメッセージが込められた一曲だ。
サウンド面で特に印象的なのが、存在感のあるベースライン。楽曲全体を心地よく引っ張っていくようなグルーヴがあり、聴いていると自然と肩を揺らしたくなる。
そこに重なるのは、力強い存在感がありながらも、どこか優しさを感じさせるボーカルの歌声。その絶妙なバランスが、楽曲の持つ温かな世界観をより引き立てている。
先日、自分が関わったイベントに出演してもらい、初めてDolly Vardenのライブを観ることができた。
音源で感じていたグルーヴ感や音楽性が、ライブではさらに生き生きと伝わってきて、改めて自分はこのバンドの音楽が好きなのだと実感した。
音源で好きになったバンドを、実際のライブを通してもっと好きになる。そんな嬉しい体験をさせてもらったこともあり、これからの活動がますます楽しみになっている。
今後もぜひ応援し続けたいバンドだ。
AWAプレイリスト 収録
M!LK『ザッツ!超常』
RADWIMPS『婆娑堕罵 -Shabadaba-』
Ado『愚者A』
星街すいせい『ゾンビゾンビゾンビ』
ILLIT『You’re Under Arrest』
Travis Japan『チェックメイト』
Hey! Say! JUMP『再会愛 Lie 期待して Cry』
Kis-My-Ft2『DOPE-A-MINE』
STARGLOW『Slam Dunk』
BUDDiiS『無限大LOVE!!!』
ROIROM『キミにHOLIC』
CANDY TUNE『BLACK KITTY』
milet『My Voice, My Life』
ゆず『心をとめないで』
秦 基博『フラグメンツ』
湘南乃風『サラバ』
SILENT SIREN『あっとUMA』
TM NETWORK『Superposition』
名誉伝説『新女神』
SIRUP『PEACE feat. WILYWNKA』
Lucky Kilimanjaro『悪魔凱歌』
JunIzawa『Persona』
Cwondo『Pecha Kucha』
modern times Bloom『Life is feat. nujikam』
SATOH『口笛』
Dolly Varden『ぽつり』
文藝天国『かがやき』
優河『Glass』
メルトタイマー『シュガー』
札幌某所『声』
“【2026/10/31オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
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