【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2024/06/12≫

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく！』前編OP主題歌。大人気アニメ『ぼっち・ざ・ろっく！』の総集編を映画化した作品の主題歌となっている今作。作詞を樋口愛、作曲を音羽-otoha-が担当している。ドラムのリズムは鼓動の高鳴りを感じられる。未来に向けて走り続けていく彼女たちの気持ちを表すかのような疾走感のあるバンドサウンド。2023年のヒット作品である『ぼっち・ざ・ろっく！』の人気はまだまだ加速していきそうだ。

ドラマ「東京タワー」挿入歌。口笛から始まり、穏やかな雰囲気のスタート。ビートを刻みながらサビに向かうにつれてサウンドは盛り上がっていく。おしゃれさを全体から醸し出しながらもポップで楽しさも感じられる1曲に仕上がっている。MVを見ながらこの曲を聞くとより一層楽しい気持ちになること間違いなし。

大塚愛をゲストに迎えた新曲。この楽曲は、目まぐるしい日々の中で、不鮮明になってゆく過去の思い出を大切にしたいという想いで書かれた楽曲。二組の歌声がエモーショナルメロディとミックスされて夜の空気感を味わうことができる楽曲に仕上がっている。

「モンストグランプリ2024 ジャパンチャンピオンシップ」のテーマソング。フルアルバム「Tokyo Emotional Gakuen」のスピンオフ作品第三弾。夢に向かって走る様子が伝わってくる疾走感のある楽曲。昨年の年間ベストアルバムに選出をしたこの作品のスピンオフを何度も楽しめるのは、とてもうれしい。アルバムとセットでぜひ楽しんでほしい。

シティロックバンドLUCY IN THE ROOMの7作連続配信シングル5作目。広く澄み渡る空のような未来をイメージした新曲。鍵盤の音色が彩りを作り、疾走感のあるバンドサウンドと共に明るく元気をもらえる1曲に仕上がっている。7月24日には1stフルアルバム『ハートビートは眠らない』がリリース予定の彼ら。どんな作品に仕上がっているのか今から楽しみだ。

おいしいおんがくをコンセプトに活動をしているバンド。一般的にはポジティブなワードとして使われていない「デクノボウ」。ただこの曲の中では、『自分の弱さを認めて生きていく事が良いと書いていて、とても前向きにこの言葉を選びました』と高田真路（Ba）が語っている。一つ一つの楽器の音色に個性を感じられながらもまとまりがあり、かっこいい1曲に仕上がっている。ライブで拳を振り上げて楽しみたい楽曲だ。

大阪城天発 ポップロックバンド。バンドとして、1年半ぶりの新曲。2024年11月30日（土）に大阪城音楽堂で大阪と北海道を結ぶキッカケを作る音楽フェス『浪花どさんこROCKFES』を開催する。そんなイベントへの想いや決意をこの曲に込めている。曲中にあるシンガロングを聞いていると『浪花どさんこROCKFES』で満員の観客たちと共に歌っている未来が見えてくる。そんな目標に向かって走り続けるナンカノユメに注目だ。

徐々に音が広がっていくイントロ。あなたの鼓動が聞こえてくる。そんな歌詞を受けて大きくなるバンドサウンド。1曲の中で変化するサウンド展開が歌詞とマッチすることで何十倍も膨れ上がって心に届けてくれる。爽やかな風のような印象も与えながらも力強い魂も感じ取れる楽曲に仕上がっている。

透明感がある歌声。ギターの音色が曲に彩りを与えてくれる。忘れたくても忘れることができない愛した人との感情や日常。ラスサビ前の大きくなるギターサウンドと叫ぶような歌声が好きだった人への感情があふれ出したかのように思わせる。

「人生をおもしろがれたら丸儲け」というフレーズから始まるこの楽曲。ギターとベースのサウンドが心を躍らせる。日々の疲れやしんどさ。そんなことを笑い飛ばせるような生き方をしよう。疲れた心にエネルギーをくれるような1曲となっているのでぜひ聞いてほしい。