【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 6選≪2025/04/30≫

ドラマ『波うららかに、めおと日和』の主題歌。
今作は、不器用だけど真っすぐな想いを描いたラブソング。
優しく甘いメンバーそれぞれの歌声に、ゴスペルを基調とした温かなサウンドが重なり、心にじんわりと染みていく。

2月にリリースされた攻めの一曲『Spacecraft』とのギャップに、心を撃ち抜かれたファンも多かったのではないだろうか。私もその一人だ。

昨日放送されたNHK「BE:FIRST presents THE SHOW」を観て、改めて感じたのは、
彼らの“進化”は止まらないということ。そして、楽曲の振れ幅の広さが本当にすごいということ。

これからも、多彩な音楽性で多くの人の心を掴んでいく。
BE:FIRSTは、そんな存在であり続けるだろう。

ドラマ『あなたを奪ったその日から』主題歌。
タイトルの『ブルーアンバー』は、“青い琥珀”を意味する。

琥珀は、樹脂が長い年月をかけて固まり、美しい宝石となったもの。怒りや悲しみといった感情が、時間とともに浄化され、
人としての成長や内面の美しさへと変わっていく。

そんな人の真理を描いたような歌詞が、そっと心の奥深くにまで染み込んでくる。

映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の主題歌。
キャッチーでノリのいいメロディーに、思わず身体が動き出してしまうような一曲。

Travis Japanは、個人的にデビュー当時から音楽性に惹かれてきたグループ。ジャンルを問わず、さまざまな音楽を自分たちのカラーに昇華し、それをパフォーマンスでもしっかりと表現してくれる。

最近は、個々での活動も活発になり、彼らの名前を見る機会もさらに増えてきた。今後、もっと多くの人に知られ、日本を代表するグループになる。そう確信せざるを得ない存在だ。

TVアニメ『ONE PIECE』のエンディング曲。
バンドにとって初のアニメタイアップとなる今作のテーマは、“自分の強さ”との向き合い方。

アニメの世界観と、バンドがこれまで歩んできた軌跡が重なるような歌詞は、きっと多くの人の背中をそっと押してくれる。

2023年、新曲紹介で『ブルーライト』を取り上げたことが、今では懐かしい思い出。あの時紹介したmuqueが、大好きな『ONE PIECE』の主題歌を担当していることに、今も驚きと喜びが込み上げてくる。

“新しいけど、どこか懐かしい”『ネオレトロ』をテーマに活動するバンド、ネオンに恋して。

先日の自主企画ライブで“第1章”を一度締めくくったネオ恋が、
バンドとしての集大成となるフルアルバム『our precious memories』を配信リリース。

これまで発表してきた楽曲に加え、新曲「思い出のスイートピー」も収録。アルバム全体からは、彼らの掲げる“ネオレトロ”の世界観がしっかりと感じられる。

まさに、これまでの歩みと魅力を詰め込んだ1枚。
バンドの“名刺代わり”とも言えるこの作品を、ぜひ多くの人に聴いてほしい。

ポップな音楽性をベースに、時に懐かしく、時にモダンな空気をまといながら、世代や流行にとらわれない“ノットナウ”な楽曲とスタイルで活動する not now,。

これまで記事ではピックアップできていなかったものの、
前作『Fighting to be Free』が個人的に刺さり、それ以来ずっと気になる存在だった。

そんな疾走感あふれる前作とは一転、今作はどこか懐かしさと哀愁を感じさせる仕上がりに。

今後、not now,がどんな楽曲を世に届けていくのか、ますます注目していきたい。