【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 6選≪2025/04/02≫

BMSG傘下の芸能事務所「B-RAVE」所属、オーディション番組『No No Girls』にて結成されたHANA。オーディション自体は見れていなかったが、BMSGが好きな私にとって注目すべきグループだった。前情報を一切入れずシンプルに楽曲を初めて聞いたとき、BE:FIRSTの新曲を聞いた時のような衝撃が走った。世界を目指していることが伝わってくるトラック、プロデューサーであるちゃんみなの遺伝子を感じさせる歌声。力強さと繊細さが両立する歌声がどんどん癖になっていく。ここまで好きになれたのは、個人的にBMSGへの信頼があるからかもしれない。ただ今後日本のみならず世界中で名前を聞くようになる存在になることは間違いないだろう。

2nd EP『群青飛行』の表題曲。初のアリーナツアーのタイトルにもなった「群青飛行」。ツアーの中で初披露となったこの楽曲は、歌いだしから始まり、会場の観客たちのシンガロングが伝わってくるようなスタート。ポップでキャッチーだが、疾走感のあるバンドサウンドがかっこよく、DISH//らしさが詰まった1曲に仕上がっている。

TVアニメ『鬼人幻燈抄』オープニングテーマ。この曲は、くぅが生前最後に書き下ろした楽曲。現実を生き惑う人間がこの世を生きる上での葛藤を謳った作品に仕上がっている。強い中毒性のあるNEEサウンド。メッセージ性を感じられる歌詞。その一つ一つにくぅの魂を感じ取ることができる。この曲がリリースされて聞いたとき、くぅが蘇ったんじゃないか。そんな気持ちになった。彼は音楽として生き続けることを改めて思わせてくれた1曲。この楽曲は、NEEとしても大切な楽曲となったことだろう。

4月2日にインディーズ時代にリリースされた3作品を新たにミックス & マスタリングしてサブスク配信。新曲という立ち位置ではないかもしれないが、当時CDで聞いていたアルバムをサブスクで聞けることはうれしくて選出した。また、新たにミックス＆マスタリングをしていることも素晴らしい。改めてアルバムを聞くと熱量とメッセージ性の強さに胸がグッとくる楽曲達が収録されている素晴らしい作品たち。この機会にぜひ多くの人に聞いてほしい。

3rd Mini Album「SLEEPLESS」の収録楽曲。今回のMini Albumは、2nd Mini Album「STORMED」との対を成す作品。イントロからしっかりと引き込まれ、轟くベースラインと色気のある歌声につかまれていく。【なんだこのかっこいい曲は！】そんなことを思うくらいにトキメキがある1曲。これをきっかけに他の収録曲も聞いたが、Suspended 4thの持っていたイメージを変えてくれるような楽曲達。改めてほかの作品も聞いてみようと思う。

3ヶ月連続配信リリース 第三弾シングルとしてリリースされたのは自身の活動を描いた「シンガーソングライター」。バンドにあこがれた彼女がシンガーソングライターとして舞台に立ち続ける意味、夢をあきらめず立ち向かいたい、そんな気持ちが歌詞の節々から伝わってくるメッセージソングとなっている。弾き語りで楽曲を聞いたことはあったがバンドサウンドだとまた楽曲の魅力も変化する。疾走感のあるロックサウンドが希望を与え、彼女の歌詞をエネルギーに変換させる。弾き語りでもバンドでも心に伝わるいい曲だ。