こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。
今週は293曲の中からおすすめの6曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。
桑田佳祐『人証し / ひとたらし』
TVアニメ『あかね噺』の主題歌として書き下ろされた「人証し / ひとたらし」。
作詞・作曲のすべてを桑田佳祐が手がけたアニメ楽曲は、バンド・ソロを含めたデビュー48年目のキャリアの中でも初の試みとなる。
さらに、今週の放送でエンディングテーマも担当することが発表され、作品との結びつきはより一層深まっている。実際にアニメを視聴すると、落語という日本の伝統文化をジャンプらしい熱量で描いた作品であり、本楽曲がその世界観に見事に寄り添っていることが感じられる。
桑田佳祐をデビュー当時から聴いてきた世代にとっては、アニメという新たな接点を生み出すきっかけに。
一方で、アニメに親しんできた若い世代にとっては、サザンオールスターズや桑田佳祐の音楽と改めて出会う入口となるだろう。
世代を越えて作品と音楽をつなぐ架け橋のような一曲。
昨年の『国宝』ヒットの流れも追い風となり、今年を代表する楽曲へと成長していく可能性を感じさせる。
モナキ『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』
純烈の弟分として結成された、4人組男性歌謡コーラスグループ・モナキ。
デビュー前からTikTokでショート音源が多くのユーザーに使用され、大きな話題を呼んでいたことから、「まだデビューしていなかったのか」と感じるほどの注目度を誇っていた。
そんな彼らの楽曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」は、80年代を彷彿とさせる昭和歌謡のメロディと、耳に残るキャッチーなサビが魅力。一度聴くと離れない中毒性を持ち、すでに大きなバズの兆しを見せている。
モナキの強みは、純烈の後輩という確かなバックボーン。ショッピングモールでの営業活動など、リアルな場での接点を持てることにより、TikTok発の瞬間的なバズにとどまらず、年配層やファミリー層まで幅広く支持を広げていく可能性を秘めている。
2026年、この一曲で一世風靡することは間違いないだろう。
紅白歌合戦への道も、すでに始まっているのかもしれない。
増田貴久『キッス〜帰り道のラブソング〜』
増田貴久の2ndソロアルバム『増田貴久のカバー』がリリースされた。
前作はオリジナル作品だったが、今作は事務所の先輩たちの楽曲や宇多田ヒカルなど、さまざまなアーティストの名曲をカバーした一枚となっている。
その中でも個人的に特に胸が高鳴ったのが、「キッス〜帰り道のラブソング〜」。
この楽曲は、かつて増田貴久が手越祐也と組んでいたユニット・テゴマスによる2007年の作品であり、これまでサブスクリプションでは配信されていなかった名曲だ。
今回のカバーによって、サブスクでもこの楽曲を聴けるようになったことは非常に嬉しいニュースだろう。当時の温かく優しい世界観を大切にしながらも、現在の増田貴久の表現力が加わり、新たな魅力を感じさせてくれる仕上がりとなっている。
一方で、CDには収録されているSMAPやTOKIOの楽曲が配信されていない点も印象的だ。未だサブスク解禁されていない背景を考えると理解はできるが、逆にテゴマスの楽曲が配信されたことには大きな意味を感じる。
もしかすると、テゴマスの復活やサブスク解禁への期待が高まるきっかけになるのかもしれない。
そんな未来への希望も感じさせてくれる一曲だ。
Penthouse『一二三』
アニメ『魔入りました!入間くん』のオープニングテーマとして書き下ろされた、Penthouseの新曲「一二三」。ここ数年注目し続けてきた彼らが、好きな作品の主題歌を担当することになり、喜びが強い。
今回のアニメのテーマは“音楽祭”。その世界観に寄り添うように、本作は作品の空気感と見事にマッチしている。ジャジーなメロディに、Penthouseの魅力でもある男女ツインボーカルが重なり、華やかさと洗練された大人の雰囲気を同時に感じさせてくれる。
まるで音楽祭の幕開けを告げるかのようなイントロの高揚感は、聴き手の心を一気に物語の世界へと引き込む。ポップでありながらも上質さを兼ね備えたサウンドは、まさにPenthouseならではのバンドサウンドだ。
武道館公演を成功させるなど着実に実績を積み重ねている彼らだが、まだまだ爆発的な人気を獲得するポテンシャルを秘めている。今回の「一二三」が、その飛躍のきっかけとなる一曲になるかもしれない。
立花綾香『春と修羅』
立花綾香の「春と修羅」は、孤独や痛みを乗り越えた先にある“再生”を描いた楽曲。コロナ禍が明けた最初の春、自身の内側に残った傷や孤独、焦りと向き合いながら、それでも新しい季節と世界へ進もうとする強い意志が込められている。
彼女の楽曲に対する想いを知った上で聴くと、その情景がより鮮明に伝わってくる。静かな幕開けから、小鳥のさえずりや春の訪れを感じさせるサウンドが重なり、感情豊かな歌声とともに、暗闇から光へと向かう物語が丁寧に描かれていく。徐々に明るさを増していく楽曲の展開は、まさに“再生”そのものだ。
コロナ禍と呼ばれた時期が正式に区切りを迎えたのは2023年5月。気づけば日常が当たり前に戻った今でも、あの孤独な時間は多くの人の心に深く刻まれている。この楽曲は、そんな記憶を優しく呼び起こしながら、それぞれの新たな一歩を後押ししてくれる。
個人的にも、あの期間は大きな変化と挑戦の連続だった。「春と修羅」は、その大切な時間を思い起こさせてくれると同時に、これからの未来へと進む勇気を与えてくれる一曲だ。ありがとう、そんな想いを伝えたくなる作品である。
AWAプレイリスト 収録
桑田佳祐『人証し / ひとたらし』
B’z『Heaven Knows』
アイナ・ジ・エンド『ルミナス – Luminous』
モナキ『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』
LiSA『DECOTORA15』
キタニタツヤ『火種』
Chevon『B.O.A.T.』
紫 今『New Walk』
増田貴久『キッス〜帰り道のラブソング〜』
Kis-My-Ft2『HEARTLOUD』
Ayumu Imazu『Home』
ASIAN KUNG-FU GENERATION『スキンズ – Skins』
生田絵梨花『今も、ありがとう』
レトロリロン『エゴ』
とた『鳳仙花』
Penthouse『一二三』
Sakurashimeji『ハウリング』
osage『ヒトリゴト』
chef’s『Raclet』
POP ART TOWN『酩酊』
Chimothy→『ひとつになって』
立花綾香『春と修羅』
pod’z『fandom』
SUKEROQUE『初恋って事にしてくれないか』
三四少女『一生仲仔』
THEティバ『Healthy Life』
Amber’s『エデン』
礼衣『予熱』
ITAZURA STORE『ハルノウタ』
湊ゆず『雑草図鑑』
“【2025/04/08オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
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