【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 5選≪2026/04/15≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。

今週は293曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。

Mrs. GREEN APPLE『風と町』

Mrs. GREEN APPLEの「風と町」は、NHK連続テレビ小説『風、薫る』の主題歌。
今年も衰えることのないリリース頻度に加え、『テレビミセス』のレギュラー化など、その存在感はますます確かなものになっている。朝ドラ主題歌と並ぶ“国民的アーティスト”という言葉の意味を、実績で証明し続けているようだ。

今作から伝わってくるのは、“優しさを手放さずにいたい”という彼らのまっすぐな想い。ストリングスを取り入れた華やかなサウンドの中に、どこかやわらかく温もりを感じさせるメロディが広がる。派手さだけではない、包み込むような優しさが印象的な一曲だ。

また一つ、彼らの代表曲が増えた——そんな確かな手応えを感じさせてくれる作品。
朝ドラという大きな舞台を通して、新たな世代へと広がっていくことだろう。

Vaundy『飛ぶ時』

Vaundyの「飛ぶ時」は、TVアニメ『黄泉のツガイ』のオープニングテーマ。さらにエンディングには、彼がyamaへ提供した「飛ぼうよ」が起用されており、本作に対するVaundyの強い想いが感じられる布陣となっている。

楽曲は疾走感と緊張感をあわせ持ち、物語の世界観に深くリンクする仕上がり。特に話題となっているのが、同じ作者による『鋼の錬金術師』の主題歌、YUIの「again」へのオマージュではないかという声だ。たしかに2分53秒付近でテンポが切り替わり、早口で畳みかける展開は、どこか既視感を覚えさせる。

原作や作者へのリスペクトを感じさせつつ、自身の表現として昇華させるVaundyのセンス。そこに彼らしい遊び心も加わり、アニメファンをも唸らせる一曲に仕上がっている。

作品愛とクリエイターとしての挑戦が同居した、印象的なオープニングテーマだ。

Travis Japan『As We Are』

Travis Japanの「As We Are」は、ABCテレビで放送中の冠番組『Travis JapanノJUST!シン日本遺産』のテーマ曲。2ndシングル「陰ニモ日向ニモ」のカップリングとして収録されている楽曲だ。

表題曲「陰ニモ日向ニモ」がシックでクールな魅力を放つ一曲だったのに対し、「As We Are」はその対極ともいえる存在。洋楽的なおしゃれさを感じさせながらも、明るくポジティブなエネルギーが溢れており、Travis Japanの持つキャラクターや親しみやすさが自然と伝わってくる。

彼らの楽曲はもともとジャンルの幅が広く、好みの楽曲も多いが、最近は個々のメンバーの魅力や個性を知る機会が増えたことで、グループとしての魅力もより強く感じられるようになってきた。

「As We Are」は、そんな“今のTravis Japan”を素直に映し出している一曲。楽しさと前向きさをまっすぐに届けてくれる、心地よいナンバーだ。

スーパー登山部『ハイライト』

2023年結成、愛知を拠点に活動する5人組ネイチャーポップバンド・スーパー登山部。
“山 × 音楽”をコンセプトに掲げ、山荘ライブを開催するなど、登山活動とバンド活動を並行しながら頂を目指す“トラバース”を続けているユニークな存在だ。

そんな彼らの「ハイライト」は、自身初のタイアップ楽曲として、コーセー「メイクキープ ミスト EX +」のWEBムービーソングに起用された一曲。

優しさの中にアンニュイな空気感をまとったボーカルの歌声が印象的で、サウンドからは山の壮大さや、太陽が昇る瞬間のあたたかさのような情景が感じ取れる。自然と呼吸を整えたくなるような、心地よさが広がる楽曲だ。

コンセプトと音楽性がしっかりと結びつき、唯一無二の世界観を築き上げているスーパー登山部。今後の活動から目が離せない注目のバンドである。

神谷友志『春薫る』

北海道・釧路市出身。現在は東京都内を拠点に、アコースティックギター弾き語りを中心に活動するシンガーソングライター・神谷友志。来週4月26日に開催されるイベントにも出演予定の彼が、新曲「春薫る」をリリースした。

本作は、5カ月連続シングルリリースの第1弾。春に終わった恋を思い返す主人公の心情を、切なさと力強さをあわせ持つサウンドで描いた一曲だ。

全体から感じられる和のテイストが、哀愁と心地よさを同時に運んでくる。温もりを感じさせながらも芯のある彼の歌声は、和風のメロディラインと絶妙に重なり、自然と耳に残る。切なさと前へ進もうとする意志、その両方をしっかりと感じ取ることができる。

音源で聴いても十分に魅力的だが、ライブではどのように表現されるのか。イベントでその世界観を体感できることが、今から楽しみでならない

AWAプレイリスト 収録

Mrs. GREEN APPLE『風と町』
Creepy Nuts『Fright』
Official髭男dism『スターダスト』
Little Glee Monster『一輪』
緑黄色社会『章』
Vaundy『飛ぶ時』
yama『飛ぼうよ』
MISIA『ラストダンスあなたと』
キタニタツヤ『れびてーしょん』
LiSA『Patch Walk』
muque『Bouquet』
FRUITS ZIPPER/早瀬ノエル『メガフォン』
時速36km『その未来』
Travis Japan『As We Are』
亀梨和也『Diamond』
生田絵梨花『青い春』
中島美嘉『光』
スーパー登山部『ハイライト』
STUTS/大貫妙子『おはよう』
BURNOUT SYNDROMES『ROCKET』
yonige『芽吹くとき』
なきごと『204号室』
PompadollS『リトルワールド』
ミーマイナー『部屋とガラクタと私』
立花綾香『私の代わりにケーキを食べて』
神谷友志『春薫る』
ゆずほ『sadame』
HINONABE『ころもがえ』
ワンダフル放送局『What’s your…?』
そよ風1万発『蛾』

“【2025/04/15オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
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