【ライブレポート】KENG≪ユメカナエフェス2023≫

【ライブレポート】KENG≪ユメカナエフェス2023≫

10月15日、東大阪市の花園中央公園で開催されたユメカナエフェス。前日は雨で開催の不安もよぎったが、そんな不安を払拭させるかのように澄み渡る青空が開催を祝福する。

今年は全部で8ステージ、47組の出演者がイベントを盛り上げる。前年度の倍にもなったステージを全て紹介することはできないのでピックアップしたアーティストのライブレポートを1組ずつ公開します。

花園中央公園の中央に構えられたアコースティックステージ。バンドサウンドが響く公園内にある癒しの空間。それは、実行委員でもあるKENGが担当をするトライステージだ。ユメカナエフェスも終盤となり、ここからユメカナエフェスの実行委員が歌いつないでいく。

KENG

トライステージのトリを飾るのは大阪府高槻市出身在住のシンガーソングライターKENG。『嬉しいお知らせがあります!ユメカナエフェスがトレンドに入りました!』多くの人のポストのお陰でユメカナエフェスがXの大阪のトレンドに入った感謝を伝える。
涼しい風が吹く会場にピアノのきれいで美しい音色が広がっていく。優しくあたたかい歌声でこれまで実行委員として活動をしてきたユメカナエフェスへの想いを込めて「Sunny」を歌い上げる。この先の未来、新しい未来に届けていくかのように。
トライステージのトリとなるステージでこれまでの想いを語る。
『1年をかけて作ったユメカナエフェス。1年を時間にすると8760時間。その中の7時間の為に頑張ってきました。いろんな人に支えて頂き大きなイベントになっていってます。気取ったりせずしんどいと思うことがあっても誰でもチャレンジできるようなワクワクできるフェスになっていくと思います。』2年目となったこのイベントの成長、このイベントに関わってくれた人達に感謝を伝える彼の顔はやさしい笑顔をしていた。

『朝まで降ってびちゃびちゃでしたが、イベントがスタートしたら雨が降らなくなりましたね。』そんな天気に感謝を込めて「あの空のように」を披露。鍵盤が奏でる音色と彼の優しい歌声からはこれまでのユメカナエフェスが繋いできた時間を思い出される。彼の歌声が風と共に広がっていき、人はどんどん集まってきた。
『いろんな人に来てもらえて嬉しいです。今日いろいろ回ってたんですが多くの人に今日はカレーはないんですかと聞かれてしまいます。キッチンカーを買えたらやりたいなと思います。』と笑いまじりに伝えた。普段はライブハウスでカレー販売をすることが多い彼は、カレー王子と呼ばれることも少なくはない。そんなカレーの印象を強くさせるのはこの曲の影響もあるだろう。いい音楽にはいいごはんを、何気ない日常に伝えたい「カレー曜日」を披露。ポップで優しいメロディで大人から子供まで楽しい気持ちにしてくれる。甘くておいしいカレーのように多くの人の心を暖かくしてくれるような楽曲だ。

『昨日から泥だらけになりながら、晴れるか不安だったけど晴れて予定通りできることに感謝したいと思います。みなさんが来ていただいたからこそより盛り上がっております!動いてる人がいるから私もできるかもと思う人が増えるかもしれません。私もその1人です。大切な人が身近にいるから思えるんだと思います。夢がいっぱいのユメカナエフェスに愛を置いて帰ろうと思います。『愛を読む人』。』

ピアノの旋律が心にスーッと入り込んでいく。優しい歌声は1人1人の心に寄り添い言葉を届ける。西日が照り付け、少し肌寒さもある風にふかれながらシャボン玉が宙を舞う。バックには犬と散歩をする幸せそうな家族の姿。1つ1つの目の前にある光景はまるでミュージックビデオを見ているかのよう。曲が終わると会場からは拍手が起こる。多くの人が彼のライブに魅了されたことだろう。

セットリスト
1.Sunny
2.あの空のように
3.カレー曜日
4.『愛を読む人』

KENG

≪プロフィール≫

華麗なるピアノシンガーソングライター 人と人を音楽で結び、繋げ、何事にも継続する事を大切にして、培ってきた輪を大阪から全国へ発信中。 「日常生活に寄り添う」をコンセプトにし、日々頑張っている方々へ応援ソングなどを手がけている。 ピアノ弾き語りでというスタイルで年間約 150 本のライブを行っている。 LIVE では笑顔を絶やさず、会場そのものが本人のマジックにかかった様な温かい雰囲気につつまれる。
本職の音楽とは別に料理を趣味にしていて カレーライスが大好物で。年間 200 食のカレーの食べ歩き、スパイスの研究。 自身がプロデュースする音楽主催ライブでは毎回自ら手作りで作るカレーがイベントで振る舞われる。

≪楽曲≫
『Sunny』

山尾企画presents
メルパルクホール大阪サヨナラ公演『メクルメク』
ピアノ伴奏をKENGが担当!
詳細はこちら
https://www.yamaokikaku.com/mielparque2023
チケットはこちら
https://eplus.jp/sf/detail/3958110001-P0030001

ユメカナエフェス:https://twitter.com/yumekanaefes
カメラマン:瀬戸