【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 5選≪2026/2/25≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。

今週は285曲の中からおすすめの6曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。

SixTONES『一秒』

日本テレビ系2026アスリート応援ソング。
先日、同じくTBS系列のオリンピックソングとしてSnow Manの「STARS」を紹介したが、あちらが“誰かを応援する”印象の強い楽曲だとすれば、SixTONESの『一秒』は“自分自身を鼓舞する”一曲という印象が残る。

それぞれのソロパートがしっかりと輝きながらも、グループとしての一体感も感じられる構成。力強さと覚悟がにじむ歌声に、自然とエールをもらえる楽曲に仕上がっている。

1月のベストアルバムリリース以降、より一層彼らの音楽に惹かれているのだが、この曲もMV公開以降、どれだけリピートしたかわからないほど聴いている。

スポーツの応援ソングでありながら、自分自身の生活や仕事にも重ねたくなる。
“この一秒”をどう生きるかを問いかけてくれる、そんな一曲だ。

Mr.Children『Saturday』

3月25日にリリースされるアルバム『産声』からの先行配信曲。
2007年にリリースされた「彩り」を思わせる、ぬくもりと安心感に包まれたメロディが印象的だ。

特にラスサビ前のフレーズから伝わってくるのは、毎日頑張っても期待通りの見返りがなくてもいい、少し気分を変えて、ゆっくり生きてみるのも大切なんだというメッセージ。静かに、でも確かに心に届いてくる。

これまで自分の心を鼓舞するような楽曲も多く届けてきた彼らだからこそ、時の流れとともに“休むこと”や“息抜き”の大切さ、そして一人一人の生き方を肯定してくれるような優しさがより沁みる。

肩の力を抜いて聴きたくなる一曲。
今の自分にそっと寄り添ってくれる、そんな楽曲だった。

Penthouse『地球儀』

スタジオジブリのトリビュートアルバム『ジブリをうたう その2』に収録された一曲。
アイナ・ジ・エンドや大野雄大&花村想太(Da-iCE)などが名曲をカバーする中で、特に印象に残ったのがPenthouseによる「地球儀」だ。

原曲は映画『君たちはどう生きるか』の主題歌として発表された米津玄師の作品。私自身まだ映画を観られていないこともあり、ジブリ楽曲というよりも“米津玄師の近年の名曲をカバーする”という感覚で聴いた一曲でもあった。

Penthouseのジャジーで大人の色気をまとった歌声と、鍵盤が紡ぐ繊細で優しいメロディ。そのアレンジによって、原曲とはまた違う表情が引き出されており、より心に寄り添うような温度感を感じられるカバーに仕上がっている。

原曲へのリスペクトを感じながらも、しっかりとPenthouseらしさが息づく一曲。
個人的にも、とても好きなカバーだ。

札幌某所『札幌』

札幌発のバンド・札幌某所が新曲をリリース。
私の2025年上半期インディーズベストソングに「最前線」を選出したこともあるバンドで、その時は“青春の熱量”をまっすぐにぶつける存在という印象が強かった。

そこから動向を追ってきた中で届けられた今作「札幌」は、これまでのイメージを良い意味で覆してくる一曲。優しく、雪景色を思い浮かべるようなぬくもりを感じさせるサウンドが広がる。街の空気や温度までも閉じ込めたような楽曲だ。

サウンドプロデューサーにGalileo Galileiの岩井郁人を迎えている影響もあるのか、繊細さと奥行きが加わり、バンドとしての振れ幅が大きく広がったことを実感させられる。

このまま確実に力をつけていけば、札幌を代表する存在へと成長していくに違いない。
そんな未来を自然と想像させてくれる一曲だった。

夜條ケンジ『透明人間(feat. 初音ミク)』

「飲み会あるある」を切り口にした、リアルでほろ苦い情景描写が印象的な一曲。共感性の高いメロディとともに、誰もが一度は感じたことのある感情を丁寧にすくい取っている。

ピアノとアコースティックギターを軸にしたバンドアレンジに、跳ねるようなリズムが重なり、軽やかでありながらどこか切なさを含んだサウンドに仕上がっている。耳触りは心地よいのに、歌詞がじわじわと胸に刺さってくる。

息苦しい飲み会の空気だけでなく、日々の生きづらさや、消えてしまいそうになる感情。
「透明人間なんじゃないか」と思ってしまう瞬間の中で、それでも誰かに見てほしい、肯定してほしい、愛してほしい——そんなマイナスと承認欲求が入り混じった感情が詰め込まれている。

軽やかさの奥にある、ほろ苦い本音。
聴き終えたあと、ふと自分の心にも目を向けたくなる一曲だ。

AWAプレイリスト 収録

SixTONES『一秒』
Snow Man『オドロウゼ!』
HANA『Bloom』
Mr.Children『Saturday』
大森元貴『French』
sumika『赤春花 feat. 幾田りら』
Penthouse『地球儀』
WANIMA『フルボコ』
Novelbright『Caravan』
Hey! Say! JUMP『traveler』
UVERworld『ZERO BREAKOUT POINT』
汐れいら『déjà vu』
すりぃ『ノンフィクション』
HINONABE『Space Out』
asmi『チョコっと好きよ』
bokula.『東京、君の街』
野田愛実『Sunrise』
The Whoops『ランドリー』
ちゃくら『ガールズバンドは死なない』
THE SIXTH LIE『ANATA』
燐漫天国『ワルツ』
yard rat『Save me』
水平線『三日月』
yummy’g『One More Rush』
札幌某所『札幌』
CAT ATE HOTDOGS『アマリリス』
一寸先闇バンド『NEET』
ゆいにしお『ななしのごちそう』
スランプガール『ユーレイ・コンプレックス』
夜條ケンジ『透明人間(feat. 初音ミク)』

“【2025/02/25オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
https://mf.awa.fm/3ODMoww

また、月1回更新の2月によく聞いた楽曲を詰め込んだプレイリストも更新しました!
“【毎月初更新】RYO Monthly Favorites Songs” by RYO on AWA
https://mf.awa.fm/40DtqZq

ぜひ、こちらもお聞きください!