【ライブレポート】QLIP≪僕らの旅路 落葉と落陽-autumn twilight-≫(2023/11/15@心斎橋FootRock＆BEERS)

カメラマンや動画制作を行っている朝ステさんが代表を務めるRe+Createが主催をするイベント。「僕らの旅路 落葉と落陽-autumn twilight-」が11月15日に開催された。こちらのイベントは今年の春に初開催をされた季節を音楽に見立てて旅をする様子を表したイベントとなっている。秋となり旅も中盤となった。そんなイベントの様子を1組ずつお伝えさせていただきます。

QLIP

秋を旅する主人公を彩るべく様々なアーティスト達がバトンをつないできた。次の旅に向かうためラストを飾るのは前向きに後ろ向きなバンドQLIP。
メンバーが1人1人登場。ドラムのリズムと共に華やかなクラップのようなサウンドが場内に広がり、「今を生きる」がスタート。リズミカルな音色、色鮮やかな照明と共に華やかなバンドサウンドが心も体も躍らせていく。Vo.小椋はスタンドマイクからマイクを手に取り踊るように歌い上げていく。
続いては、「明日が来る」。鍵盤が奏でるポップで可愛らしいメロディと重低音を奏でるベースとドラムのサウンドが相反するようでミックスされており、中毒性を誘ってくる。腕を上下にふりあげながら飛び跳ねるVo.小椋の姿を見て、同じく拳を振り上げ楽しむ観客たちの姿からは楽しさが伝わってきた。

『最後まで残ってくれてありがとう！QLIPです！』と挨拶をして「わるくはない」を披露。華やかでポップなサウンドに思わず手拍子が鳴り響く。腕を振り上げていき会場はどんどん一つになっていく。
続いて、「わからないな」ではベースラインと手拍子の音が場内を包み込む。そんなベースラインに鼓動はどんどん高ぶっていく。転調をして、哀愁のあるギターのメロディと鍵盤が作り出す神秘的なサウンド。Vo.小椋の手拍子に合わせて、会場の手拍子の音はどんどん大きくなっていく。

『阪神タイガース日本一おめでとうございます！今年の阪神は最高でしたね。アレの瞬間を甲子園まで見に行ってました。日本一は野球メンヘラになってましたQLIPです！』
『正直、イベントタイトルとは全く関係ない感じでやってるバンドです。哀愁のある楽曲がないのでイベントに合っているのかわかりません。でも今回のイベントはカメラマン、ライブレポート、フードなど、朝ステさんを中心にいろんな裏の人が関わってできています。裏でかかわってる人にスポットライトをあてられている素晴らしいイベントです。』と普段アーティストを裏でささえる人達にスポットライトも当たっている今回のイベントに感謝と激励を送る。

『阪神は優勝しましたが、人生うまくいってないことも多いです。』と「上手くはいかない
」を披露。Vo.小椋はスキップをするかのように歌い、Key.西村は飛び跳ねながら楽しそうにキーボードを演奏する。中毒性のあるフレーズとクセになるサウンドがどんどん体を揺らしていく。そのまま休む暇もなく、「仲間外れ」を披露。ステージに座ったり。拳を上げたり、自由に歌い上げていく彼の姿はライブを心の底から楽しんでいることを感じられた。

『本当に今日は残ってくれてありがとうございます！またライブハウスで会いましょう！QLIPでした！』来てくれた観客たちに感謝を伝えて、「エトワール」を披露。華やかで鮮やかな照明のなか、楽しく踊りながら人差し指をおおきくかかげる姿はまるで宇宙と交信をするかのように。曲が終わり、会場を後にする彼らを止めるかのように大きな拍手と共にアンコールの拍手が届けられる。
『めちゃくちゃいいイベントでしたね。携わってくれた皆さん、そして今日来てくれた方々ありがとうございました！』と感謝を伝えて、最後は「ライトアップ」を披露。
ギターの音色を輝かせて、ロックサウンドが会場のボルテージを最高潮に。素晴らしいライブでイベントを盛り上げてくれた。

セットリスト
1.今を生きる
2.明日が来る
3.わるくはない
4.わからないな
5.上手くはいかない
6.仲間外れ
7.エトワール
en.ライトアップ

秋の旅路を迎えた今回、様々なアーティストがイベントに華を添えてくれた。
次回は、2月17日。次回はどんなアーティストが主人公の旅路に彩りを与えてくれるのだろうか。

主催：Re+Create(朝ステ)https://twitter.com/asasute0809
カメラマン：きたゆい https://twitter.com/yui_kita26