【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 5選≪2026/10/21≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。

今週は293曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。

Da-iCE『うららか』

ドラマ『波うららかに、めおと日和』の続編の主題歌として届けられた一曲。時代が変わっても色褪せることのない、人を想うシンプルな衝動や一途な願いをストレートに描いたウエディングソングだ。

祝福に満ちたきらびやかで美しいメロディラインに、花村想太と大野雄大の優しく温かな歌声が重なり、聴いているだけで幸せな気持ちに包まれていく。王道のラブソングであり、間違いなくDa-iCEらしさを感じる。それなのに、どこかグループとしての新しさも感じられるのが面白い。

その理由は、ここ数年の彼らが積み重ねてきた挑戦にあるのかもしれない。アップテンポなダンスナンバーから、メンバー全員の歌声を活かした楽曲まで、さまざまな表現に挑み続けてきたDa-iCE。そんな経験を重ねた今だからこそ、改めて王道のラブソングを届けたときに、以前とはまた違った表現力やグループとしての進化が感じられるのだろう。

ヒットドラマの続編を彩る主題歌という話題性はもちろんある。ただ、それだけではなく、楽曲そのものが持つ温かさや美しさ、そして現在のDa-iCEだからこそ届けられる説得力がある。これから結婚式など、大切な人への想いを伝えるさまざまな場面で愛されていくのではないだろうか。

Da-iCEにとって、また一つ新たな代表曲になる。そんな予感を強く感じさせてくれた一曲だ。

原因は自分にある。『ラブリーラブ』

現在、注目度を高めているEBiDAN所属のグループ・原因は自分にある。の最新曲。

今作は、ボカロPとしても知られるsyudouが楽曲提供を担当。「狂気の愛と欲望」をテーマに掲げた、疾走感と中毒性に満ちた一曲だ。

勢いよく駆け抜けるバンドサウンドと、一度聴いたら耳から離れない独特なメロディ。そこにはsyudouらしいクセのある音楽性がしっかりと感じられ、楽曲が進むほどにその世界観へと引き込まれていく。

個人的にEBiDAN所属のグループはそれぞれ注目しているが、その中でも近年、特に気になる存在となっているのが原因は自分にある。だ。

EBiDANのグループに共通するようなキャッチーさや中毒性を持ちながら、彼らならではの個性もしっかりと確立されている。さらに、これまで堂本剛や川谷絵音など、個性豊かなアーティストから楽曲提供を受けてきたことも大きな魅力だ。

以前から定期的に彼らの楽曲を耳にしていたが、新しい作品に触れるたびに、グループとしての表現の幅が広がっているように感じる。そして今回の『ラブリーラブ』も、その勢いをさらに加速させるような一曲だ。

近い将来、多くの人に知られる大ヒット曲を生み出すのではないか。そんな期待を抱かずにはいられない、今後も注目していきたいグループだ。

MONO NO AWARE『バッキンガム』

アルバム『Passion Tours』の収録曲。今作のアルバムは「旅行」をテーマに制作されており、『バッキンガム』ではイギリス・ロンドンのバッキンガム宮殿が題材となっている。

まず印象的なのが、穏やかで心地よいメロディライン。聴いていると、昼下がりのゆったりとした空気や、優しく降り注ぐ太陽のぬくもりが自然と浮かんでくる。

そんな心地よいサウンドの中で面白いのが、MONO NO AWAREならではのユーモアあふれる歌詞だ。

バッキンガム宮殿の騎兵隊の馬が道に残した落とし物を「かりんとう」に例えるという、なんとも独特な発想。旅先で見つけた何気ない光景を、こんなにも遊び心のある言葉で音楽にしてしまうところが面白い。

穏やかなメロディに身を委ねながら、歌詞に耳を傾けると思わずクスッと笑ってしまう。そんな音楽と言葉の絶妙なバランスが癖になっていく。

この一曲を聴いただけでも、「旅行」というテーマで作られたアルバム『Passion Tours』には、ほかにどんな景色や物語が詰まっているのだろうと興味が湧いてくる。

ぜひアルバム全体を通して、MONO NO AWAREと一緒に音楽の旅を楽しんでみたい。

妄想リフレイン『ハロー』

以前、自分のイベントにも出演してくれた妄想リフレインが新曲をリリース。

今作は、忘れたいのに忘れられない“君”への未練を抱えながらも、「未来しか見てない」と言い切り、前へ進もうとする姿を描いた、失恋と再出発の一曲だ。ポップで明るいメロディからは、新しい未来へ向かって歩き出すような前向きなエネルギーが感じられる。一方で、そこに重なるボーカルの歌声にはどこか哀愁が漂っており、その対比がとても印象的だ。

もう過去は振り返らない。そう決めていても、心のどこかにはまだ忘れられない想いが残っている。そんな簡単には割り切れない感情が、明るいサウンドと切なさを帯びた歌声によって、より鮮明に伝わってくる。

未練がなくなったから前へ進めるのではなく、未練を抱えたままでも新しい一歩を踏み出していく。その強さこそが、この楽曲の大きな魅力なのかもしれない。

以前ライブを観たときには、バンド全体の演奏力やステージでの表現力にも惹きつけられた。そんな妄想リフレインがこれからどんな音楽を届け、どんなステージへ進んでいくのか。今後の躍進がますます楽しみになった一曲だ。

oh!! 真珠s『誰も知らない』

2024年に自主制作で録音されていたバンドの代表曲が、新たなアレンジを施され、2026年10月21日にSEEZ RECORDSより完全再録バージョンとしてデジタルリリース。

今作で特に印象的なのが、蝉の鳴き声をイメージしたという独特なシンセのフレーズ。その音色を軸に、誰にも知られない「桃源郷」を叙情的かつ切なく描き出した、不思議な世界観が広がっている。

サウンドからは、どこか昭和歌謡を思わせる懐かしい空気感も漂っており、その中に現代的なアレンジや独特のクセが溶け合っている。

一度聴くと耳に残る中毒性がありながら、どこか切なさも感じられる。その絶妙なバランスが心地よく、聴けば聴くほど楽曲の世界へと引き込まれていく。

これまでもoh!! 真珠sの楽曲には独特の音楽性を感じてきたが、今作ではまた違った表情を見せてもらったように感じた。

新しい作品に触れるたびに、バンドとしてのイメージが少しずつ更新されていく。そんな面白さも含めて、ますます興味が湧いてくる。

いつかライブで、この独特な世界観とサウンドを自分の目と耳で体感してみたい。そう思わせてくれた一曲だ。

AWAプレイリスト 収録

RADWIMPS『汝、星のごとく』
Creepy Nuts『トムとジェリーとヘイターと私』
aiko『君の言う通り』
Da-iCE『うららか』
MAZZEL『Touch』
離婚伝説『シチュエーション』
なにわ男子『Moonlit』
WurtS『スパーク』
DISH//『ジーパン履いてこうぜ』
吉井和哉『MUJO』
斉藤京子『元気にしてた?』
原因は自分にある。『ラブリーラブ』
muque『いいんじゃない』
ストレイテナー『異世界地図』
CNBLUE『360°』
MONO NO AWARE『バッキンガム』
ドミコ『存え』
w.o.d.『Feelin’』
Billyrrom『SALTARE』
Bray me『Life goes on』
ん・フェニ『ビンテージマンション』
CUTIE STREET『キュートなキューたい (Korean ver.)』
w-inds.『Paradox (Re-Recording)』
秘密兵器『君に借りたままのTシャツ』
みどりいせかい『プリズム』
妄想リフレイン『ハロー』
みどりいせかい『プリズム』
妄想リフレイン『ハロー』
インナージャーニー『風のひと』
月追う彼方『凪の底』
oh!! 真珠s『誰も知らない』
遥瀬桜子『Capsule』

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