【ライブレポート】Miranda Otsuji主催動物チャリティー企画『DCbankfes vol.4』≪前編≫

DCbankfes vol.4

シンガーソングライターのMiranda Otsujiが動物愛護をテーマに開催をするDCbankfes。今年で4回目となるこのイベントは、動物の殺処分ゼロを目指して、多くの人に現状を知ってほしい。動物愛護団体の支援となりたい。そんな彼女の想いが詰まったイベントとなっている。今回のイベントの為に出演者たちが想いを綴ったフォトブックが販売されている。こちらのフォトブックやイベントの売り上げの一部は動物保護団体に募金される。参加することでワンちゃん猫ちゃんの支援に繋がっているのだ。

このイベントならではの企画から動物保護についてのインタビューからスタート。大正区で市会議員をされてる小山みつあき氏。月曜日の朝には、大正駅で殺処分ゼロのノボリを立てて駅立ちをしている。そんな小山氏のインタビューからは、今の現状を1人でも多くの人に知ってほしいという想いがひしひしと伝わってきた。

続いては、個人でボランティア活動をされている福ねこ∞ファミリー。野良猫の平均寿命は長くても4~5年。飼い主のいないかわいそうな猫。彼女たちの話を聞いていると野良猫が苦労をして生きていることが伝わり、考えるきっかけをくれた。一生面倒を見るつもりで飼って欲しい。直接、動物保護に関わっている人の話を聞くと日々生きていく中で自分に何ができるのだろうと考えさせてくれる。

Miranda Otsuji

インタビューが終わり、一つ一つの話を深く受け取る観客たち。そんな中、主催のMiranda Otsujiがアコースティックギターを手に取り一人一人と向き合っていく。
「自分にできることが大きなことでなくても、みんなで協力して出来ればと思っています。私は環境的に動物さんを保護することはできませんが、歌があります。仲間がいます。発信することで一匹一匹の動物達を救えたらと思います。挫けそうになった時でもあなたのネガティブを捨てて前向きになれたら、NEGATIVE。」
動物保護団体さんのインタビューの時間があったからこそ、より一層彼女がこのイベントを通じて伝えたい気持ちが歌からしっかりと伝わってきた。サビが終わると、今日というイベントにパワーをこめて体を揺さぶり歌を届けていく。会場を包み込む手拍子、「ラララ」と広がっていく歌声。彼女の想いが会場全体へと連鎖して明るい空間につながっていく。「今日という1日に関わってくれるみなさんの旅が、素晴らしい旅になって欲しい。」と想いを込めて「旅をしよう」を披露する。

弾き語りステージ最後は、「皆さんの朝が素晴らしい朝になりますように。」と彼女の代表曲「ASA」が披露される。会場の手拍子が高鳴る気持ちを表すかのように明るい音が会場を包み込んでいく。彼女の明るくエネルギッシュなパフォーマンスがイベントのスタートダッシュを飾り、11組のアーティストたちへバトンを繋いだ。

セットリスト
1.NEGATIVE
2.旅をしよう
3.ASA

≪プロフィール≫
地元東大阪市の花園ラグビー場にてフェス主催を夢見て活動中のシンガーソングライター。ユメカナエフェスの実行委員長を務める。半年間テレビ大阪オープニング『ASA』放送。
≪SNS≫
X(旧Twitter):https://twitter.com/mirandaotsuji
Instagram:https://www.instagram.com/mirandaotsuji
HP:https://ohayouyurikasan.wixsite.com/mirandaotsuji
Youtube:https://www.youtube.com/c/otsujimiranda

One Once Over

メインステージのスタートを飾るのは、OneOnceOver。ドラムのshunが加入した新体制での初ライブとなる今回。1曲目「Newstar」から色鮮やかな照明の中、煌びやかな鍵盤の音色が会場の空気を華やかなものへと変えてくれる。新年度となる4月に新しい場所への旅路を祝うかのようにポップで楽しいメロディとボーカルの歌声。「楽しんでいってください!よろしくお願いします!」と挨拶を終え、続けて始まったのは「勇者と剣の物語」。ベースラインが際立ち、ドラムのリズムが勇者の行進をイメージさせる。ポップな鍵盤のメロディが気持ちを高まらせ、そんなメロディにのせて手拍子をする観客たち。
「2024年2月から新しくドラムのshunが加入しました!」と伝えるとshunに対して声援が届けられる。

ベースの佐藤真哉が「続けることができない男なんですが、音楽を続けるということはできました。ドラムが入ってくれて新しい体制で音楽をまた続けることができました。物事を続けていくことは難しいです。何か一つこれだけはやめないぞって決めて帰ってくれたら嬉しいです。」そんな想いをこめて作った楽曲、「ウイムイ」を披露。ベースの佐藤真哉がボーカルも担当。先程までとは雰囲気を変えて疾走感のあるロックサウンドでシックな雰囲気を醸し出す。「曖昧なままで」と観客たちと一緒に歌い上げて会場を一つにしていく。「あっという間にラスト1曲となりました!!3人での初ライブですよ、みんなで楽しんでいきましょう!」と「ぐるぐる」を披露。疾走感のあるメロディとかっこいいバンドサウンドに魅了されていく。ぐるぐるとタオルや手を回していく会場、観客たちのボルテージを上げてバンドステージのトッパーを務めてくれた。

セットリスト
1.Newstar
2.勇者と剣の物語
3.ウイムイ
4.ぐるぐる

《プロフィール》
2018年7月1日結成 。メンバーは鍵盤の柴田マリ、ベースの佐藤真哉、ドラムのshun。

≪SNS≫
X(旧Twitter):https://twitter.com/oneonceover
Instagram:https://www.instagram.com/oneonceover?igs..
Youtube:https://www.youtube.com/@oneonceover4780

真田柊太

DCbankfes vol.4

芝生ステージに続いて登場をしたのは、心の中にあるモノを少しづつ形にしながら優しく届けてくれるシンガーソングライター真田柊太。1曲目は会場のBGMでも流れていた「花火」。優しく哀愁のある彼の歌声は、歌いだしから会場の空気をガラリと変えてくれる。染み渡るような歌声には味があり、脳内で浮かび上がる夏の情景。アコースティックギターの音色が心の奥底まで歌詞を届けてくれる。

「和歌山県に住んでいるけど田舎で、ワンちゃんや猫ちゃんが急に道路に飛び出してきたりします。そんなワンちゃんや猫ちゃんが少しでもいなくなったら嬉しいと思って歌うので今日少しでも募金をしてくれたら嬉しいです。」彼が想いを込めて歌うのは、「分からない者同士」。守りたいものがそれぞれある、その為に生きているということ。歌詞から伝わるメッセージが日々の生き方、人生を問わせてくれる。ラストは伸びのあるフェイクを見せてギターのメロディと共に染みわたっていく。最後は、最近作った楽曲「夢の続き」。優しいイントロとあたたかい歌声。夢を見ていたい、これまでの歩みとこれからの道すじ。日常の幸せや苦しみを歌う彼が歌う夢。照明にあてられて歌い上げる彼の姿は希望の光にむかって夢を追い続ける姿のように感じられた。

セットリスト
1.花火
2.分からない者同士
3.夢の続き

DCbankfes vol.4

≪プロフィール≫
柊太と書いて”とうた”と読みます。
関西を中心にシンガーソングライターとして活動中。
心の中にあるモノを少しづつ形にしながら優しく、でも芯のある唄を歌います。
2022年10月3日より2nd album「over the fireworks」発売中!!

《SNS》
HP:https://sanadatouta.jimdofree.com/
X(旧Twitter):https://twitter.com/toshinosuke27
Youtube:https://www.youtube.com/@sanadatouta

コッコア

DCbankfes vol.4

今回は久しぶりのオリジナルメンバー4人体制となるコッコア。力強いドラムのリズムと哀愁のあるギターのサウンドで空気感を作り「キャラバン」からライブはスタート。明るいメロディに「ラセンラー」と繰り返すサビはクセになる。そんな楽曲を見てると自然と楽しい気持ちになり体は踊り出していく。競い合うようにVo/GtツジとGt.ハラがギターをかき鳴らしていく。会場の手拍子の音はどんどん大きくなっていき盛大になっていく。
歌謡曲を彷彿させるような懐かしいメロディで始まったのは、「百鬼夜行」。渋くて男らしい歌声と鼓動を高まらせるドラムのリズム、一つ一つが拳を高く突き上げたくさせてくれる。声援を笑顔で返してトークを始めないVo/Gt.ツジに代わりDr.ボンが代わりにトークをする。すると「代わりに歌うわ。」とDr.ボンがボーカルを務め「Stop everything that bother me」がスタート。ボーカルが変わることで、また一つバンドとして新たな表情を見せてくれる。曲が一度とまり、「コザクラインコが大好きです。」と大好きな動物について語りだす。すると、再び曲がスタートし、会場は盛り上がっていく。
「ありがとうございます、最後の曲です。ラブソング。」
Vo/Gt.ツジの歌い出しから伝わってくる色気。熱量とまっすぐな歌詞、力強いバンドサウンドから伝わる男のラブソング。渋くかっこいい熱量のあるライブパフォーマンスで会場を盛り上げてくれた。

DCbankfes vol.4

セットリスト
1.キャラバン
2.百鬼夜行
3.Stop everything that bother me
4.ラブソング

DCbankfes vol.4

《プロフィール》
関西を中心に活動するバンド。メロディアスでありながらエモーショナル。キャッチーでありながらシュール。全ては泣き虫な君のために。

《SNS》
HP:https://coccoa-jp.jimdofree.com/
X(旧Twitter):https://twitter.com/coccoa7
Youtube:https://www.youtube.com/@coccoa_tv8905

三国未来

DCbankfes vol.4

続いては、大阪を中心に活動中のシンガーソングライター三国未来。ギター弾き語りでライブをすることが多い彼女だが、今回は鍵盤をOKN(fr.ハヤシライフ)が務める2人編成でのステージ。1曲目は、「お城で暮らそう」。椅子に座り想いを込めるように歌い上げる彼女の姿は可憐で美しい。透き通るような彼女の歌声とやさしくあたたかい鍵盤のメロディ。彼女の歌詞に込めた想いが観客一人一人の胸の内まで入り込んでいく。「新しい歌を歌います」と始まったのは、新曲「つよがり」。囁くような可愛らしい歌声とスキップをしてるような鍵盤のメロディ。愛情の中にある儚い想いが感じられる歌詞が印象に残る。「今日は呼んでくれてありがとうございます。」と感謝を伝えると、歌を届ける彼女に拍手が送られる。

「ミランダとはいろいろ一緒にやってきましたがこのイベントに呼んでくれたのは今回が初めてです。ありがとうございます。私は猫アレルギーなので、飼うことはできませんが何か役に立てたらと思ってます。今日はミランダが好きだと言ってくれた曲を持ってきました。あと2曲お願いします。」主催のMiranda Otsujiへの感謝を伝えて、続いて披露したのは「フレイヤ」。バンドサウンドが際立つ原曲とは大きく雰囲気を変えて鍵盤の音色で繊細さがより感じられる。彼女の歌声も力強く色気を放ち舞うように手先を動かし歌い上げていく。「また、ライブハウスで出会えたらと思います。最後はミランダが作ったコンピアルバムに収録している楽曲です、iris。」普段と違う鍵盤との2人体制で、見せてくれた彼女の新たな一面。限られた時間でいろんな表情を見せ、観客たちを魅了してくれた。

セットリスト
1.お城で暮らそう
2.つよがり(新曲)
3.フレイヤ
4.iris

DCbankfes vol.4

≪プロフィール≫
大阪を中心に活動中のシンガーソングライター。
弾き語りを中心に彼女のバックバンドCrewle(クルール)と共にバンド編成でもライブを行っている。グッズやフライヤーのデザインも行っている。
活動詳細:https://www.muevo-com.jp/campaigns/147
≪HP/SNS≫
HP:https://mikuni-miku-official.webnode.jp/
X(旧Twitter):https://twitter.com/Mikuni_39
Instagram:https://www.instagram.com/mikumair
Tik Tok:https://www.tiktok.com/@mikumair
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCAaL_AxTyeEeXDWV_o1VAAg

KENG バンド

DCbankfes vol.4

長丁場のイベント、休憩をはさんで観客たちは各々がごはんやお酒を楽しみながら、交流を楽しんでいる。そんな賑やかな会場に明るくポップなメロディが広がっていく。続いて登場したのは、シンガーソングライターのKENG。普段は鍵盤弾き語りでライブを行うことが多い彼だが。今回はベースとドラムを迎えてバンド体制でのライブとなる。1曲目は「あの空のように」を披露。鍵盤の華やかなメロディとドラムのリズム、メロディを指させてくれるベースライン。「どうもありがとうございます!」という彼の声に応えるかのように拍手が送られる。勢いをそのままに「POP NA MUSIC」を披露。ポップなサウンドにのせて手拍子の音が広がっていく。後半戦のスタートを飾る楽しく明るいライブに心も体も踊り出していく。

「去年の9月ぶりのバンドメンバーでの出演です。今年で一緒にライブするようになって9年目となりました。気づけばもうすぐで40代です。いい色がのってきたなと思います!」カレー王子とも言われてる彼がイベントで販売されているにゃんこのお風呂カレーを宣伝。「既に食べた方ももう一度食べたくなるようになってもらえたらと思います。」と代表曲でもある「カレー曜日」を披露。やさしくあたたかいこの楽曲も、鍵盤弾き語りとは違いバンドサウンドがスパイスを効かせて歌を届けてくれる。
「ユメカナエフェスの実行委員もやっている関係で気づけばミランダとは、3~4年の関係です。笑顔でまっすぐな彼女は無理しすぎるところもあるのでフォローしてることも多いです。わんちゃんねこちゃん、みなさんの未来を込めてこの曲で締めたいと思います。」と披露されたのは「Sunny」。動物たちへの想い、今日というイベントに関わってくれた人達への明るい未来、一つ一つに光がさすように歌を届ける。ポップで明るく想いの詰まったライブで会場を幸せな空間に変えてくれた。

DCbankfes vol.4

セットリスト
1.あの空のように
2.POP NA MUSIC
3.カレー曜日
4.Sunny

≪プロフィール≫
華麗なるピアノシンガーソングライター 人と人を音楽で結び、繋げ、何事にも継続する事を大切にして、培ってきた輪を大阪から全国へ発信中。 「日常生活に寄り添う」をコンセプトにし、日々頑張っている方々へ応援ソングなどを手がけている。 ピアノ弾き語りでというスタイルで年間約 150 本のライブを行っている。 LIVE では笑顔を絶やさず、会場そのものが本人のマジックにかかった様な温かい雰囲気につつまれる。
本職の音楽とは別に料理を趣味にしていて カレーライスが大好物で。年間 200 食のカレーの食べ歩き、スパイスの研究。 自身がプロデュースする音楽主催ライブでは毎回自ら手作りで作るカレーがイベントで振る舞われる。
《SNS》
HP:https://www.keng-utautai-curry.com/
X (旧Twitter):https://twitter.com/utautai_KENG
Tik Tok:https://www.tiktok.com/@keng4298?_t=8h1Aqxo4P8E&_r=1
Youtbue:https://www.youtube.com/channel/UC4yNrLk7VMojp8xdXPH8FzQ?app=desktop
各種リンクまとめ:https://instabio.cc/3021312d9vHa4

前半のライブレポートはここまでです。日を改めて後半の記事を公開させていただきます。
また、こちらのイベントの配信でみることができ、2024年4月28日(日)23:59 までチケットを購入するとご覧いただけます。
https://twitcasting.tv/mirandaotsuji/shopcart/297552
※映像トラブルにより、真田柊太さん、三国未来ちゃん、さんかくとバツさんの演奏中に映像が途切れております。ご了承いただける方のみご購入お願いいたします。

出演者情報

〇Miranda Otsuji

Miranda Otsuji 2nd ONEMAN LIVE 【FLAVOR】
2025/2/5(水) 開場:18:00 開演:19:00
阿倍野ROCKTOWN
チケットはこちら
https://eplus.jp/sf/detail/4064290001-P0030001

〇One Once Over

チャンネル登録1000人目標!
毎週火曜日22:00〜
チャンネル登録お願いします!!音楽、雑談、トーク、ゲーム…夜のわちゃわちゃ音楽ラジオ!
https://www.youtube.com/@oneonceover4780

〇真田柊太

4/28(日)東心斎橋 真心場
【呑天日和】
OPEN 18:30 START 19:00
CHARGE adv2500円/day3000円(1D別)

真田柊太
野上陽平
生越優花
コシミキヤ

〇コッコア

山尾企画presents メルパルクホール大阪サヨナラ公演『メクルメク』メインテーマソング”coccoa feat. KIMERU”

『Time Machine Laboratory』全国流通&配信決定!!

作詞は芳本春治・ハラジュンイチロウ、作曲はハラジュンイチロウ。『テニスの王子様』主題歌を歌唱したKIMERU氏がボーカルを担当。同公演の出演者全員によるコーラスを収録。

2023年12月8日より、全国のCDショップにてご予約いただけます。YMKK-231228 税込価格 ¥1,500

〇三国未来

三国未来×ゆずほ ツーマンライブ「タイムパラドックス」
2024.06.02(日)開場18:00 / 開演18:30
東心斎橋 真心場
チケットはこちらから予約
https://framu.world/events/5467

〇KENG

ふみけん春歌紀行2024 1本目
5月9日【木】
心斎橋FootRock&BEERS
「ふみちゃんけんちゃんのごきげん生放送Vol.50」~ハザマハザマの生誕祭~

山田尚史
KENG
ケシカルカッコ
戸田大地
OP18:30ST19:00
前売2500円当日3000円【共に1ドリンク別】
出店:志宴(おでんとおばんざい)

会場:心斎橋FootRock&BEERS https://twitter.com/FootRock_BEERS
カメラマン:Takumi Tamaki https://twitter.com/tkantbti