シンガーソングライターのMiranda Otsujiが動物愛護をテーマに開催をしたDCbankfes。今年で4回目となるこのイベントは、動物の殺処分ゼロを目指して、多くの人に現状を知ってほしい。動物愛護団体の支援をしたい。そんな彼女の想いが詰まったイベントの様子をライブレポートでお伝えします。
芽衣子
動物愛護の活動も行っているシンガーソングライターの芽衣子が登場。明るいアコースティックギターのメロディでスタートしたのは、イベントにぴったりな楽曲「サビ猫のきのしたさん」。TNR(猫を保護して、避妊や去勢して、地域に帰すこと)の証でもある「サクラ耳」がトレードマークとなっている「サビ猫のきのしたさん」。この楽曲は、サビ猫、保護猫応援ソングとしても使われている。猫ちゃんを繰り返す歌詞はかわいらしく、彼女の優しく明るい歌声にのせて楽しい気持ちにさせてくれる。
「動物が好きなので猫の楽曲を歌いました。今日は動物のフェスということで動物の楽曲や動物のことを思った楽曲を中心に歌いたいと思います!」続いて披露したのは、動物保護団体『わんらぶ』のテーマソングとしても使われている「One love」。一つ一つの命に感謝と愛情をこめたこの楽曲は、今回のイベントのテーマとマッチし、彼女の動物が好きだという気持ちや何か貢献をしたいそんな気持ちが楽曲から伝わってきた。
続いて、大好きだった亡くなったペットへの想いを綴った「11月3日」。切ないメロディが心の中にスーッと入り込んでいき、彼女の優しい歌声とギターのメロディが1曲1曲の歌詞の情景を浮かばせる。それは彼女の愛情が歌詞に込められているからだろう。真剣な眼差しで彼女の歌を聴く観客たち。一人一人の心に歌が染み込んでいったのだろう。ラストはショートバージョンで「たんぽぽ」を披露。最後は、観客たちから大量の拍手が贈られてライブを終えた。
セットリスト
1.サビ猫のきのしたさん
2.One love
3.11月3日
4.記憶
5.たんぽぽ(short ver.)
《プロフィール》
週末よくどこかしこで歌っています(from三重県伊賀市)。
《SNS》
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さんかくとバツ
イベントも終盤へと向かっていく中メインステージに登場をしたのは、『人と人との繋がりを歌う』をコンセプトに音楽を描くロックバンドさんかくとバツ。繊細で美しいギターの音色から始まったのは、「夜明けが待っている」。Vo.名切翔輝のハイトーンで綺麗な伸びのある歌声。鼓動を高鳴らせてくれるドラムのリズムとベースライン。心地よいサウンドと彼の優しい歌声に自然と聞き入ってしまう。「今日は時間が短いので、歌います。こういうことをミランダがしてるのは知ってたけど動物愛護団体さんを呼んでインタビューをするなどすごいなと思いました。」20代の時に子猫を育てた経験がある彼は、「動物が大好きです。今日はそんな楽曲を歌わないですが気持ちだけは一緒でありたいなと思ってます。」とイベントへの想いと動物への愛情を語り「杖」を披露。爽やかな風を感じられる疾走感のあるメロディ。一歩ずつ前に歩き出していく気持ちの高鳴りを表すようなバンドサウンドが気持ちを高まらせてくれる。
「フォトブックを通して募金になるので貢献していきましょう。」と自身も関わっているフォトブックのことを伝えて最後の楽曲「街灯」を披露。ポップなサウンドにのせて手拍子が会場に広がっていく。そんな手拍子が音となり楽曲に彩りを添えてくれる。動物への愛情、そしてイベントを通して貢献したい、そんな彼らの気持ちが節々から伝わってきたライブとなった。
セットリスト
1.夜明けが待っている
2.超えて
3.杖
4.街灯
《プロフィール》
『人と人との繋がりを歌う』をコンセプトに音楽を描くロックバンド。コロナ渦では『越えて』をテレワーク型MVで発表し日本初という事もあり話題に。
現在Support Key.を迎え新たな音楽性の一面を見せた さんかくとバツ。ライブハウスでの活動はもちろん、無料配信ライブや有料配信ワンマンライブなどを開催し、積極的にネットでの活動の幅も広げる。
《SNS》
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Instagram:https://www.instagram.com/sankakutobatsu/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCIs2_p3sPMa6AEyoS5UjrKw
Salia
続いて登場したのは、今年で3年連続出演となるシンガーソングライターのSalia。「今日はフェスやで!楽しんでいきましょ!」とギターをかき鳴らし「深夜2時」からライブがスタート。奏でられるギターの音色と歌詞の世界観からネオン色の街並みが脳内に浮かんでくる。彼女のクールな歌声と突き進んでいくギターのメロディ、会場の手拍子に心も体も楽しくなっていく。「可愛い猫ちゃんが登場するこんな曲はどうでしょう?」とアルバム『Groovy Green』に収録されている「シュガーレディ」を披露。先程とは表情を変えて、おしゃれなメロディにのせて楽しそうに歌う彼女の姿は、まるで踊っているように見えた。ムーディーな雰囲気と可憐な歌声で曲の世界感がしっかりと伝わってくる。曲が終わると大量の拍手が彼女におくられる。
「ここで前回も歌った曲を歌いたいと思います。出会って2年くらいになる猫ちゃんがいます。私は、実家でも知り合いからワンちゃんを引き取った経験があります。そのワンちゃんとはお別れした時は辛かったです。だからペットを飼うかどうか迷っていました。でも、自分のことがなんとかできるようになった時、出会って運命だと思い2年前から一緒に過ごしています。今日のイベントで壁に並ぶ猫ちゃんたちも、誰かの家族になることがあると思います。引き取れなくても、今日のようなイベントに参加するだけでも力になれます。」彼女が語る愛するワンちゃん、猫ちゃんへの想い。その言葉が会場の人達への想いに届く中披露したのは、大切な家族だったワンちゃんが亡くなった時に書いた曲「優しい風」。ワンちゃんへの想いを綴ったこの楽曲は彼女の愛情が伝わる楽曲で、先程とは違い優しく親のような愛情が伝わる表情で歌を届けてくれた。
セットリスト
1.深夜2時
2.シュガーレディ
3.優しい風
≪プロフィール≫
大阪府八尾市出身のシンガーソングライター。ジャンルを超えた様々な楽曲を歌い上げる。ヴォーカル講師としても活動しており、日々音楽の楽しさを生徒達へ伝えている。
≪SNS≫
HP:https://t.co/SHQGXf119O
X:https://twitter.com/ssw_Salia
Instagram:https://www.instagram.com/singer_salia/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCusqKvSxreH6I9A2sm3CkXA?app=desktop
ぷすっぽ
メインステージのトリ前を担当するのは主催のMiranda Otsujiと同じ東大阪出身のぷすっぽ。「オーケー!楽しもうぜ!」と元気よく始まったのは「Singing the Rain」。ロックでかっこいいVoGt.ゆうとの歌声。ドラムを叩きながらも綺麗なコーラスで彩る、あいりずむ。そんな2人のパフォーマンスを見ているとこちらもワクワクしてくる。「疲れてないなら声を頂戴!」と観客たちを煽ると大声で応える観客たち。手拍子が広がり楽曲をどんどん盛り上げていく。
「呼んでくれてありがとうございます!今回初めてこのイベントに参加しました。トリのミランダに向けて盛り上げ担当として盛り上げたいと思います!」大好きなポップスをもじったバンド名ぷすっぽ。そんな彼らの代表曲ともなる「P・O・P」の振付を全員で練習し、ギターの音色で楽曲がスタート。「P・O・P」の振付を会場全体で行い会場は一つになっていく。二人の明るく楽しい歌声と、体を動かしながらライブを楽しんでいると心も体も楽しくなっていく。「最高のダンスをありがとう!自分自身に拍手を!」
続いて、あいりずむがステージ前方に登場し「あの娘とブギー」がスタート。ドラムからタンバリンに変えて会場を盛り上げる。「コール&スポンスやってもよろしいでしょうか!」【あの娘にあの娘に会いたい】というフレーズをコール&レスポンスを行い会場のボルテージはどんどん上がっていく。DCbankfesをもじったコール&レスポンスでも会場を沸かせた。「イベントを開催できたことのお祝いにこの曲を届けます。」と「バースデー」をラストに披露。カラフルに彩られた照明を浴びながら歌う彼らの音楽で会場は色鮮やかで幸せな空間になっていく。最高に盛り上がるライブステージでトリへとバトンをつないでくれた
セットリスト
1.Singing the Rain
2.P.O.P
3.あの娘とブギー
4.バースデー
≪プロフィール≫
2021年始動。東大阪出身のギターとドラムの男女2ピースで活動中。ギターvocal. ゆうと・ドラムvocal. あいりずむ
≪SNS≫
Twitter https://twitter.com/pusuppo
Instagram https://www.instagram.com/pusuppo/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UC9TGGY1VvXmxwmJKki8kWTQ/featured
畑歩
芝生ステージのトリを務めるのは大阪の熱い女こと畑歩。今回イベント初出演をする彼女。「ミランダが号泣する曲です。頑張れない日に頑張れる一曲になってほしい。」と「鳴り止まぬストローク」を披露。曲が始まると自然と会場では手拍子が広がっていく。思い描いた夢の先、これまで音楽活動をしてきた彼女だからこそまっすぐな気持ちが歌詞に込められている。ギターの音色と彼女のストレートで熱い想いが伝わってくる1曲。
「動物チャリティイベントである今回。彼女が動物の為にやっているのをみて、自分の実家がペットハウスをしていることを話そうと思いました。ミランダから動物のバザーに出せるものがないか聞かれたので、実家から余ってるものを寄贈しました。動物たちの為に何かできるんじゃないかと思い行動をしているミランダを尊敬してます。」と想いを込めて「相合傘の片側」を披露。明るく楽しみながらも想いが伝わる歌詞にグッとくる。彼女のライブを見ていると心に染みわたり、私のライブレポを書く手を止めてしまうほどに。
「いま私はエマージェンザ・ジャパン というイベントに挑戦をしています。この挑戦をすることを決めたのは、ミランダが行っているユメカナエフェスを手伝ったことがきっかけです。今まで目の前のことに必死であまり未来を想像できなかったが、必死に夢を追いかける彼女を近くで見ていて感化されました。」と、最後に披露したのは、強がってしまうあなたに贈る楽曲「ダリア」。
哀愁のあるメロディと切ない歌声で想いを届ける。音楽にはすごい力があることを改めて感じた彼女が熱く優しいパフォーマンスでトリのMiranda Otsujiへと想いを繋いだ。
セットリスト
1.鳴り止まぬストローク
2.相合傘の片側
3.ダリア
《プロフィール》
シンガーソングライター。 大阪の熱い女。ジャンル:人生。私の人生を通して、あなたの人生にスポットライトを。
《SNS》
X(旧Twitter):https://twitter.com/HTAYM_official
Instagram:https://www.instagram.com/hata_ayumi.official/
litlink:https://lit.link/HTAYM
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCyYflWVTDl621ugC8ySRBLA
Miranda Otsuji バンド
このイベントのトリを飾るのは主催であるMiranda Otsuji。煌びやか衣装で登場した彼女は、昨年発表した「Deneb」を披露。軽快な4ビートに合わせて手を振るダンスで観客たちと一つになっていく。曲中にステージを降りて、観客席に降りる彼女の行動からは楽しさが伝わってきた。煌びやかなサウンドの中、ギターの音色が際立ち鍵盤の旋律が色鮮やかに世界観を作り上げていく。
彼女がギターをもち、元気よくスタートしたのは、「ライフ」。鍵盤のブラス音から、自然と手拍子が起こり、より一層観客たちの熱気が高まっていく。ラブとピースのポーズを会場全体で行いハートフルな空間に包まれていく。「盛り上がっていきましょう!」と言う彼女の呼びかけに全力で応える観客たち。
「出演者の皆さん一組一組が最高すぎて、暴れるわ泣くわでずっと大変でした。」今日のイベントに関わってくれた人たちに感謝を伝える。感謝の気持ちを込めて「あほんだら」を披露。エモーショナルな照明は彼女の今の心境を表すかのよう。家族への感謝、関わってくれる方への感謝を詰め込んだ楽曲となっており、弾き語りで見せたあたたかさとは表情を変えてバンドならではの華やかさが曲に彩りを加えて楽しませてくれる。
「家族だった猫ちゃんが亡くなった時、為す術がなかったことの後悔から動物チャリティフェスをやってます。出演してくださった方々のMCの中で、”できることは少ないけど”と言ってくれる方が多かったですが、本日出演してくれたことが貢献になってます。本日は本当にありがとうございます。イベントに相応しいこの曲でお別れにしたいと思います。世界は愛で出来ている。」彼女が愛猫に向けて贈るこの楽曲は、美しい鍵盤のメロディにのせて想いを綴ってくれる。彼女の動物への愛情が伝わる今日にぴったりとなる素晴らしい楽曲でラストを飾った。愛に包まれた会場には拍手喝采が鳴り響く。そのままステージを降りる暇もなくアンコールの声が届けられる。
改めて感謝を伝えるとここで新しい情報が発表される。今年で3回目となるユメカナエフェスの開催と新しいロゴが発表された。イベントのラストを飾るのは、夢に込めた気持ちや夢の大切さを歌った新曲「ゆめ」を披露。デジタルサウンドが神秘的な雰囲気を醸し出し、疾走感のあるバンドサウンドが重なり曲はどんどん盛り上がっていく。夢の舞台である花園ラグビー場でのユメカナエフェスの開催。夢の舞台に駆け上がっていくためにも決意を込めたこの1曲が次のユメカナエフェスへの道筋を作ってくれた。
今年で4回目となったDCbankfes。アーティスト一人一人のMCや歌から伝わってくる動物への愛情。観客たちのあたたかい手拍子。一つ一つがイベントをハートフルで楽しいものにしてくれた。このイベントのチケット代の一部は動物募金にあてられる。参加することや現状を知ることが動物たちへの貢献につながる素晴らしいイベントとなった。
セットリスト
1.Deneb
2.ライフ
3.あほんだら
4.世界は愛で出来ている
5.ゆめ
≪プロフィール≫
地元東大阪市の花園ラグビー場にてフェス主催を夢見て活動中のシンガーソングライター。ユメカナエフェスの実行委員長を務める。半年間テレビ大阪オープニング『ASA』放送。
≪SNS≫
X(旧Twitter):https://twitter.com/mirandaotsuji
Instagram:https://www.instagram.com/mirandaotsuji
HP:https://ohayouyurikasan.wixsite.com/mirandaotsuji
Youtube:https://www.youtube.com/c/otsujimiranda
こちらのイベントの配信でみることができ、2024年4月28日(日)23:59 までチケットを購入するとご覧いただけます。
https://twitcasting.tv/mirandaotsuji/shopcart/297552
※映像トラブルにより、真田柊太さん、三国未来ちゃん、さんかくとバツさんの演奏中に映像が途切れております。ご了承いただける方のみご購入お願いいたします。
出演者情報
〇芽衣子
5/04(土)生ライブ&配信
@京橋AZYTATE
『拡がる世界-読み方三音の神髄-』
※25席限定(要予約)
開場18:00 開演18:30
ご入場Charge:¥2500(1D別)
[出演]
芽衣子
猫心愛
OTOHA
ヒカル
あずみ
予約はこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02gp96h8wqm31.html
〇さんかくとバツ
2024年05月21日心斎橋JANUS
『 gypsophilia blooms 』
開場/ 18:30 開演/ 19:00
前売/ ¥2800 当日/ ¥3300 (別途1D)
取り置きはこちら
https://www.sankakutobatsu.com/contact
〇Salia
2024.11.8(金)阿倍野ROCKTOWN
Salia 10th anniversary ONE-MAN LIVE
『色の生まれる日』
OPEN 18:30/START 19:30
前売 ¥3,000-/当日 ¥3,500-
(別途1ドリンク)
O.A.Miranda Otsuji
〇ぷすっぽ
4月27日(土)イオンタウン松原 大型ビジョン前広場
『SPMライブ』
時間 1stステージ 13:00〜 / 2st
観覧無料※屋外会場のため雨天中止
〈出演者〉
植島さき
木下徹
大橋タカシ
ぷすっぽ
ヤマモトシュウト(OA)
〈最寄り駅〉河内松原駅
〇畑歩
〇Miranda Otsuji
Miranda Otsuji 2nd ONEMAN LIVE 【FLAVOR】
2025/2/5(水) 開場:18:00 開演:19:00
阿倍野ROCKTOWN
チケットはこちら
https://eplus.jp/sf/detail/4064290001-P0030001
会場:心斎橋FootRock&BEERS https://twitter.com/FootRock_BEERS
カメラマン:Takumi Tamaki https://twitter.com/tkantbti