カメラマンや動画制作を行っている朝ステさんが代表を務めるRe+Createが主催をするイベント。僕らの旅路~君が待つ街(winter Fragility)~が2月17日に開催された。2023年の春にスタートしたイベント「僕らの旅路」。春夏秋冬、4つの季節を巡る主人公をテーマに開催しているこのイベントも最後を迎える。旅路の最後を祝うかのように会場には数多くのお客さんが訪れていた。
音希。(ねね)
イベントのスタートを飾るのは、シンガーソングライターの音希。アコースティックギターの音色と彼女の力強くもあり、かわいらしい歌声が会場の空気を一瞬で作りかえる。先程まで賑わっていた観客たちも彼女の歌声に魅了されるかのように聞き入っていく。1曲目、「わかってるのに」を終えて、「ありがとうございます。」と彼女が伝えると会場は拍手で応える。続いて、「コントロール 」。一歩ずつ歩き出すかのようなギターの音色からは、哀愁を漂わせる。夢や目標に向かっていくけど先の見えない闇の中を歩く中で葛藤していく彼女の想いやリセットしたい気持ちが伝わってくる。
「音に希望の希とかいてねねといいます。精一杯歌を届けたいと思いますのでよろしくお願いします。トップバッターとして頑張っていきたいと思います!」
「続いてはエンドレス。ここからはゆったりとした曲が3曲続きます。」心の琴線に触れるかのようなギターのメロディ。ブルーに光る照明が彼女の安らぎのある歌声と合わさりエモーショナルな気持ちにさせてくれる。会場にいる人たちの表情からは心に染み渡る様子が伺えた。続いて、「Pretend」を披露。「ありのままでいいんだよ。」と一人一人の生き方を肯定してくれる歌詞。弱くても強がらなくていい、嘘つかなくていい、泣いてもいい。とそんな彼女の歌詞の一つ一つの言葉が今の自分たちの生き方を肯定してくれている。
「早いもので次がラストになります。最後は心がホッとなるようなバラード曲、積ミカサネル。」温もりを感じられるような照明に当てられて、安らぎを与えてくれる歌声とギターのメロディ。心がホッとあたたかくなるようなライブでトップバッターを務めてくれた。
セットリスト
1.わかってるのに
2.コントロール
3.エンドレス
4.Pretend
5.積ミカサネル
《SNS》
X:https://twitter.com/onenedayon
Instagram:https://www.instagram.com/onenedayon/
ONES CLOWN
続いて登場したのは、ONES CLOWN。普段はバンド編成で活動しているが今回は特別にギターとボーカル2人でアコースティック体制での出演。Vo.信治がイベントに誘ってくれたこと感謝を伝えてライブはスタート。1曲目は「デジモンアドベンチャー」の主題歌でもある「Butter- fly」のカバー。伸びのある歌声と疾走感のあるギターのメロディで心を高まらせてくれる。
曲が終わると、「次の楽曲は主催の朝ステさんが好きな楽曲スピッツのロビンソンです!」と伝えて楽曲がスタート。原曲とはイメージを変えて彼のハイトーンボイスが際立ち、ロックテイストを感じられるカバーとなっていた。「楽しいですか?みなさん!」とそんな信治の声に拍手で応える観客たち。
「今までお客さんとして遊びに来ていたFootRock&BEERSでライブができて嬉しいです!」今回のイベントにフード出店をしてくれているtonetoneさんの紹介と感謝を伝える。
続いて披露したのは、「GLAMOROUS SKY」。ロックサウンドの中にアコースティックならではのあたたかさを感じるメロディ。彼のかっこいい歌声が際立ち、会場を盛り上げてくる。
「いろいろあって4人でのバンド体制が無理になり、2人となりました。でも、今回急遽ですがリハーサルの時に決まってバーテンの方にドラムを担当してもらえることとなりました!」スタッフとして出勤をしていたマエダコウスケがドラムとして登場。
「ラストはイベントのタイトルに因んだ楽曲です。」とLinkin Park「Numb」を披露。
彼の音楽の旅路の原点となったこの曲に想いをのせて歌い上げてくれた。
今回は特別編成でカバー曲のみの披露となったONES CLOWN。4人体制となるバンドで彼らの音楽を魅せるライブをこの目で見てみたい。
セットリスト
1.Butter- fly
2.ロビンソン
3.GLAMOROUS SKY
4.Numb
《SNS》
Instagram:https://www.instagram.com/onesclown_vo/
遠征エロー
ギターをならし、登場したのは遠征エロー。1曲目は、「おそろいシャンプー 」。ポップでキャッチーなメロディとGt.Vo.なねの明るく可愛いらしさのある歌声。Ba.ちゃすが作り出す心の鼓動を高めてくれるベースライン。2000年代の青春ロックを彷彿させるバンドサウンドでどこか懐かしさも感じられた。続いて、ブルーのライトに包まれて「いいこ」を披露。サポートDr.たいようも含めて3人のステージからはライブができる楽しさが自然と伝わってきた。
「ありがとうございます!」とGt.Vo.なねが元気に挨拶。「今日は、呼んでいただきありがとうございます!めちゃくちゃ天気が良くて春を感じますがテーマは冬なんですよね。冬の最後の一押しと思ってライブをしようと思います!」
もともとバンドの遠征をすることから遠征エローという名前がつけられた。二人の出会いも遠征先で、出会ったことがきっかけだったことが告げられる。Ba.ちゃすがじゃがいもを朝からいっぱい食べていることと、Dr.たいようが老けてみられることが多いエピソードを話した後、披露されたのは「しあわせネイロ」。ギターの音色と共に彼女の歌声が際立ち、楽曲はスタート。リズミカルなドラムの音色がしあわせな色に彩られネイロが届けられる。
続いて、「朝霧」では、ダークさがあり、恨み節で歌う彼女の歌声から拳が効いており先程までの楽曲とはまた違う雰囲気を醸し出している。YouTubeでも音源を聞くことができる「怪物メロディ」では、Ba.ちゃすと共にツインボーカルで歌いあげていく。Ba.ちゃすがステージ中央でかっこよく演奏。そんな演奏をする彼女の表情は、笑顔が溢れていた。
「今まで暗い曲というかキモい曲が続いていましたが、これからは楽しい曲です!」と告げると「甘いパスタ」を披露。疾走感のあるサウンド、笑顔で歌い上げるGt.Vo.なねと明るいメロディにまた一つバンドとしての新たな表情を見せてくれた。「最後の曲です。聞いてください!」力強いドラムのリズム、鼓動を高まらせてくれるベースライン。カラフルな照明の中ひとつひとつの楽器の音が際立ちをみせる。曲によって雰囲気を変え、いろんな表情を見せる遠征エロー。なによりメンバー全員が楽しくライブをしていることが伝わる素晴らしいパフォーマンスだった。
セットリスト
1.おそろいシャンプー
2 いいこ
3 しあわせネイロ
4 朝霧
5 怪物メロディ
6 甘いパスタ
7 幹
≪プロフィール≫
『見えない穴がおそろいの君へ』
メンバーはGt&Voなね・ Baちゃす。
≪SNS≫
X:https://twitter.com/enseiyellow
Youtube:https://www.youtube.com/@enseiyellow
典雅(てんが)
会場内には、お正月のBGMが流れ始める。ステージの幕が開くとメンバーが正座で登場。3人そろって綺麗にお辞儀をすると立ち位置につき、「典雅」を披露。vo> TOZAMAは袴姿でギターを演奏するというインパクトのある姿。古典の世界観を感じられる歌詞とハスキーでかっこいい歌声。ロックサウンド全開で疾走感のあるパフォーマンス。「典雅」のフレーズに合わせて拳を振り上げる観客たち。緩急のあるサウンド展開と歌詞や見た目とのギャップが意外性があり、魅了されていく。曲が終わり会場からの拍手に「ありがたき幸せ。」とvo> TOZAMAが伝える。
続いて、「そにこうげん」では、聴き入りたくなるような歌い出しからスタート。力強いドラムのリズムから雰囲気をガラリと変えていく。ba アサダは、縦横無尽に踊るようなパフォーマンスをみせる。vo> TOZAMAは神を拝むかのように拍手を促す。一度聞くと口ずさむことができる中毒性のあるフレーズ。
「朝ステ殿のライブを存分に楽しんでおるか。朝ステ殿が好きで好きでたまらんのじゃ。皆と一緒に朝ステ最高と思いを伝えよう。」と主催の朝ステに向けて感謝と敬意を表した。
続いては、「古都華」。ベースラインが際立ち先程とは、また雰囲気をかえてシックな雰囲気を漂わせる。「天の原」では、怒涛のようなバンドサウンド。力強いドラムのリズムにのせて会場は拳を振り上げる。最後はバンドメンバー全員が向かい合って締めくくる。「最高の夜にしましょう。最後は近鉄生駒ケーブルの歌。」ギターの音色を際立たせ、会場からは手拍子が届けられる。ポップなサウンドで気持ちをウキウキさせてくれる。かっこいいバンドサウンドと独自性溢れるMCで終始会場を盛り上げてくれた。
セットリスト
1.典雅
2.そにこうげん
3.古都華
4.天の原
5.ケーブルカー
≪プロフィール≫
vo> TOZAMA・ba アサダ・dr さかいわたる。
奈良で最も美しく雅なバンド。個性的メンバーから生み出される優雅な楽曲は、まさにTENGAのごとく。絶頂不可避。
≪SNS≫
X:https://twitter.com/tenga_band
Youtube:https://www.youtube.com/@tozama3933
Salia
バンドが続く中トリ前を務めるのは、シンガーソングライターのSalia。「弾き語りですが全力でいくのでお願いします。」とクールに決めてスタートしたのは「High Jump」。赤い照明の中情熱的な歌声を会場に轟かせる。力強く色気のある歌声をビブラートを効かせて飛び跳ねながら歌を届けていく。
「今日は素敵なイベントに呼んでいただきありがとうございます!イベントのテーマは、冬でしたがバチバチにロックでスタートしました。次は、私の代表曲のカラスアゲハ。」ネオン色の照明は夜をイメージさせる。切なさのあるメロディと彼女のクールな歌声で自然と脳内では歌詞の情景が浮かんでくる。儚くも切ない主人公の想いが彼女の歌声から伝わってきた。
「今回冬がテーマと言われた時に自分の曲は誰がいつ聞いても聞けるように季節をあえて入れずに作っています。」今回テーマとなった冬は彼女の中で春の為に力をを蓄える季節であり、我慢したり大人しくしている季節と語る。
「コロナの時期もだけどこのままでいいのかなと思うことがあり、人生の春や別れ道にたってるのかなと思い作った曲を今から歌うことに決めました。」学生や夢を追いかける人にむけて「それでも私は」を披露。ギターのメロディにのせて夢や目標に向かって進んでいく人へ向けた応援歌を届ける。途中のアカペラからは彼女の心のこもった歌声が心の奥底まで染み渡っていった。
「しっとり終わるのも嫌なので明るくやりましょう!」先程も登場したマエダコウスケが再びサポートで登場。ドラムとアコースティックギターという珍しい体制で最後に「夢の糸」を披露。ドラムのステイダックの音に合わせて広がっていく手拍子。ドラムが入ることで疾走感や曲が持つエネルギーがより一層伝わっていく。バンドが続く中弾き語りで登場した彼女だったがバンドさながらのロックなステージで盛り上げてくれた。
セットリスト
1.High Jump
2.カラスアゲハ
3.それでも私は
4.夢の糸
≪プロフィール≫
大阪府八尾市出身のシンガーソングライター。ジャンルを超えた様々な楽曲を歌い上げる。ヴォーカル講師としても活動しており、日々音楽の楽しさを生徒達へ伝えている。
≪SNS≫
HP:https://t.co/SHQGXf119O
X:https://twitter.com/ssw_Salia
Instagram:https://www.instagram.com/singer_salia/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCusqKvSxreH6I9A2sm3CkXA?app=desktop
Novaflair(ノヴァフレア)
本日のイベントのトリを務めるのは大阪発のロックバンドNovaflair。Vo.Hideの渋く色気のある歌声からスタートして、一瞬で空気を作り上げていく。泣き叫ぶかのようなギターソロと哀愁を漂わせるメロディで1曲目「一等星」から会場のボルテージは上がっていく。「ありがとう。」と一言伝えると会場からは拍手が起こる。「刹那という曲を。」Vo.Hideはアコースティックギターを置いて、スタンドマイクに手を置いて歌い始める。重低音が際立つサウンドと緩急のあるバンドサウンドで心を震わせる。
続いてドラムのリズムで疾走感のあるスタートで始まったのは「満月の夜」。「今日は呼んでいただきありがとうございました!精一杯やっていきます!」疾走感のあるバンドサウンドとキャッチーなメロディ。彼の力強い歌声に拳を振り上げる会場。ラスサビ前に「手をあげてくれますか!」という彼の問いに応える観客たち。続いて、光り輝くようなサウンドと共に歌われる未来への応援歌「いつか」を披露する。
ギターの音色が響く中、「ありがとうございます。本当に今日は皆さんこの時間までいてくれてありがとうございます。」イベント、ライブハウス、この場にいるお客さんに向けて感謝を伝え、「Carry Out」を披露する。ハイトーンでかっこいい歌声が際立ち、バンドサウンドが全体を盛り上げる。「僕たちは、アマチュアなバンドなのでまだまだ伝えきれないこともたくさんあります。それでもめげずにバンドを続けていきます。みなさんも好きなことはあきらめず続けてください!」と伝えて曲を締め括った。「短い時間ですが今日はありがとうございました。今日見てくれたことを忘れません。」と大きくお辞儀をして最後の楽曲「白命」を披露。拳を振り上げたくなるようなロックサウンドで会場のボルテージは最高潮に。曲が終わると大きくお辞儀をして終わったかと思うとアンコールの手拍子が届けられる。メンバーも予想外のアンコールということで急遽曲を決めて「満月の夜」を披露。アンコールをもらい改めて歌う彼らの姿からはアンコールをもらえた嬉しさが伝わってきた。ロックサウンドを響かせて最高のステージで幕を閉じた。
セットリスト
1.一等星
2.切那
3.満月の夜
4.いつか
5.Carry Out
6.白命
En.満月の夜
≪プロフィール≫
大阪発のロックバンド。メンバーは、Vo.Hide、Dr.Ayunaの2人。ベースとギターをサポートに迎えて活動中。
≪SNS≫
X:https://twitter.com/Novaflair_0903
Instagram:https://www.instagram.com/novaflair_official/
TikTok:https://www.tiktok.com/@novaflair_official
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCiN4y9eJhVV_WSA0t3BT-Lw
主人公の1年間の旅路は終了した。でも、音楽が鳴り続けている限り私たちの旅はいつまでも続くことだろう。
ライブ情報
2024.4,20
僕らの旅路
~旅の話をしよう(タダイマ)Grand Finale Fes~
@FootRock&BEERS
act
梶有紀子
透明世界
Curiosity.
月ノ雫
Sharies
すりーぷモード
美侑
open 17:00 start 17:30
遠征エロー
2024.3.14(木)@心斎橋soma
Pierce the Heart vol.25
16:30 / 17:00
お取り置き¥2,500+1D
w.
インタールード
SU!T
そば缶
台所きっちん
透明世界
バンドマンの底辺×高さ÷2
らくガキ
取り置きはDMまで
Salia
2024.11.8(金)阿倍野ROCKTOWN
Salia 10th anniversary ONE-MAN LIVE
『色の生まれる日』
OPEN 18:30/START 19:30
前売 ¥3,000-/当日 ¥3,500-
(別途1ドリンク)
O.A.Miranda Otsuji
Novaflair
2024.03.16(sat)心斎橋JUZA
Origin’s Note presents.『天下布武』
Ticket ¥2,300(ドリンク代別途必要)
OPEN TBA/START TBA
w/
Origin’s Note
Novaflair
Addiction end in thrive
and more…
取り置きはDMまで
■関係者
主催:朝ステ@Re+Create 代表 https://twitter.com/asasute0809
カメラマン:まつしたりこ https://www.instagram.com/ruru87mi/
フード:tone tone https://www.instagram.com/tonetonefood/
ライブハウス:FootRock&BEERS https://twitter.com/FootRock_BEERS