2024年9月13日、神戸VARIT.にて、10代のポップロックバンド「カニバル」の1st Anniversary Live『悲喜劇修好アントロポファジ』が開催された。関西のインディーズシーンを盛り上げているアーティストたちが集まるこのイベントは、チケットがSOLDOUTとなり、開演前から会場には大きな期待と熱気が溢れていた。
そんな注目のイベントで、初ライブを迎えるアーティストがいる。それは「耳を読む明朝体」をコンセプトに活動するユニット、月刊連歌。ボーカルはシンガーソングライターであり、スプリーガルのボーカルも務めるハルア、そして全楽曲の作詞作曲を手がけるHenriがキーボードを担当する。昨年、フルアルバム『ひとりぼっちの群泳に』をリリースした月刊連歌だが、これまでは主にネットを中心に活動しており、今回のイベントが記念すべき初ライブとなる。
リズミカルなドラムから始まったのは『コルク』。カラフルな照明の下、妖艶に歌い上げるハルアと、独自の音色で世界観を作り上げるHenriのキーボードが印象的だ。ムーディーな楽曲に引き込まれた観客たちは自然と踊り出し、会場はまるでダンスフロアと化していた。「月刊連歌です!よろしくお願いします!」という春愛の挨拶に、大きな拍手が送られる。
続いて披露されたのは『魔法みたいな』。ハルアはエレキギターを持ち、華やかに歌い上げる。各楽器の音が絶妙に重なり合い、観客の心を躍らせるサウンドが響いた。
「カニバルさんの大事な企画に呼んでいただきありがとうございます!初ライブの機会をいただけてとても嬉しいです。」と感謝を述べるハルア。続いて披露された『硝子と熱帯魚』は、エモーショナルなメロディと彼女の芯のある伸びやかな歌声が印象的で、これまでとは違った雰囲気を醸し出していた。
次は観客に手拍子を促しながら『グラスキャット』が披露された。この楽曲は80年代の歌謡曲と現代ポップスが融合したようなサウンドで、会場の手拍子とともに大人っぽい空気感が漂った。
今回のイベントでの出演は、カニバルのGt&Voであり、映像作家・デザイナーとしても活動する柿内ロッコウが、月刊連歌のMVを担当した縁で実現したとのこと。まだ公開されていないそのMVにも大きな期待が寄せられる中、カニバルへの感謝を伝えつつ披露されたのは『春はやて』。この楽曲からは、今日という一日への祝福と、これからの活動への決意が感じ取れた。
最後に披露された『えとせとら』では、ハルアが「最後まで楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、歓声が会場を包んだ。彼女がステージを歩きながら歌う姿には、初ライブとは思えない堂々とした自信と楽しさが溢れていた。
初ライブながら、月刊連歌のパフォーマンスは観客を魅了し、彼らのライブステージが老若男女問わず楽しめるものであることを証明していた。今後の躍進が一層楽しみになる、そんな期待感に満ちたライブだった。
セットリスト
1.コルク
2.魔法みたいな
3.硝子と熱帯魚
4.グラスキャット
5.春はやて
6.えとせとら
≪プロフィール≫
「耳で読む明朝体」をコンセプトにしたユニット、月刊連歌。 Henrii(Key/Gt)が紡ぐ文学性の高い日本語に、ジャンルレスな音楽で繊細な色付けを施し、ハスキーかつ情感的なボーカル、ハルア(Vo/Gt)が美しく華やかに歌い上げる。
≪SNS≫
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Instagram:https://www.instagram.com/gekkanrenga_official?igshid=1a2ak7vvnfgpp
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イベント関係者
イベント主催:カニバル https://www.instagram.com/cannibal_niku_umai/
カメラマン: おりゅう https://www.instagram.com/oryuu_h2so4?igsh=MTh5dDdidXR0eTMwOA==
会場:神戸VARIT. https://x.com/kobe_varit