【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 6選≪2024/12/11≫

映画『劇場版ドクターX』の主題歌。YOASOBIのAyaseの楽曲提供曲。彼ならではの疾走感のあるメロディと力強い彼女の歌声が合わさりAdoの魅力を放つ1曲に仕上がっている。

プロデュースを担当したのは変態紳士クラブのGeG。今回の楽曲は「愛」について深く向き合い、誰かが誰かを想う日常の尊さを描いた楽曲に仕上がっている。後半のハイトーンな歌声が特に感情を揺さぶられるのでぜひ聞いてほしい。

これまで数多くのNEWS楽曲を担当してきたヒロイズムの提供曲。NEWSの魅力をこれまで引き出し続けたヒロイズムならではの音楽と感じられたのが、転調の多さ。ファンタジーのような雰囲気も醸し出しながらも一気にアップテンポして、疾走感も増していく。これはこれまで様々な楽曲で最大限のパフォーマンスを見せることができるNEWSだからこそ、歌うことができる１曲だと感じられた。

堂本剛が2002年に発表したシンガーソングライターデビュー曲「街」。タイトルを「Machi….」と改めて再レコーディングしてリリース。リリースから22年。人生観や彼のいきる環境などが大きく変化した。「街」と比べてサウンド・歌声・世界観一つ一つから彼の優しさを感じ取ることができた。独立をして再スタートをした彼が改めて歌う、シンガーソングライターデビュー曲をぜひ聞いてほしい。

いちろー（G）、中江太郎（Dr）の脱退、ならびに新体制に向けた充電期間に入ることを発表しているwagamama。
現体制としては最後となる楽曲をリリース。聞いていると楽しい気持ちになるリズミカルなサウンドとヴォーカルのかわいらしい歌声。恋の始まりを応援するようなハッピーな恋愛ソングに仕上がっている。

今年のRYOが選ぶ上半期インディーズベストソングにも選出をしたyummy’g。今作は、この季節にぴったりなミドルナンバー。寒い日が続き、悲しさも寂しさを感じやすくなる時期。そんな気持ちにスイッチを入れて乗り越えていこうとさせてくれる楽曲。2025年より一層飛躍するバンドになること間違いなし。