【ライブレポート】三国未来 ≪芽菜単独主催『百歌繚乱〜はじまりの産声〜』≫(2023/10/27@Live&kitchen【歌う魚】)

透明な7日目の真実のVo/Ba芽菜が初の主催イベント『百歌繚乱〜はじまりの産声〜』を10月27日に開催した。バンドのボーカルとしても活動をする彼女だが、鍵盤弾き語りとしても様々な場所でソロ活動も行っている。そんな彼女がこれまで弾き語りの活動で出会った仲間たちと作り上げるイベントを開催した。そんなイベントの様子をアーティストごとに紹介をしていきます。

三国未来

トリの芽菜にバトンを繋ぐのは、シンガーソングライター三国未来。彼女の高音で伸びのある歌声が一瞬で会場の空気を作り上げていく。送られる手拍子を見てうれしそうな表情を見せる彼女。1曲目は「うたえば」を披露。疾走感のあるギターの音色と色気がありかっこいい歌声が場内に響き渡っていく。そんな鳴り響くギターの音色を打ち消すくらい会場の手拍子がリズムを作っていく。『芽菜の初めての企画に来てくれてありがとうございます！改めて開催おめでとう！』芽菜からも『ありがとう』の声が届けられる。『大事な日に呼んでいただきありがたい話です。今日から発売のTシャツのデザインもさせていただき、もちつもたれつ関係性です。今日はお姉ちゃん頑張るぞという気持ちで来ました。』3月にこの会場での個展が決まっている彼女は今回のイベントのフライヤーや透明な7日目の真実のTシャツのデザインも担当している。『30分めいいっぱい歌って芽菜に繋げたいと思います。』と「忘却」を披露。
エモーショナルなギターの音色はテンポを上げていき、泣き叫ぶかのように想いを込めて歌い上げていく。演奏中に、初めてギターの弦が切れるトラブル。曲が終わると、焦る彼女をみて共演者のゆずほがギターを貸してくれる。借りたギターを弾いてみて思わず安心した笑みがこぼれていた。

『気を取り直して。』と一息つくと芽菜へのおめでとうを伝える。『芽菜は、みんなが心配になるくらい頑張り屋です。がむしゃらに身をこなしてやるのは私にはできません。あんなにポップな見た目なのに漢字のバンド名はつけないと思います。今日は、明るくいて欲しいという気持ちを込めてポップなセトリにしました！』と「あいにゆく」を披露。ポップで明るく草原をイメージするかのようなメロディ。そんなメロディに彩りを与えてくれるかのように手拍子が添えられる。
切なくリフレインするギターの音色にのせて、『自分が自分を好きでいてあげるように、まあいっかと思っていてあげるように。少しだけ想いをこめて素直に書いた歌を贈ります。』と「羨望」を届ける。
先程までとは表情を変えて儚く切ない顔で心に響くギターの音色にのせて歌が心に届けられていく。可愛くなりたい、見掛け倒しでも。そんなフレーズは、彼女の心の奥底の気持ちを歌っているかのように。感情が大きくなるかのようにギターの音色は強くなっていく。

『芽菜が頑張ってるし、新曲持ってきました。「寂しくなっても」という曲です。1人で寂しくてもごはんはたべれる。落ち込んだ時に食べるものや歌を聞くなど、寂しくなっても大丈夫という気持ちを書きました。』イベント当日の朝にいいメロディができたとできたてほやほやの新曲を芽菜へのエールも含めて会場に届ける。この新曲はこれから先、彼女自身にとっても芽菜にとっても大切な曲となるだろう。愛情のこもった彼女のライブは主催の芽菜にバトンを繋いだ。

セットリスト
1.うたえば
2.忘却
3.あいにゆく
4.羨望
5.寂しくなっても

■イベント主催芽菜ライブ情報

イベント主催：芽菜 fr.透明な7日目の真実 https://twitter.com/MeeeeeeeiNa518
カメラマン：Tamaki Takumi https://twitter.com/tkantbti