【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 10選≪2023/11/29≫

本日リリースされたアルバム「THE GREATEST UNKNOWN」の収録曲。PlayStationとのコラボレーションムービーにも使われている楽曲。銃声から始まり、修羅と繰り返されるフレーズ、耳に残るサウンド感。ゲームを楽しんでいるかのような遊び心を感じられる楽曲に仕上がっている。今作のアルバム、素晴らしすぎたのでどこかで改めて記事にしたいと思います。

「KANPAI FUNK」は、meiyoが和田アキ子に楽曲提供をした楽曲。meiyoのセルフカバーに加えて、フレデリックがアレンジ、歌唱と演奏も含めてフィーチャリングで参加した。中毒性の強い楽曲を生み出す二組がコラボするのだからもちろん、想像以上に中毒性が強く気づけば何度も聞きたくなる。個性あるサウンドの中にあるバンドサウンドがいい味を出してくれている。

2022年の第64回グラミー賞で、最優秀新人賞とベスト・ラップ・ソング賞にノミネートされ、ヒップホップ・シーンで活躍するSaweetieとのコラボ楽曲。甘く色気のあるNissyの歌声とSaweetieの高速でかっこいいラップが見事にマッチする。前作「When You Were Mine」に続き、世界に目を向けた挑戦ともいえる楽曲。今後の活動も注目していきたい。

ダンスミュージック/クラブミュージックの側面を前面的にうちだした今回の楽曲。心地よくもありながら、体が踊りだしたくなるようなサウンドは聞いていて気持ちがいい。後半になるにつれてテンポもアップテンポになっていき、クラブにまるでいるかのような気持ちになってくる。

2022年、大学の音楽サークルのメンバーを中心として結成。POPなメロディと、国内外のインディバンドを彷彿とさせるGEEKな曲作りを武器に活動している。ポップなメロディの中まるで英語教材のように男性の流暢な英語が流れ始める。そこから女性ボーカルの心地よい歌声が入ってくる。全体的なまとまりがある中での男女の歌声のギャップが癖になってくる。

現役大学生5人からなる新世代R&Bバンド。全体的にゆったりとしたサウンドは聞き心地がよくリラックスができる。Vo. テヒョンの歌声は表現力も高く、癒しを与えてくれる。英語詞の多い彼らだが今回は全編日本語詞となっている。今後の活動も注目していきたい。

栃木発4ピース・オルタナポップバンド。エモーショナルなギターのサウンドから始まるイントロ。女性ボーカルひろせあゆみの透き通るような歌声。サビになるバンドサウンドもより盛り上がりを見せる。バンド名と楽曲のギャップを感じられるのでぜひ聞いてみてほしい。

LalaのVo&Gtとしても活動をするシンガーソングライターayaho。リズミカルでアップテンポなサウンドを聞いていると心は踊りだす。マトリョーシカのようなその鎧を捨てて、裸足になれ、柄でもなく、無我夢中でいい、という意味が込められた今回の楽曲。ムーディーな雰囲気を漂わせるギターの音色が曲に彩りを与えてくれる。Lalaとは、また違う一面を見せてくれる彼女らしい楽曲に仕上がっている。

福岡県福岡市を拠点に活動しているラッパー「Has-ki」と北海道を拠点にしているシンガー「Mel」による楽曲。雪が降っているかのようなイメージをさせてくれるサウンド。歌詞の中にでてくれる【404 not found】は、ネットのエラーページを表している。接続が切れてほしくない。そんな好き同士だけど会えない遠距離恋愛の歯がゆさを現代的なワードで表現している。二組のアーティストが作り出す現代のウィンターソング。

新しいけど何処か懐かしい、『ネオレトロ』をテーマに活動をしているバンド。バンドとしてのテーマでもある『ネオレトロ』を感じさせるどこか懐かしさのあるメロデイ。男女二人それぞれの感情を男女ツインボーカルで切なく歌い上げる。最後のフレーズには、すれ違いの過程を超えた二人の本当の気持ちが込められているのだろう。胸に強く刺さる楽曲になっているので、ぜひ歌詞を見ながら聞いてほしい楽曲。