こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。
今週は274曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。
SixTONES『Flower Cloud』
17thシングル『一秒 / Rebellion』通常盤に収録されていた「Flower Cloud」が、先日サブスク配信をスタートした。
出会いや別れ、そして新たな始まりを予感させる季節にぴったりな、切なくも温かいエモーショナルなラブソング。やわらかなメロディと繊細な歌声が重なり、聴く人の心にそっと寄り添ってくれる。
SixTONESといえば、世間的にはやんちゃでロックなイメージを持つ人も多いだろう。もちろんそれも彼らの大きな魅力のひとつだ。しかし、私が彼らに惹かれる理由はそれだけではない。切なさや憂いをまとった楽曲、恋愛ソング、そして楽曲ごとに異なる表情を見せながらも、メンバーそれぞれの個性をしっかり感じさせてくれる表現力の幅広さにある。
この「Flower Cloud」は、まさにそんなSixTONESの魅力を改めて感じさせてくれる一曲。グループ結成6周年という大切な節目を迎えた今だからこそ、彼らの音楽の奥深さに触れられることがうれしい。そんな気持ちにさせてくれる楽曲だ。
桑田佳祐『AKANE On My Mind〜饅頭こわい』
アニメ『あかね噺』のエンディング主題歌。落語をテーマにした作品らしく、古典落語の有名な演目「饅頭こわい」をモチーフにした一曲だ。
心地よく、どこか懐かしいメロディ。楽曲の随所からは桑田佳祐らしい“桑田節”が感じられる。しかし、アニメを追いかけている身としては、それだけではない。歌詞の端々から作品への愛情やリスペクトがしっかりと伝わってくる。
桑田佳祐の音楽を聴くたびに思うのは、新曲なのにどこか昔から知っていたような安心感があること。それでいて決して過去の繰り返しではなく、新しい挑戦や関わる作品への敬意が自然と織り込まれている。
だからこそ、何十年も前の楽曲と最新曲を並べて聴いても違和感がないのだろう。時代を超えて愛され続ける理由が、この一曲からも伝わってくる。アニメファンとしても、音楽ファンとしても嬉しくなる作品だ。
えんぷてい『SWEATER』
えんぷていが、自身の哲学を結実させたフルアルバム『えんぷてい』をリリース。その中に収録されている「SWEATER」は、もともと2025年に発表された楽曲だ。
私自身、このアルバムをきっかけに初めてこの曲と出会った。心地よく、どこか懐かしさを感じさせるメロディライン。聴き進めるうちに、その空気感に自然と引き込まれていく。
歌詞では、もどかしい距離感にある二人の関係性を“セーター”になぞらえて表現している。その比喩がとても秀逸で、言葉の温度まで伝わってくるようだ。
タイトルからは冬の景色を思い浮かべるが、不思議と季節を選ばない。夏に聴いても違和感のないポップさとノスタルジーが共存しており、その心地よさがじわじわと癖になっていく。
アルバム全体の魅力を知る入口としても、ぜひ聴いてほしい一曲だ。
短編画廊『ナイトミュージアム』
京都発のピアノロックバンド・短編画廊が新曲「ナイトミュージアム」をリリース。葛藤や衝動を描いた、激しくも緻密なオルタナティブロックナンバーだ。
以前、私の主催イベントにも出演してくれたバンドだが、新曲が出るたびに毎回ワクワクさせてくれる存在でもある。
胸を高鳴らせるドラムのリズム。妖艶な空気をまといながら楽曲の世界観を広げていく鍵盤の音色。そして、感情のままに歌い上げるボーカルの歌声。それぞれが強い個性と衝動を放ちながらも、決して散らばることなくひとつの音楽として成立している。
感情をぶつけるだけでは終わらない。緻密に組み上げられたサウンドと熱量が重なり合うことで、聴く人の心をしっかりと震わせてくれる。短編画廊らしい美しさと狂気、そして衝動が詰まった一曲だ。
ヴェロニカにさよなら。『融解』
“みんなと同じように生きられない”という感覚を描いた一曲。ヴェロニカにさよなら。は、以前私のイベントにも出演してくれたバンドだが、新曲を聴くたびに毎回違った面白さを見せてくれる存在でもある。
周囲が当たり前にできることが自分にはできない焦燥感。世間で「良い」とされているものに、なぜか素直に共感できない違和感。個性を大切にしよう、自分の好きなものを大切にしようと言われる時代になった一方で、そうした生きづらさや孤独感がなくなったわけではない。この楽曲には、そんな感情がリアルに描かれている。
「わかってほしい」と「もういいよ」の間で揺れ続ける心。誰にも言えないまま抱え込んでしまう感情。そのもがきや葛藤が、楽曲全体から痛いほど伝わってくる。SNSによって誰もが自分の想いを発信しやすくなった今だからこそ、逆に言葉にできず内に秘めたままの感情はどうなっていくのだろうか。そんなことをふと考えさせられた。ただ共感するだけではなく、自分自身の内側とも向き合わせてくれる一曲だ。
AWAプレイリスト 収録
SixTONES『Flower Cloud』
桑田佳祐『AKANE On My Mind〜饅頭こわい』
indigo la End『陽炎』
iri『Crunchy』
櫻井優衣『夏いぞん』
吉田仁人『東京』
すりぃ『チューインガム feat. KANA-BOON』
宮本浩次『さあ、出かけよう!』
『ユイカ』『青春は見えない』
Lavt『voicemail』
BBHF『エンフォーサー』
LUCKY TAPES『SWEET MEMORIES』
SUPER★DRAGON『Call Me Asap』
らそんぶる『素直になれたら』
えんぷてい『SWEATER』
PompadollS『ヒグレチガイ』
Natsudaidai『ビザールラヴ』
chilldspot『Ladyy』
至福ぽんちょ『まだ嘘のまま』
TENDOUJI『SEVENTEEN』
セブンス・ベガ『ワンナイト・ドライブ』
上に1回動かす。『19歳』
Wing-Stong『ボロボレロ』
CRAZY BLUES『YoungGirlsNeverApart』
短編画廊『ナイトミュージアム』
さゆに!『ミッドナイト東京ダウン』
ヴェロニカにさよなら。『融解』
星愛『ひけない態度とアルペジオ』
amanojac『わっかんないや』
ともだち御一行様『チャフォカ』
“【2025/06/10オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
https://mf.awa.fm/43xTGWS
