【ライブレポート】『Re+Visit 〜僕らの旅路〜』≪Lanthan$903≫

2024年9月4日

8月24日に心斎橋FootRock＆BEERS にて開催されたRe+Create主催イベント『Re+Visit 〜僕らの旅路〜』。季節を音楽で見立てて主人公が旅をする様子を表したこちらのイベント。今回は、これまでの旅を彩ってきたアーティストが中心となり、旅先での素晴らしい出会い。そして再会をイベント全体で表現していきます。

そんなイベントを盛り上げてくれたアーティスト達のライブレポートを紹介していきます。

Lanthan$903

今回のイベント『Re+Visit 〜僕らの旅路〜』で初ステージを迎えるLanthan$903が登場。ロックサウンドを轟かせ、『Remember Me』で勢いよくスタート。Vo.真司の伸びやかなハイトーンボイスが会場を包み込む。「1番終わったけど、前の方が寂しいぞ！もっと前に来いよ！俺らロックバンドだぞ！」と煽り、前方に観客を引き寄せた。

ドラムのリズムに乗りながら「みんな運動不足じゃない？飛べる曲持ってきたぞ！」と、点滅する照明の中で『Utopia』を披露。ヘドバンしたくなる激しいドラム、心を揺さぶるベースラインとギターメロディ。真司のハイトーンボイスが会場の熱気を一気に引き上げる。

「秘密兵器です。」と言って手にしたのは拡声器。マイクを合わせて変化させたシャウトが響き渡り、会場の空気が一変。真司が客席に降り、暴れ回りながら歌い上げる姿に観客たちは圧倒される。メンバー全員がヘドバンし、会場のモニターも激しくシンクロ。彼らの作り出す世界観に観客たちは完全に引き込まれていく。

「大好きな先輩がバンドを休止して新しいバンドを始めた。嬉しい気持ちと、すごいプレーを見て悔しさも湧いてきた。その悔しさは、それだけ本気でやってきた証拠だから大事にしてほしい。そんな、何度でも立ち上がる奴らを僕たちはSkater Boyと呼びます。」と語り、悔しさを抱えながらも夢に向かって突き進む人たちへ送る応援歌『Skater Boy』を熱唱。胸に響くメッセージが、観客一人一人の心を震わせ、ライブの幕を感動的に閉じた。