7月16日、4県10バンド共催2025 of 4 area pre.Compilation Album 「33人33色」がリリースされた。
4県は宮城・仙台、山形、埼玉、東京。その中でも仙台と山形が中心となり、仙台から5バンド、山形から3バンドが集結。そしてこの活動に賛同した埼玉のアカルミ、東京のオレンジの街の2組を加えた10バンドが参加している。
今回のコンピリリースに伴い、東京・山形・仙台を巡るツアーも開催。9月13日に東京編を下北沢近松で開催し、熱いライブが繰り広げられたとのこと。10月19日には山形SANDINISTA、11月21日には仙台ROCKATERIAにて開催される。
前回本メディアにてディスクレビューを掲載したが、今回は一問一答のインタビューに答えていただいた。
地元に対する強い思いから引き続き音源を楽しんでもらいつつ、そして現場でその熱を目撃してほしい。
【インタビュー】
Q.このイベントのコンセプトは?
33人33色。各々の個性や人柄は決して同じになることはない。 そのアイデンティティは個人だけではなくバンドにおいても大きな違いであり、魅力です。全世界に数多のバンドがいる中で、宮城、山形、埼玉、東京の計10バンドが組み込まれたコンピレーションアルバムは、0から出来た新たな作品である故に、多くの人に伝えるにはかなりの時間と力が必要になると考えています。このアルバムを必要としてくれる 人と出会えるように、また見つけて貰えるように、このイベントを企画しました。
Q.コンピCDの聴きどころは? (全組回答)
・全バンド想いのこもった楽曲ばかりなので取り敢えず全バンド聴いて頂きたいですね(アカルミ)
・「緩急 」です。それぞれの曲がそれぞれのやり方で 「爆発 」を仕込んでいます(Thenok)
・今回4つの県からバンドが参加していて、曲に県ごとの特徴がなんとなく出ていると個人的に感じています。 それを1つのアルバムで聴き比べられるところが特徴だと思います(軋轢)
・東日本の息吹を感じてください(good old days)
・各々の個性が光る曲が揃っているところ。ギターロックという括りの中で、様々なジャンルやルーツが絡み、相乗的にコンピとしての完成度が高まっているように感じる(Azule Orchid)
・無料で聴けるんやから、しのごの言わず聴いてください(オレンジの街)
・正直なところを言えば、参加すると決めた段階では今回のコンピに加わるバンドの曲やスタイルを全て把握していたわけでは自分はありません。近しい要素を感じるバンドもいれば自分は触れたこと、目指そうと思ったことがないなといった要素を感じるバンド、曲も参加してみてからわかりました。聴いてくれる人もきっと10バンド全てではなく、一部を把握して触れてみるという人が多いと思います。 見どころがどこというよりは自分と同じく一周するところからこの音源の流れを感じて欲しいかなという意見です(Aishwaya)
・33人全員の色が出ているところ、飽くことなくバンド毎の伝えたい事がスっと入ってくる(旧作)
・各バンド個性のある10バンドが1曲ずつ持ち寄って作った物なので、混じり合っているかどうかはさておき、 普段混じり合えないものがこうして、一つの作品を作れたことに何かしら意味はあったのかなって思います。決して前菜からデザートまで考え抜かれたコース料理にはなってないけど、各店が渾身の一作持ち寄ったグルメフェスみたいで面白いんじゃないでしょうか?聴きどころっていう質問の答えにはちょっと合わないかもしれませんが、10曲通したら1つくらい好みなバンド見つかるんじゃない?(EMERGENCY FOX)
・「33人33色 」というタイトルにもあるように、ジャンルレスな10曲。 各バンドなりのそれぞれの思いが詰まった曲ばかりです。
特に僕が押す部分は、各バンドのタイトル。タイトルに付随しているナンバーかどうか、それはすごく大切な部分だと思います。 各バンドなりの伝えたいこと、 届けたいことはそこをみればすぐに分かるはずです。 それがわかった時、このコンピのタイトルが本当の意味を持つはずなので、是非とも1曲1曲のタイトルを考えて聞いていただければ、より楽しめるのではないかと思います!(Nostalgia.)
Q.東北のライブハウスならではの良さは? (Nostalgia.カイ)
これは僕個人としての意見ですので、絶対的にそうとは言えたことではないのですが、 僕なりに思う東北のライブハウスの良さは人の温もりだと思います。
コンピに入っている僕らの曲 「東の温もりは、この緑の中で。」は、東北の優しさ、温もりを歌った曲でもあります。それはライブハウスでもそうでした。今回ツアーファイナルの仙台ROCKATERIAは、僕が働かせて頂いているライブハウスです。色んな経験も、前に進むための大切な機会も、ここで掴んできました。 泣きたくなるぐらい辛くなる時もあります。 それでもライブをしたいと思えるのは、この場所があるからと言えます。 そういう温もりが、僕は好きです。
Q.将来どのような活動を見据えているか(Nostalgia.カイ)
僕には、cinema staffと仙台MACANAにてツーマンをする夢があります。メンバーの鴇田には、自分のギターで沢山の人に音楽を届けたいという夢があります。 オレンジの美しさや懐かしさを表現したいと思って活動している僕らは、来年へ向けて1枚目のアルバムを現在制作中です。 そのアルバムが、僕らにとっての大きな一歩となるように、今の時代に残る大切な1枚になるようにしたい。そのアルバムが沢山の方々に届いて、そうして僕らの夢に近づき、そこに行き着くまで、仲間を増やしていけたらいいなと思います。なによりこの 「33人33色 」は未来へ進むための確実な1歩となるようなイベントになると思います。凄く楽しみです。
Q.ライブに向けて意気込みをどうぞ
・東京編しか出演できないのですが、その分精一杯やります(アカルミ)
・唯一歌詞のない我々ですが、最も感情的なライブをします。目撃してください(Thenok)
・軋轢は東京と山形での出演予定です。東京では慣れない場所で関東のバンドとお客さんの前でやれるのがいい経験になりそうで楽しみです。
山形はゲストアクトとして地元の先輩バンドにも出演していただくので、より盛り上げたいと山形バンド一同考えています(軋轢)
・私のこと忘れないでね(good old days)
・関東編と仙台編に出演しますがこれをきっかけに少しでも売れたいのでとにかくみんな来てください(オレンジの街)
・ 音源を聴いた方まだ聴いてない方誰しもがライブでしか得られない何かを感じ取って貰えるようなライブをします(旧作)
・今回、2025 of 4 area pre. Compilation Album
「33人33色」 Release Tour 「2025 of 4 area」として、9月13日 下北沢 近松、10月19日 山形SANDINISTA、11月21日 仙台ROCKATERIA
に行かせて頂きます。
それぞれの場所に大切にしているバンドがいますし、絶対に意味があるイベントになると思います。 後悔はさせません。 コンピで知ってくれた人、この記事から僕らを知ってくれた人、ずっと前から知ってくれている人、あるいは音源を聞いて知ってくれた人。全ての人に見て欲しいです。
33人33色、そしてリリースツアーの 「2025 of 4 area」、よろしくお願い致します(Nostalgia.)

■「33人33色」配信リンク
https://lnk.to/6AyBQq
【ツアー情報】※終了した東京編は割愛

■山形編
10月19日(日)
山形SANDINISTA
Open 18:00 Start 18:30
前売り 2000円+1D
当日 2500円+1D
U-20 1500円+1D
出演…旧作、軋轢、good old days、Nostalgia.、Vital Club(ゲスト)、Foursidewalks(ゲスト)
Food…もりなが屋
チケットはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdkNYgPm72unKfdnKsikIxIYU91kyhtlWCTLVaDsHTn2yyWAw/viewform

■仙台編
11月21日(金)
仙台ROCKTNRIA
出演…Nostalgia.、Thenok、オレンジの街、good old days and more…
チケットはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdkNYgPm72unKfdnKsikIxIYU91kyhtlWCTLVaDsHTn2yyWAw/viewform