【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 5選≪2026/05/06≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを聞いてオススメの楽曲を紹介しています。

今週は207曲の中からおすすめの5曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。

DOMOTO『またね』

昨年12月にDOMOTOとして初のデジタルシングル『愛のかたまり』をリリースした彼ら。今作「またね」は、DOMOTO名義としての新たなシングルとなる。

作詞:堂本剛、作曲:堂本光一。このクレジットを見ただけで、信頼感は揺るがない。『愛のかたまり』や『恋涙』など、二人が生み出してきた楽曲を愛してきたファンとして、その名前の並びだけで胸が高鳴る。

本作は、人が人を想う気持ちの尊さや儚さを描いたミディアムナンバー。それぞれの個性は異なるのに、重なったときの親和性は抜群だ。対照的でありながら溶け合う歌声が、楽曲に奥行きを与えている。

切なさを含んだメロディはどこか懐かしく、それでいて心地よい。ラストのギターソロがさらに余韻を深め、感情をそっと揺らしてくる。

「こんな曲を待っていた」——そんな想いが自然とこみ上げる一曲だ。

BE:FIRST『Rondo』

BE:FIRSTの「Rondo」は、9枚目のシングル「BE:FIRST ALL DAY」に収録された一曲。

プレイリストで初めて耳にしたとき、正直すぐにはBE:FIRSTだと気づかなかった。ゴシックな空気感をまとった重厚なサウンド。これまでも彼らの楽曲にあった質感ではあるが、今作はよりヒップホップ色が強く、まるでヒップホップクルーの新曲かと思うほどのアプローチだ。

しかし聴き進めるうちに、BE:FIRSTならではの歌声やマイクリレーがしっかりと存在感を放ち、個々のキャラクターが浮かび上がる。サウンドが攻めている分、彼らの持つ“味”がより際立っているようにも感じる。

またひとつ、新たなジャンルに踏み込んできたBE:FIRST。その挑戦と進化を強く印象づける楽曲だ。

Ayumu Imazu『CLASSIC』

Ayumu Imazuの2ndアルバム『CLASSIC』が5月13日にリリース。その表題曲として先行配信されたのが「CLASSIC」だ。

6年間の活動を経て、ようやく“自分の軸”が見えてきたと語る彼。その言葉通り、この楽曲からは確かな自信と確立されたスタイルが感じられる。リズミカルで心地よく、それでいて洗練されたおしゃれさが漂うサウンド。トラックの完成度はもちろんだが、何より彼の歌声そのものが楽曲の質感を押し上げている。

数年前から注目してきたアーティストだが、この1年で確実に注目度が高まっていることを実感している。ダンスパフォーマンスや自身の楽曲はもちろん、King & Prince「Theater」の楽曲提供を手がけたことも、その存在感を広く知らしめた大きな出来事だろう。

さまざまな経験を経た今の彼が、どんな想いでアルバム『CLASSIC』を作り上げたのか。この表題曲を通して、その全貌を早く聴きたくなる。進化の現在地を示す一曲だ。

妄想リフレイン『モーションノイズ』

先日、私の主催イベントにも出演してくれた妄想リフレインが、新曲「モーションノイズ」をリリース。

今作は、過去の記憶や揺れる雑音、正解だと思い込んで抱えていたものを手放し、走り出す“今”を描いた一曲だ。イントロから一気にポップな世界観へと引き込まれる。

ただ、「ポップ」という一言で片づけるのはもったいない。各楽器がしっかりと個性を放ちながらも、全体としてはまとまりを見せる。その中で、ときにそれぞれの主張が前に出る瞬間があり、その絶妙なバランスが心地よさと面白さを生んでいる。

先日のライブで改めて感じたのは、妄想リフレインは音源で楽しませてくれるだけでなく、ライブでしか体感できない熱量を持ったバンドだということ。楽曲の持つエネルギーが、ステージではさらに増幅される。

これからも追い続けていきたい存在だ。

夜篠ケンジ『No worries(feat. 旭乃アクア)』

ボカロP・夜篠ケンジが、活動1周年を記念してリリースした「No worries(feat. 旭乃アクア)」。今作は、彼にとって初のゲストボーカルを迎えた楽曲だ。

ゲストに迎えたのはVTuber・旭乃アクア。ハスキーでありながら優しく温もりを感じさせる歌声が、バンドサウンドと溶け合い、聴く人の心に自然と寄り添ってくれる。

楽曲のテーマは、不安に押し潰されそうな日々の中でも「どんな時も味方でいるよ」と伝えてくれる存在。そっと背中をさするような、包み込むような空気感に満ちている。

この1年、彼にとっては挑戦の連続だったはずだ。その中には、不安で押し潰されそうになる瞬間もあっただろう。だからこそ、この楽曲からは、支えてくれたファンや仲間への感謝の想いも感じ取れる。

1周年という節目にふさわしい、優しさと決意が同居した一曲だ。

在多ヒデハル『冤罪人生』

昨年11月、Eggsマンスリープッシュを通じて出会った19歳のシンガーソングライター・在多ヒデハル。あのとき紹介した「イップス」で、その歌声とまっすぐな歌詞に心を掴まれたことを覚えている。

そんな彼がEP『過去が在るから今が在る』をリリース。本作に収録されている「冤罪人生」は、10代が名付けたとは思えないほど重みのあるタイトルにまず目を奪われる。気づけば強く印象に残る一曲だ。

ギターと歌声だけで聴かせる弾き語りスタイル。余計な装飾はなく、感情をそのままぶつけるような表現が胸を打つ。自分自身に宣戦布告するかのような強い意志と覚悟が、言葉と音のすべてに込められている。

若さゆえの衝動だけでなく、確かな芯を感じさせるアーティスト。今後の動きも引き続き注目していきたい。

AWAプレイリスト 収録

DOMOTO『またね』
Snow Man『BANG!!』
宇多田ヒカル『パッパラダイス』
クリープハイプ『私の歌』
BE:FIRST『Rondo』
&TEAM『We on Fire(Days of Youth ver.)』
Ayumu Imazu『CLASSIC』
Tempalay『I DON’T WANNA DIE!』
Aooo『CALL』
OddRe:『睡る君』
生田絵梨花『夏恋風』
Conton Candy『OTAGAISAMA』
絢香『OK! GO!』
YUTORI-SEDAI『記念日』
Czecho No Republic『アンビリーバブルデイズ』
レイラ『飛べる』
藍坊主『フリーズドライ』
Skoop On Somebody『Rise’nRide』
妄想リフレイン『モーションノイズ』
リリカル『ひみつ』
フクスイボンニカエス『春忘れ』
pod’z『4d』
かわにしなつき『一番星』
Lala『愛してるの読み方』
夜篠ケンジ『No worries(feat. 旭乃アクア)』
透明な7日目の真実『一等星』
在多ヒデハル『冤罪人生』
ヨルノピクニック『100万ビート(2026アルバム リマスター)』
The Gentle Flower.『dake』
Ciely『DEFIANCE』

“【2025/05/06オススメ新曲】RYO Weekly Music Selection” by RYO on AWA
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