【ライブレポート】KENG 14th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 『Stand Alone』

【ライブレポート】KENG 14th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 『Stand Alone』

2023年4月にオープンした高槻城公園芸術文化劇場 太陽ファルマテックホール。
地元高槻にできた新たな舞台で14周年を迎えるKENGのステージ「Stand Alone」が開幕する。

【ライブレポート】KENG 14th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 『Stand Alone』
photo by Takumi Tamaki

静まる場内。ステージにはピアノが1つ。タキシード姿に身を包んだKENGが登場する。きれいなピアノの音色が高い天井、そしてホール全体に広がっていく。あたたかく透き通るような彼の歌声が心の奥底まで届けられ、一瞬で彼の音楽の虜になっていく。スポットライトにあてられてフラワーアレンジメントに囲まれる中歌う彼の姿は一つの芸術作品のようだった。
1曲目「雨」が終わると祝福の拍手が観客たちから届けられる。続いては、「風が吹いてく」。優しく温もりのあるのある歌声が、まるで晴れ渡る空に吹く風のように心に染みわたっていく。

「ありがとうございました!ようこそ!今日はいろんな仕掛けを持ってきましたので楽しんでください。会場に入った瞬間のこのフラワーアレンジは、その場で曲をきいてアレンジしてもらいました!一緒に盛り上げたいと思うのでよろしくお願いします!」
「14年の活動を凝縮したような時間をこれまで築き上げた仲間達と共に作っていきたいと思ってます。」と今日の意気込みを語り、会場に来られなかった配信の人達にも感謝を伝える。「まったりゆったり聴いてください。」と伝えて、披露したのは、「ストーリー」。彼のこれまでの音楽人生を一つのストーリーとして描いたかのような楽曲は、心の旋律に届くピアノのメロディと彼の歌声で会場にマイナスイオンが広がるようだった。

【ライブレポート】KENG 14th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 『Stand Alone』
photo by Takumi Tamaki
【ライブレポート】KENG 14th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE 『Stand Alone』
photo by 朝ステ

続いては披露したのは「ありがとうと言いたくて」。華やかなピアノのメロディが太陽のようにあたたかい照明と共に会場を明るくしてくれる。ありがとうという感謝を伝える歌詞からは、これまでの期間を支えてくれたファンの方や関わってくれた人たちへの感謝を伝えていくように。そんな彼の感謝が人々の胸の奥にささっていく。

「沢山の方に協力してもらってます。スタインウェイのピアノも最上級のものです。いくらくらいか聴いてみるとリアルに家が1つ買えるものになるので仲良くできるか心配です。」と笑いながら伝えて、「あの空のように」を披露。スキップをするかのように華やかなピアノのメロディ、笑顔で想いを込めて歌い上げる彼の顔からは笑顔が溢れていた。

続けて、シンガーソングライターとして初めて作った曲「リバー」を披露。彼の活動スタートした時の不安や思いが感じ取れる歌詞。長い月日が経ちいろんな心境の変化があったかもしれない、そんなことも自然と感じ取れた。

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photo by 朝ステ
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photo by Takumi Tamaki

「どんどんいきたいと思います!配信の皆さんも、会場のみなさんも手拍子をして楽しんでください!」と「ミルクティー」を披露。ピアノの軽快で綺麗な音色に会場の観客達による手拍子がアクセントとなり、曲に彩りを与えてくれる。先程までの心に澄み渡る楽曲達とはまた雰囲気をかえてポップなメロディで会場を明るく楽しい空間に変えてくれる。「高槻にいる皆さんと配信にいる皆さんと」と歌詞をアレンジして盛り上げる。

改めて今日来てくれた感謝を伝える。自身2回目となったホールワンマン。前回は9周年の時だったため節目手前でやってますねと笑いながら話をする。前回のワンマンから今日までコロナ渦を経て配信の中で出会った人もいっぱいいる。
「今日も配信で出会って初めて来たくれた人もいます。チャレンジとして始めた配信が今にも繋がってるので何事もチャレンジが大事です。」そんなチャレンジする前向きな気持ちを歌った楽曲は「歩こう」。これまでの14年、一歩ずつ着実に歩きながらも新たなチャレンジをしてきた。そんなチャレンジが新しい朝の始まりへとつながっていったのだ。その歩いた道筋の一つの中間地点が今日のワンマンだったのかもしれない。
「遠く離れていってしまった人の歌を聴いてもらいましょう、影。」心にジーンと入り込んでいく歌声とメロディで自然と脳内に歌詞の情景が浮かんできた。

「2023年はいろんなチャレンジをする年でした。人のために動くがモットーでこれまでやってきました。縁の下の力持ちのようにいろんなフェスの実行委員に入っています。自分を大切にしたほうがいいと言われることが多いですが、生きがいのような感覚もあるので誰かのためにがんばって挑戦をするという時に力を入れてしまいます。今年も二つのフェスの実行委員に入ってました。」今年1年も仲間の為に力を注いできた彼が前半の最後に披露したのは、仲間の大切なイベントであるユメカナエフェスのコンピレーションアルバムに収録をしている楽曲「ねぇ、恋」。心に染み渡り、愛情あふれる彼のあたたかい歌声で第1部を締めくくってくれた。

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photo by Takumi Tamaki
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photo by 朝ステ

10分間の休憩を挟んでライブは第2部がスタート。1曲目は「POP NA MUSIC」。明るく楽しいポップなメロディと会場の手拍子が一つとなり楽しく笑顔の空間が作られていく。
「そのままいきましょー!」と、続けて「カレー曜日」を披露。ポップでキャッチーなメロディ。ぬくもりを感じられるようなあたたかい歌詞。楽しさを伝えてくれる会場の手拍子が響き渡っていく。彼の代名詞ともなってきているカレー王子。そんなキャッチフレーズを象徴するこの楽曲は子ども達と一緒に歌いたくなるような楽曲に仕上がっており、聴くだけで気持ちがワクワクしてくる。

「重大発表と話しましたが、カレー屋さんをやるという話ではないです。」と笑いながら話すと会場からは「えー!」という観客からのあたたかいノリに、思わず笑みがこぼれていた。続いて、「カレーライスの思い出」を披露。先程までのポップな楽曲達から一変してしっとりとしたメロディと感情にうったえてくれる歌声。カレーという誰もが身近な存在の食べ物だからこそ、いろんな表現とストーリーがあることをこの2曲から感じ取ることができた。その人一人一人の食べてきた思い出の味は、人によって違う、そんな思い出のカレーは、懐かしい風景を浮かばせる。

ワンマンライブなのでここでしかやらない曲を何曲かやっていきたいと思います。と「夜がふける」を披露。曲が終わると改めて、今日来てくれた人や配信を見てくれた人への感謝を伝える。「生まれ育ったこの高槻という場所でやることができて嬉しいです。【Stand Alone】は自立するという意味があります。これまで14年間いろんな仲間にたすけられて音楽をしてきました。1人の力でどこまで挑戦できるのかという意味を込めてこのタイトルをつけました。」そんな1人での挑戦に彼が支えてきた多くの仲間たちが会場には訪れていた。

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photo by Takumi Tamaki
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photo by Takumi Tamaki

「まだまだ会えない人がいる。職種や距離で必然的に会いたいけど会えない人はいます。すこしでも音楽が救いになればと思って作った楽曲です。」と「SAKURA※Note」を披露。コロナ渦を経て、会えることが当たり前でないことを多くの人が知ったことだろう。今でもいろんな状況で会えない人はいる。そんな人たちに安らぎのある歌声で会いたい人と心の距離を縮めてくれるような音楽を届けてくれた。ステージの照明は明るくなり、静かに聴きいる場内の中「僕とピアノ」を披露。彼がピアノを弾く意味やどんな感情でもピアノを弾き続けるという歌詞は、いまピアノ弾き語りワンマンで共にステージに立つピアノという親友に向けて感謝を伝えるかのようだった。

「すべてに愛を。」と伝えて、『愛を読む人』を披露。優しくぬくもりのあるピアノの音色。彼の愛情溢れた歌声は、徐々に声量が大きくなり感情がどんどん高まっていく様子が伝わっていく。「もう終盤ですね、早いなぁと思います。1年を通して今日にかけていました。そんなワンマンも当日になれば一瞬ですね。明日からも頑張っていきましょうということで元気な曲を聴いてもらいましょう!明日からの希望!」
軽快なピアノのメロディからはあたたかく晴れやかな青空が広がっていくようなイメージが自然と浮かんできた。前を向き進んでいく、今日まで挑戦をしてきた彼の音楽人生をたたえるかのように会場からはあたたかい手拍子と「ラララ」という歌声が届けられた。

「次の曲が最後です!」と伝えると「えー!」というあたたかい反応。「命というのは大切です。生き続けないとこうやって出会えてなかった人達がいます。寿命はあると思いますがしっかり生きてほしいです。」今日という1日を手伝ってくれたメンバーとお客さんに感謝を込めて生きていく大切さを歌った楽曲を「生きる事」披露。
仲間や家族、大切な人たちへの感謝と命の大切さを歌った歌詞を、伸びのある歌声で一人一人の心の中に染み渡らせてくれた。
お礼を伝えると割れんとばかりの拍手が会場を包み込んでいく。深くお辞儀をしてステージを後にすると、会場中にアンコールの拍手が響き渡っていく。

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photo by 朝ステ
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photo by 朝ステ

「アンコールありがとうございます!」と本日販売されたTシャツに身を包んで登場。
「ここで重大発表です!」2024年は15周年を迎えるKENG。2024年11月10日服部緑地音楽堂でライブをやることを発表した。
そんな新たな挑戦に向けた想いを込めて「Sunny」を披露。華やかなメロディは、彼のこれからのストーリーを表しているように感じられる。チャレンジという坂道を登り続けるからこそ新しい光が来る。今日までの挑戦からまた新たな挑戦で彼の未来への道筋が歌詞と歌声から感じ取ることができた。

「これで本当に最後の曲です。改めましてご来場いただきありがとうございました!これからも人のために生きていくのが原動力になると思います。2024年も走り続けていきます。」最後は、「キミが一番のヒーロー」を披露。澄み渡るような歌声は、一人一人の心の中に寄り添ってくれたことだろう。

挑戦をし続けた14年間。彼の音楽人生の一つの集大成が今回のワンマンライブだったともいえるだろう。人のために全力になれる彼だからこそ支えたいと思う人たちも多い。これからも彼の人間性と心に寄り添う音楽が多くの人のヒーローとなり生き続けることだろう。

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photo by Takumi Tamaki

セットリスト
1.雨
2.風が吹いてく
3.ストーリー
4.ありがとうと言いたくて
5.あの空のように
6.リバー
7.ミルクティー
8.歩こう
9.影
10.ねぇ、恋
11.POP NA MUSIC
12.カレー曜日
13.カレーライスの思い出
14.夜がふける
15.SAKURA※Note
16.僕とピアノ
17.『愛を読む人』
18.明日からの希望
19.生きる事
en1.Sunny
en2.キミが一番のヒーロー

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photo by Takumi Tamaki

≪プロフィール≫
華麗なるピアノシンガーソングライター 人と人を音楽で結び、繋げ、何事にも継続する事を大切にして、培ってきた輪を大阪から全国へ発信中。 「日常生活に寄り添う」をコンセプトにし、日々頑張っている方々へ応援ソングなどを手がけている。 ピアノ弾き語りでというスタイルで年間約 150 本のライブを行っている。 LIVE では笑顔を絶やさず、会場そのものが本人のマジックにかかった様な温かい雰囲気につつまれる。
本職の音楽とは別に料理を趣味にしていて カレーライスが大好物で。年間 200 食のカレーの食べ歩き、スパイスの研究。 自身がプロデュースする音楽主催ライブでは毎回自ら手作りで作るカレーがイベントで振る舞われる。

KENG 15th ANNIVERSARY
「あの空のように」FES.2024
2024年11月10日(日)
会場:大阪府豊中市服部緑地野外音楽堂
開催時間は昼頃予定

フラワーアレンジメント:iSON!C https://twitter.com/teamisonic
カメラマン:Takumi Tamaki https://twitter.com/tkantbti
カメラマン:朝ステ https://twitter.com/asasute0809

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