【RYO Music Selection】2023年12月 BEST 10

2018年春結成/関西発のロックバンド。イントロから中毒性を漂わせるギターのメロディ。疾走感のあるまま突き進んでいくかと思えば2分ほどで転調をして雰囲気をガラリと変えてくれる。この予想外の裏切りが癖になり、気づけば何度も聞いていた。

自身がアンニュイポップスと称する本作。雨の降る音や町の雑踏から感じられる憂鬱さ。やりたいこととやらないといけない間で揺れる気持ちはだれもが感じる気持ちだろう。おしゃれなサウンドの中彼女の歌声が際立ちを見せる楽曲にも仕上がっている。個人的には、彼女がデザインしたジャケットのアートワークも楽曲の世界観を感じられた好きだ。

2周年を記念してリリースされた楽曲。2023年上半期インディーズベストソングに「シガーナイトトレイン」を紹介した不眠旅行。「シガーナイトトレイン」で感じた新しさとはまた違うバンドの魅力を見せてもらったような気持ちになった。今後躍進することを確信させてくれた楽曲。

AAAのメンバーでもあるSKY-HIとNissyによるコラボ曲。今年大ヒットしたYOASOBIの「アイドル」と対抗するかのようなタイトル。AAAとしても活動をした二人だからこそ感じられる歌詞のリアリティ。二人が本気で自分たちの道を突き進んできたからこそ、この楽曲が生まれたのだろう。これまでの二人の音楽人生が詰まった作品ともいえるだろう。

音楽作家のHenrii、ボーカリストのハルアによる、二人組音楽ユニット。この曲は、今年の2月にリリースされた楽曲だが、12月リリースのアルバム「ひとりぼっちの群泳に」のタイミングで知ったので選曲をした。ジャジーなサウンドから感じられる歌謡曲の雰囲気。彼女の色気のある歌声がマッチして聞けば聞くほど癖になる。アルバムとしても素晴らしいのでぜひ聞いてほしい。

「クリエイティブネオロック」を提唱する新世代ユニット。下半期インディーズベストソングに「踊楽園」を選出したユニット。歌いだしから心をしっかりとつかまれる。アニメの主題歌に使われてもおかしくないキャッチーかつ強い世界観のある音楽性。2024年ブレイクアーティストとなることは間違いないだろう。

日々の苦悩や葛藤を”独特な世界観”で表現をするロックバンド。大阪を中心に活動中。疾走感のあるバンドサウンドから作り出される強い中毒性。ライブで初めて見たときからしっかりと虜になった楽曲。「日常侵略」と「革命ランデブー」の2曲から見ることができる夕方と猫の世界観と中毒性の強い音楽性。今後大注目間違いなしのバンドだ。

TVアニメ『ダンジョン飯』のオープニング。アイリッシュ音楽を感じさせるメロディからはアニメの世界観が自然とイメージさせてくれる。前作、「窓の中から」を連想させるかのよう【外から窓をくぐった光が】というフレーズから歌詞はスタートする。ダンジョンを感じさせるワクワク感と心に染みこんでいく歌詞の世界観。流石バンプといいたくなるような1曲。

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』エンディング主題歌。光が差すかのようなメロディからスタートするイントロ。星野源の良さがつまった1曲でありながら、歌詞からはしっかりと「SPY×FAMILY 」の世界観を感じることができる。2024年注目の楽曲となっていくことだろう。

ドラマ「佐原先生と土岐くん」ED主題歌。1度聞くと耳から離れない「それな」というフレーズ。ただ中毒性の強さだけでなく、ジャジーでおしゃれなサウンドがどこか懐かしさと聞き心地のよさを感じさせてくれる。懐かしさと中毒性がありながらも、1曲全体の変化も面白い。初めて聞いた時の衝撃、リピート率、その2つが12月で一番高かった楽曲ともいえるので1位に選出した。