2024年もあと数日。今年もたくさんのアルバムがリリースされました。私がこの1年間でリリースされたアルバムで聞いたものは150作品。サブスク配信されていないものや2023年以前にリリースされた作品を含めると何作品聞いてきたかわかりません。それくらい今年はアルバムというものを楽しむ時間が多かったように感じます。
今回、事前にInstagram・Xの方で150作品の中から50作品を厳選したものを紹介しました。今回の記事では、そんな50作品の中から特に好きだった10作品をランキング形式で紹介します!
紹介した作品はすべてサブスク配信されているので、気になるものを是非聞いてみてください!
10位.リーガルリリー『kirin』
2024年8月28日にリリースされた3rd Full Album。今作に込められているのは、地上に足をつけながら、宇宙に一番近い目線を持つ生物・きりんの目線で物事を見たいという想い。
この作品から感じられるのは、心に入り込んでくる穏やかで懐かしいメロディと伝わってくる言葉たち。初回のインパクトというより、じわじわと私の中でこのアルバムを聞きたいなという気持ちが広がっていくような感覚があった。多くの音楽好きに聴いてほしい1枚。
9位.Da-iCE『MUSi-aM』
2024年10月2日リリース。メジャーデビュー10周年を迎えたDa-iCEの8枚目のオリジナルアルバム。《ミュージアム = 博物館・美術館という名の通り彼らが歩んできた歴史をぎゅっと詰め込んだ作品》という紹介があった今作。ベストアルバムのような紹介だなという印象で違和感があったが、アルバム全体を聞いてみて納得。これまで様々なジャンルで挑戦をしてきた彼らが改めて10年という歴史と向きあい彼ら自身で進化させて新曲に昇華された楽曲達が収録されている。今年、紅白出演も叶えた彼らの伝説はまだ始まったばかりだ。
8位.BUMP OF CHICKEN『Iris』
2024年9月4日にリリースされた通算10枚目のオリジナルアルバム。コロナ渦に入った2020年以降にリリースされた楽曲が収録されている今作。既存曲が多く、タイアップ曲も多数ありベストアルバムのような気持ちで聞くと意表を突かれる。コロナ渦となった苦しい世の中から時代の変化が詰まった4年間の激動を詰め込んだような1枚となっており、心に寄り添いながらも勇気をもらった楽曲達は、私自身の成長の4年間ともリンクするものがあった。
7位.離婚伝説『離婚伝説』
2024年3月20日にリリースされた1stアルバム。昨年リリースされた『愛が一層メロウ』が音楽好きを中心に注目をされた彼ら。どこか懐かしくも中毒性のあるこの楽曲を始め、収録されている楽曲達からは安心感とフォークソングを聞いているような懐かしさが両立している。この作品を初めて聞いた時に、藤井風やあいみょんのアルバムを聞いた時のような感覚があった。2025年より一層飛躍することは間違いない。
6位.エルスウェア紀行『ひかりを編む駐車場』
2024年10月23日リリース。ヒナタミユ(Vo, G)とトヨシ(G, Dr, Cho)による「どこでもない場所を旅する記録」をコンセプトに活動中の2人組バンド。文学的な歌詞とぬくもりのある歌声とメロディ。これまでリリースされた楽曲達も注目をしたがこのアルバムを初見で聞いた時、楽曲達の心地の良さと歌詞から浮かぶ情景に感動をした。一人でも多くの人に聞いてほしいと心から思った作品といってもいいだろう。
5位.BE:FIRST『2:BE』
2024年8月26日にリリースされた2枚目のオリジナルアルバム。1作品目『BE:1』がデビューから紅白初出場をイメージさせる軌跡だとすると、今作は世界への挑戦。デビュー当時から世界で戦うことを前提として活動をしている彼らだが、この作品からはより一層世界への挑戦を節々から感じ取れた。そして、前作以上に広がった音楽性とアップデートし続ける表現力に脱帽。いつまでも夢を見せ続けてくれる存在でいてくれてありがとう。
4位.三浦大知『OVER』
2024年2月14日にリリースされた7年ぶりのオリジナル・アルバム「OVER」。この7年間で様々なシングル楽曲をリリースした彼が完全新曲で構成した作品。1曲1曲、ジャンルも違いアプローチ方法も様々。アルバム自体34分という短いが、1曲1曲の満足感と全体的な流れも素晴らしく壮大な映画を見たんじゃないかという満足感を感じれる。常に進化している彼が現時点の最大限を詰め込んだ作品ともいえるだろう。
3位.Official 髭男 dism『Rejoice』
2024年7月24日にリリースした4枚目のオリジナルアルバム。ヒゲダンのアルバムは期待値を毎回上げすぎてしまうが、しっかりと毎回その期待値を超えてくる。「Subtitle」や「ミックスナッツ」という大ヒット曲かつ存在感のある楽曲達がアルバムという作品のストーリーの一部として表情をみせる。また、驚かされたのは、前作「Editorial」のラストナンバー「Lost In My Room」のアウトロと1曲目「Finder」がつながっていること。作品のつながり、1曲1曲のつながりが作品のクオリティを上げているのだろう。
2位.Chevon『Chevon』
2024年2月21日にリリースされた1stアルバム。今年リリースされたアルバムで私が聴いた150作品の中で一番聞いたアルバムがどれかと聞かれたこれと答える。昨年から個人的にも注目をしているChevonの名刺ともいえる1枚。ジャンルの幅の広さやヴォーカルの表現力の豊かさ、ライブを期待させるバンドサウンドが1曲1曲から伝わってきてバンドとしての可能性と期待が詰まった作品。Chevonのライブを今年何度か見たが圧倒的なパフォーマンスで毎回本気で楽しませてくれた。2025年は誰もが知る存在のバンドとなること間違いなし。
1位.米津玄師『LOST CORMER』
2024年8月21日にリリースされた通算6枚目のアルバム。これまで以上に米津玄師の楽曲を聞いた1年だった。そんな中リリースされた今作は、前作からからの4年間でリリースされたシングル楽曲が11曲収録されている。ただ、ベストアルバムのような作品にしないのが彼のすごさ。新曲を8曲追加して20曲というボリュームでリリース。だが、そのボリュームで一切長いとも感じさせず、1曲1曲の振れ幅と彼だからこそ作ることができる作品が集まっており楽しさを増幅させてくれる。だからこそ、今年の1位にこのアルバムを選んだ。
以上が2024年にリリースされたアルバムの中から選出したマイベストアルバムTOP10です!
今年は、サブスク配信されたリリースアルバム・EPを150枚聴きました。その中で選出をした50枚はSNSでも発表をしましたが、こちらの記事でも紹介させていただきます。※こちらはランキングではありません。
2024年マイベストアルバム50選
1.PEOPLE1 『星巡り、君に金星』
2.三浦大知 『OVER』
3.Cocco『ビアトリス』
4.South Penguin『South Penguin』
5.私立恵比寿中学『indigo hour』
6.Lala『ハートビート』
7.Sara Wakui『Into My System』
8.離婚伝説『離婚伝説』
9.リュックと添い寝ごはん『Terminal』
10.VivaOla『APORIE VIVANT』
11.OTOHA『soulmate』
12.CLAN QUEEN『VeiL』
13.宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』
14.First Love is Never Returned『POP OUT! II』
15.Tempalay『((ika))』
16.TENDOUJI『TENDOUJI』
17.ゲスの極み乙女『ディスコの卵』
18.pod’z『classical』
19.ego apartment『ku ru i』
20.Newspeak『Newspeak』
21.Jun Izawa『Miles Tone』
22.米津玄師『LOST CORMER』
23.BUMP OF CHICKEN『Iris』
24.あいみょん『猫にジェラシー』
25.Da-iCE『MUSi-aM』
26.Kroi『Unspoiled』
27.SiMA『uneven』
28.Number_i『No.I』
29.NIKO NIKO TAN TAN『新喜劇』
30.優河『Love Deluxe』
31.Official髭男dism『Rejoice』
32.Perfume『ネビュラロマンス前編』
33.Ryo Yoshinaga『Aarre』
34.Billyrrom『WiND』
35.muque『Dungeon』
36.リーガルリリー『kirin』
37.Aooo『Aooo』
38.w.o.d.『あい』
39.エルスウェア紀行『ひかりを編む駐車場』
40.BE:FIRST『2:BE』
41.Bialystocks『Song for the Cryptids』
42.tacica『AFTER GOLD』
43.SUPER BEAVER『音楽』
44.Chevon『Chevon』
45.フレデリック『CITRUS CURIO CITY』
46.香取慎吾『Circus Funk』
47.Travis Japan『VIIsual』
48.LAYRUS LOOP『HAPPY BIRTHDAY』
49.椎名林檎『放生会』
50.GEZAN『i ai ORIGINAL SOUNDTRACK』
2024年もたくさんの音楽と出会うことができました。そして、多くの方々にONCANを通してオススメの音楽を伝えることができました。本当にありがとうございます。
2025年も引き続きよろしくお願いいたします!