【新曲レビュー】RYO Weekly Music Selection 6選≪2025/07/23≫

こちらは、私が公式ユーザーを務めるストリーミングサービスの AWAで毎週水曜日に公開される『【邦楽】今週の最新曲』というプレイリストを全曲聞いてオススメの楽曲を紹介しています。今回は、293曲の中からおすすめの6曲を紹介します。ぜひ、新曲と出会うきっかけに。

LiSA「残酷な夜に輝け – Shine in the Cruel Night」

現在大ヒット中の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の主題歌を担当するのは、これまでも数々の「鬼滅の刃」作品を彩ってきたLiSA。先日映画を鑑賞したが、圧巻の映像と迫力、そして心揺さぶるストーリー展開に、思わず涙がこぼれた。

その中で流れるこの楽曲は、まさに作品に寄り添いながらも、その世界観をさらに引き立てている。前半は、鬼の恐ろしさやダークな空気感を感じさせるサウンドが印象的だが、後半には一筋の光が差し込むように楽曲の雰囲気が一変し、希望を感じさせる展開へと進んでいく。6分23秒という尺の中で、映画の持つ壮大なスケールと感情の振れ幅を、LiSAらしい歌声と表現力で見事に描き出した一曲だ。

Aimer「太陽が昇らない世界 – A World Where the Sun Never Rises」

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』のもう一つの主題歌を担当するのは、Aimer。オープニングで流れるこの楽曲は、LiSAの「残酷な夜に輝け」と対をなす存在として、作品全体の世界観を深めている。

無限城という異質な空間、そして鬼の恐ろしさを想起させるようなダークで張り詰めた空気感を、わずか2分50秒という短い尺の中で凝縮。静かに、しかし確実に観客を作品の世界へと引き込む導入となっている。

LiSAとAimer、ふたりのアーティストによって彩られた今作の主題歌は、「鬼滅の刃」の新章を象徴する存在として、今年を代表する楽曲になっていくことだろう。

TOOKAMI「No time for crying」

SPYAIRの元ボーカル・IKEが、新たに結成したバンド「TOOKAMI(トーカミ)」。重厚なロックサウンドと、唯一無二の力強い歌声が響き渡る。

もともとIKEの歌声が大好きだった。そんな彼がまたバンドとして動き出す――これ以上うれしいことはない。期待を胸に楽曲を聴いたとき、その期待を遥かに超える衝撃があった。

心を震わせるような、芯のある熱い歌声。そしてその歌声に拮抗する、重く鋭いバンドサウンド。それらが重なり合い、胸を打つ1曲となっている。

TOOKAMIとしての新たなスタート。これからの活動にも、大きな期待が高まる。

バウンダリー「沼。」

2nd Full Album『ミラクル』の1曲目に収録された「沼。」。SNSでこの曲の歌い出しが使われているのを見かけた時、てっきりそこがサビだと思っていた。けれど、実際に聴いてみると、それは“つかみ”にすぎなかった。

歌い出しから一気に引き込まれ、そこから爽やかで明るいサウンドへと変化していく――この展開こそが、“沼”と名付けられた所以なのかもしれない。気づけば、自然と彼女たちの世界に引き込まれていた。

アルバム全体を通しても、今のバウンダリーが詰まった魅力的な1枚。彼女たちの進化を感じる作品として、ぜひチェックしてほしい。

スプリーガル「鳳仙花」

“5つの音が描く青春ストーリー”。大阪発、平成ポップでキャッチーな5人組ガールズバンド・スプリーガルの新曲「鳳仙花」は、儚く澄んだボーカルと疾走感のあるバンドサウンドが魅力の、夏の匂いを纏った1曲だ。

先日ライブを拝見したが、これまでも何度か観てきた中で、着実な成長を強く実感した。ラストに披露されたこの楽曲は、バンドとしての表現の幅を一段と広げ、色鮮やかなスタイルを確立しつつあることをはっきりと示していたように思う。

これから間違いなくシーンを盛り上げていく存在。今のうちから、ぜひ注目してほしい。

Dolly Varden「Grouper」

オルタナティブロックに各メンバーの多彩なルーツを融合させ、“ロックの新回答”を提示し続けるバンド、Dolly Varden。上半期のインディーズベストソングにも選出したバンドでもある彼らが新曲「Grouper」をリリース。今作は、シティ感漂うおしゃれなサウンドの中に、芯のあるオルタナティブロックのスピリットをしっかりと感じさせてくれる。

おしゃれなのに、しっかりとロック。この両立こそがDolly Vardenの魅力であり、思わず「もっと知りたい」と感じさせてくれる理由だろう。個人的にも、ぜひライブでその空気感を味わってみたいバンドの一つだ。今後の動きに注目したい。

今週のオススメの6曲は以上です。
AWAでは、上記の6曲を含めた30曲を収録したプレイリストを公開しています。

AWAプレイリスト 収録

LiSA「残酷な夜に輝け – Shine in the Cruel Night」
Aimer「太陽が昇らない世界 – A World Where the Sun Never Rises」
Mrs. GREEN APPLE「Carrying Happiness」
RADWIMPS「命題」
あいみょん「いちについて」
緑黄色社会「つづく」
西野カナ「マジカルスターシャインメイクアップ☆」
AKASAKI「四季回生」
PiKi「Tell Me Tell Me ☆」
go!go!vanillas「ダンデライオン」
TOOKAMI「No time for crying」
Nothing’s Carved In Stone「Everything」
Suspended 4th「Advance」
AKB48「Oh my pumpkin!」
UNFAIR RULE「ポニーテール」
竹内アンナ「真昼のランデヴー」
171「変身」
バウンダリー「沼。」
DeNeel「存在A」
SPENSR「Closer」
カラコルムの山々「甘露だらり」
パンク少年「ラベンダー」
MEITEI SIKKU「シグナルアウト」
スプリーガル「鳳仙花」
美侑「chaser」
Dolly Varden「Grouper」
modern times Bloom「Timeline」
リリィ、さよなら。「起き抜けのラブソング feat. 江嶋綾恵梨」
サブマリンオルカ号「ゴーゴー!オルカゴー!」
Room97「プロキシー」

プレイリストはこちら
https://mf.awa.fm/3U18Fnn

今週も読んでいただきありがとうございました。来週もお楽しみに!